無理な残業やパワハラなどで、最近は自殺や退社に追い込まれる人が増え、企業名の前にブラックが付けば、人材不足の折から労務倒産に、至るケースも少なくない。
しかし仕事は深夜で内容はかなりハードで、体力に自信がある若者でないと、勤まらないのが長浜にある鮮魚市場で、中でも仲買と呼ばれているアキラ水産は、大きいだけに扱う魚も半端でなく、仕事はかなりきつい。
そんな会社に大分県から、高卒の男の子が3年前に入社したら、今年は自分の弟と従兄弟が入社する話を、私に一足早い忘年会の席で話してくれた。
確かにきついが給与は税込みで27万円支給され、税金や社会保険に健康保険が引かれ、桜坂の寮であるワンルームの家賃を引かれ、21歳の若者の手取りは19万円らしい。
忘年会の席ではあったが、21歳の若者は熱く夢を語ってくれた夜になり、暖かい気持ちで家路についた。
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