日本国民は誰もが投票権を持っているが、その持っている1票の重みが違うと、不満が出てくるのは当然で、最高裁の判例もあって政府も考え直し、やっと重い腰を上げて区割りの再編に着手、4月末には新しい選挙区が発表される。
福岡県内には11の小選挙区があり、この数が増減することはないといわれているが、福岡市を中心にした新しい選挙区割りには、先生方の関心も高く様々な情報が飛び交っており、中でも現在自民党内部でささやかれている案は、非常に奇抜で面白い。
ただし、有権者数を改めて計算し直すと、選挙区によっては55万票VS53万票の選挙区も出てくるため、あくまでも1つの案、それも奇抜な案ということで了承していただきたい。
奇抜な案に話を戻そう。
現在福岡1区に組み込まれている東区を福岡4区に編入、その代わり4区だった粕屋郡の須恵町、志免町、宇美町の3町を5区に移し、さらに5区だった朝倉市や朝倉郡を6区に組み替える。
そして福岡1区で残っている博多区に、旧福岡2区の中央区を合体させて、新しい福岡1区とし、南区と城南区だけで新しい福岡2区を形成するというのが奇抜な案だ。
奇抜な案を再掲すると
福岡1区:中央区、博多区
福岡2区:南区、城南区
福岡4区:東区、宗像市、福津市、古賀市、新宮町、久山町、粕屋町、篠栗町
福岡5区:須恵町、志免町、宇美町、春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町
福岡6区:朝倉市、筑前町、東峰村、久留米市、大川市、小郡市、うきは市、大刀洗町、大木町
これにより、旧福岡1区選出の井上貴博議員と、旧福岡2区の鬼木誠議員が衝突し、そこに福岡市長を辞職した高島宗一郎氏が無所属で立候補、漁夫の利を得て当選するという噂が流れ始めたから穏やかではない。
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