ジンクスは侮れない [2021年9月4日14:41更新]

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魑魅魍魎の住む政界のジンクスに、日本国内のオリンピックイヤーには、時の首相が辞任というものがあるそうだ。
本来ならオリンピック開催は2020年、安倍総理が辞任をしており、ある意味ジンクスは当たっていた、がそれで終わりではなかった。

コロナ失政続きで窮地に追い込まれた菅総理、急ぎ岸田氏の対抗策として打ち出したのが、二階幹事長切りの秘策だった。
総裁選前の党役員人事案と内閣改造案は、自民内部からの反発により潰されたが、その最たるものは 小泉進次郎環境相の官房長官抜擢案とも囁かれている。
いつから小泉氏が 直接総理に進言する立場だったか定かではないが、ここに来て 4日連続で菅総理と面会しており、人事の目玉として説得されていたと思われる。

さすがに日本国政府のスポークスマンを ポエマーに任せることはできないと、党内からブレーキがかかったようだ。(小泉氏もよく内輪の話をペラペラ話したものだ。)

そのような ごく当たり前の判断もできないほど、菅総理は追い込まれ、憔悴していたのではなかろうか。
菅総理は、二階幹事長と安倍前総理から支持を取り付けた辺りまでは 再選を確信していたと思われるが、岸田氏の立候補表明からわずか9日間で辞任に追い込まれた。

本来は2020年、延期されて実際のオリンピックイヤーは2021年、やはりジンクスは侮れなかった。