福岡1区、どうなる? [2014年11月29日18:25更新]

~2年前の選挙がまだ尾を引いている~

アベノミクスに酔いしれた安倍総理は、中小企業経営者の苦しみなどへは理解が及ばないまま、大義の見いだせない年末総選挙に向けて走り出した。

2年前の総選挙では、井上貴博氏と新開ゆうじ氏が、福岡1区の公認を激しく争った経緯があるため、井上貴博氏は小選挙区で、新開ゆうじ氏は比例区で、ともにめでたく初当選したものの、今でもその当時のしこりが残っている。

しかし今回は、先日開かれた新開ゆうじ氏の政経パーティにおいて、後ろ盾になっている自民党実力者古賀誠氏が挨拶の中で、

先の総選挙で新開ゆうじ氏を比例に回したことを、強く反省した挨拶が記憶に残っている。

自民党本部は数日前に全国の第1次公認候補者名を発表したが、福岡は第2区から第11区までの10名が公認されたものの、第1区だけはまだ発表されていない。

そのため3日後には公示となり、選挙戦が始まるにもかかわらず、関係者は動くに動けない場台で、胃の痛む思いをしているようだ。

あくまでも噂に過ぎないが、自民党本部は2人とも公認せず、無所属で出馬させて、当選した方を自民党所属として扱うとの情報も流れている。

仮に2人の保守系候補が熾烈な戦いを演じることにでもなれば、漁夫の利で民主党の山本剛正氏にも勝機が見えてくる。