福岡でも緊急事態宣言が発出され、ホテル業界にとっても再び大きな痛手となった。
そのような中、福岡市中央区のタカクラホテルが今月末で、50年余りの歴史に幕を閉じることになった。
同ホテルは小さいながらも宴会場を備えた地場シティホテルの草分けで、先代の時に県議会議員宿舎があった隣接地を買収して増築し、営業を拡大して売上を維持してきたが、今回のコロナ禍による売上激減で、代表の高倉照矢氏が決断したようだ。
県内のコロナ感染者も連日300人を超える状況で、福岡市民の日常生活は委縮し、特に中洲の灯も消え、都心部全体が暗くなった気がする。
現状を見る限り、福岡に人の流れが戻ってくるのは相当先になり、今後もホテルの廃業が続くことが予想される。
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タカクラホテル自主廃業
宗像で話題の建物
宗像市の神湊に、リゾート型分譲マンションとホテルを併合した建物がある。
開業当初はホテルの営業も順調であったが、時代に合った経営とリニューアルに後れを取り、最近は老朽化で消防設備の不備も指摘されている。
入居している住民同士のトラブルが絶えず、これまでパトカーが60回程出動したとの噂まである。
トラブルの理由は、マンションの区分所有者で構成する管理組合がホテルの経営権を有しており、ホテルの売却を巡って主導権争いが過熱していることである。
最近は都市部の住居を追われた暴力団が転居してくる情報もあるところから、福岡県警も注目していると聞く。
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福岡のホテル事情
福岡ではインバウンドを見込み、後発ながら多くの観光バス会社や小規模のホテル開業ラッシュが続いていたが、今回の新型コロナウイルスの影響で旅行関連企業の売上は激減している。
特にホテルに関しては、開業に至るまでの不動産取得から建設費など設備投資が大きく、全て自前の資金で建設開業していれば良いが、ここ数年でオープンしている多くのホテルは、金融機関や何らかの借り入れで資金を調達しているのが現実、非常に苦しい状況に追い込まれている。
非常事態宣言が解除されたとしても、宿泊客が直ぐに戻るとは思えず、特に資金負担が重い福岡市内のホテルは苦しい状況だけに、格安の売り物件が放出されるのを、資金を既に準備して待っている企業もいるようだ。
消防法令違反で営業続けるホテル
毎日新聞が2月11日付朝刊で、宗像市のホテルが消防法令などの違反を指摘されながら、改善をせず営業を続けていると報じた。
そのホテルは、宗像リゾートホテル(宗像市神湊651−2)であるが、一部の階で自動火災報知設備の故障、火災を知らせる館内放送など非常警報設備の故障、各階の防火戸が腐食により開閉困難など、少なくとも平成28年から消防から指摘を受けているが、経営難で改修費用を捻出できていないのが実情のようだ。
記事によると、同ホテルの経営者は取材に対し「危険な状況とは思っていない」と述べたそうだが、その根拠は不明である。
消防法令では、防火設備の「未設置」については公表することになっているそうだが、「故障」については公表対象となっていないという。
防火設備の故障中に火災が起きた場合、被災して不利益を被るのはホテルの利用者である。
消防署は、防火設備が故障しているという状況を把握している以上、利用者の命を守るという視点から、法令から一歩踏み込んでその事実を公表すべきである。
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宗像リゾートホテルにパトカー出動
1月18日の午後1時頃、宗像市神湊の宗像リゾートホテルにパトカー5台が集結する騒ぎがあった。
同ホテルではホテルの所有権を巡り、以前より区分所有者間のトラブルがあった。
臨時集会の場所となった同ホテル内の「日台文化交流会館」の看板が掲げてある部屋の前で怒号が飛び交い、隣の宴会場にいた女性客は、暴力団の抗争かと思ったと不安そうに話した。
当ホテルは、日本と台湾の文化交流拠点が新設されたとして、1月10日の西日本新聞と読売新聞が報じたばかり。
6~7人の警察官が駆けつけ怪我人もなく騒ぎは収まったが、火種は残っており今後のホテル営業にも影響が出そうだ。
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福岡市の空き地・空きビルGENBA 情報
【建築物の名称】(仮称)博多区中洲5丁目ホテルプロジェクト新築工事
【敷地の地名地番】福岡市博多区中洲5丁目55番地
【建築主】株式会社 日本エスコン(東京都千代田区)
【設計者】(株)傳設計(福岡市東区)
豊和銀行 福岡支店跡地。
天神橋口より昭和通りを東へ約500〜600m。那珂川を渡って直ぐ右側。
隣は「変なホテル」。 2019年2月8日現在
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博多駅に新しい西鉄ブランドのホテルが登場!
「西鉄イン博多」を全面的にリニューアルし、コンセプト型ホテル「西鉄ホテルクルーム博多」にブランドチェンジしました。
ブランド名の「CROOM」は、
・COMMUNICATION(交流)
・CHEERFUL(快活な、元気のいい)
・COMFORTABLE(快適な、気持ちの良い)
・CREATIVE(創造的な)
の「C」を意味し、「交流が生まれる活き活きとした空間」「創造性が生まれる快適な空間」をつくり「旅先の家」のような空間で宿泊客を“くるむホテル”を表現されました。
入って驚くのが、ロビーエリア。
気軽に話せるソファエリア、簡単な作業ができるテーブルエリアがあり、複合機やパソコン、ドリンクコーナーも備わっていました。
さらに、情報発信エリアでは大きなマップにおすすめの観光スポットが紹介されてパンフレットなども置かれています。iPadを複数台置き、宿泊者がきままに調べることもできるようになっています。
近年、急速に増えている訪日外国人に向けた英語対応などもされており、数日宿泊しても快適に過ごせるような空間がつくられていました。
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西鉄ホテルクルーム博多(https://nnr-h.com/croom/hakata/ )
〒812-0011 福岡市博多区博多駅前1-17-6
TEL:092-413-5454 FAX:092-413-5466
MAIL: croom-hakata@hotels.nnr.co.jp
⇒追加情報
2019年1月30日、西鉄ホテルクルームの2号店が愛知県の名古屋市にオープン予定です。
詳しくはこちらhttp://www.nishitetsu.co.jp/release/2018/18_072.pdf
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福岡市で11月以降に着工されるビジネスホテル
福岡市で毎月2回公表されている、建築計画を公表する標識設置届出状況を見ると、建築案件はマンションと木造アパートとホテルの3つに大別される。
10月と11月に公表されたホテル建築計画と、事業主体は以下の通り。
【10月】
●JR西日本不動産開発㈱
仮称・博多駅前NKビル
11階建・延床面積4462.56㎡
着工・平成29年11月
建築・イチケン
●東宝
仮称・天神東宝ビル
12階建・延床面積7624.62㎡
着工・平成30年1月
建築・竹中工務店
●HISホテルホールディングス㈱
仮称・福岡中洲5丁目ホテル
8階建・延床面積2942.18㎡
着工・平成29年12月
建築・大和ハウス工業
【11月】
●㈱ウェルホールディングス
仮称・ホテルウェルブライト大博町
5階建・延床面積816.76㎡
着工・平成30年2月
●㈱TAKADA(太宰府市通古賀)
仮称・春吉2丁目ホテル計画
4階建・延床面積797.08㎡
着工・平成29年11月
●大和情報サービス㈱
仮称・FP HOTELS福岡博多キャナルシティ前
8階建・延床面積1437.86㎡
着工・平成30年1月
●アーバンライフスタイルホスピタリティ㈱
仮称・HAKATA冷泉町
5階建・延床面積969.37㎡
着工・平成30年1月