福岡2区 鬼木誠氏比例復活!

28日に行われた衆議院総選挙、当初から激戦が予想されていた福岡2区。

これまで4期連続の当選を果たして来た鬼木誠防衛副大臣だったが、投票日まで1週間を切ったタイミングで「裏金議員に2000万円」が大きく報道され、鬼木氏は「裏金」も全く無い候補者であったが無党派層はもちろん、自民党支持層にも大きく影響し小選挙区で苦杯を喫する結果となった。

しかし、その様な状況の中でも86,698票を獲得、見事に比例での当選を勝ち取った。

県議10年、衆議院議員4期12年を一度も落選することなく勝ち続けて来た鬼木誠氏。

その誠実で真面目な政治活動を見て来た有権者からは、小選挙区で負けたショックはあったと思われるが、今後はこれを糧に更に地元を固め「強い鬼木誠」になって欲しいとの声が届いている。



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維新参戦で三つ巴

解散風が吹く中、日本維新の会が衆議院福岡5区に元県議会議員(春日市選挙区)の松尾嘉三氏(54)を擁立する方針と報じられた。
松尾氏は 4月の統一地方選で県議4選を目指すも惜敗、その後 自民党を離党し維新から国政挑戦を決めた。

前回 第49回(2021年)は自民 現職 原田義昭元環境相と立憲 新人 堤かなめ氏の一騎打ちだったが、選考段階の保守分裂が影響し原田氏への支持が広がらず堤氏が競り勝った。
今回 まだ候補者が出揃ったわけではないが、自民・立憲・維新の3つ巴戦として予想してみる。

自民党は 元県議会議長の栗原渉氏(57)が準備を進めている。
これまで11万票を下回ることはなかったが、前回の保守分裂のしこりが残っている上に、4月の統一地方選では軒並み自民が票を減らしており、油断すると10万票を切ることも考えられる。

民主系(希望・立憲)は、その時々で票の振れ幅が大きく、今回は維新が浮動票の受け皿になるため 堤氏にとって前回より厳しい選挙になるだろう。
減らすにしてもどの辺で食い止めるかであるが、10万票台なら勝ち負け、8万票まで減らすと比例復活も難しい。

維新の得票数については第46回(2012年)の選挙が参考になる。
橋下ブームに乗り、維新新人で落下傘候補の吉田俊之氏が 4万6416票を獲得、目下の維新の勢いは当時を思い起こさせる。
選挙区で勝利するまでにはいかないが、松尾氏が5万票前後を獲得すれば 比例復活する可能性はじゅうぶんにあるだろう。