8月末に九州を襲った台風10号の影響で、市内では百貨店を始め多くの飲食店などが臨時休業を余儀なくされた。
29日の午後から公共交通機関などが相次いで運休、30日も計画運休に伴い臨時休業も発表され、月末金曜日の昼食に困った人も多かった様だ。
困ったときの神頼みを思い出し、半ば諦めながらも筥崎宮の参拝を兼ねて、筥崎宮近くのうどん屋「三勝」を訪ねてみると、有難いことに店にはしっかりと暖簾が出されており、友人と2人で早めの昼食を食べたのは言うまでもない。
働き方改革が進む日本にあって、家族経営ならではの第1・第3日曜日の月2回しか休みを取らずに頑張っているうどん屋「三勝」は流石である。
ずっと猛暑日が続いていたが、台風の暴風雨で冷えた身体には昆布といりこで採った美味しい出汁が心地よく、やわもち触感のうどんも最高だった。
9月になれば小さい頃から聞いていた、「な~しも、か~きも放生会」のお祭りが始まるが、町人文化連盟が主催で企画されている「幕出し」の案内も届いており、お腹いっぱいで満足した昼下がり、秋の足音が聞こえて来るようだった。
~うどん「三勝」~
住所 福岡市東区馬出5-36-1
電話 092-651-6119
アクセス 箱崎宮前駅から徒歩3分
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台風にも負けない・うどん「三勝」
うどん三勝
筆者は昭和のバブルを経験したモーレツ社員の生き残りであるが、博多っ子だけに幼少期からラーメンよりうどんをよく食べて来たが、今でも変わらず美味しそうなうどん屋を見つけると思わず飛び込んでしまう。
たまたま通りかかった筥崎宮近くに、昭和28年創業のうどん店「三勝」を発見し、迷うことなく食してみると昆布といりこでとった出汁や、やわもち食感の麺も博多っ子好み。美味しさはもちろん価格も非常にリーズナブルで直ぐに感動し次第に通う回数も多くなって来た。
店名の「三勝」が気になりその由来を店主に聞くと、飲食業は「味」「量」「サービス」の三点が大事としていた創業者の考えから、店名にしるし常日頃から真剣に考え疎かにしない様に「三勝」と決められた様だ。
今だにその家訓は受け継がれており、現在も店主とその家族で店を切り盛りし、出前にも店主がバイクで対応、店休日も第1・第3日曜日の月2回だけ、祭日も営業している。その「味・量・サービス」が勝っている「三勝」には、ランチタイムなど客が途切れる事なく訪れている人気店だ。
日本企業の大多数は中小零細企業で、従来から創業の原点である労働力は家族、親族、社員で賄われ、社員においても家族同様の付き合いが長年に亘って戦力となっていた。
しかし最近は、社員はもちろん身内においても、休暇が少ない上に長時間労働が敬遠され、自身のライフワークを重視する傾向となり、そのための仕事選びが主になったことで、後継者不在の中小零細企業も多くなっている。また、その中でも自由を求めるあまり義務を忘れて権利ばかりを主張する社会人も多くなってきた気がする。
日本は小さな島国で原材料やエネルギー源が乏しかっただけに、勤勉な労働力に支えられて成長してきたが、この歪を早く修正しないと元気と笑顔に満ち溢れた日本は遠くなるような気がする。
一度「三勝」に食事に行くと、一杯のうどんが働くことの喜びを教えてくれ、更に働くことのエネルギーになるだろう。
~うどん「三勝」~
福岡市東区馬出5-36-1
電話092-651-6119
アクセス 筥崎宮前駅から徒歩3分
豆まき
毎年1月末になると、櫛田神社の氏子で祇園山笠の役員を務める ㈱まつい工務店の松井社長から 小さなマスに入った豆が届き、我が家で豆まきをするのが年中行事となっている。
祭り好きで知られる博多っ子だが、コロナの影響で 各神社の恒例の祭りが次々と中止に追い込まれている。
最近は、西日本一と言われる中洲のネオンも消えた有り様で、福岡市全体が暗く活気が感じられない街になった。
先日、筥崎宮の田村宮司にお会いした際、「2年間 放生会は中止に追い込まれているので、伝統を守るという意味からも今年は是非とも行いたい」という話を聞いた。
早くコロナが終息し、福博の街に元気が戻ることを豆まきをしながら願った。
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放生会
筥崎宮・新宮司就任祝賀会
新年の「玉せせり」や秋の訪れを知らせる「放生会」などで知られる筥崎宮は、福岡市民にとって身近な神社である。
その筥崎宮の57代宮司に田村邦明氏が就任、56代宮司の田村靖邦氏が名誉宮司に就任した祝賀会が、市内博多区のホテルで開催され、地元財界からも大勢の人が出席し盛会となった。
12月に博多座で開催される「第29回博多をどり」を控えた「博多検番芸妓衆」の祝舞の後、太宰府天満宮の最高顧問西高辻信良氏の祝辞と、日本野球界を代表する王貞治氏の乾杯の音頭で始まり、終始和やかな雰囲気の会であった。
筥崎宮氏子の皆さんの心温まるおもてなしに、実に清々しい気持ちで会場を後にした。
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筥崎宮・新宮司に田村邦明氏
筥崎宮(福岡市東区)の新宮司に田村邦明氏が就任した。4月1日付。昭和61年から宮司を務めた田村靖邦氏は退任し、名誉宮司に就任する。
筥崎宮は岩清水八幡宮(京都府八幡市)、宇佐八幡宮(大分県宇佐市)とともに日本三大八幡のひとつに数えられ、主祭神として応神天皇がお祀りされている。鎌倉時代の元寇の際、亀山上皇が「敵国降伏」を祈願し、神風を吹いて国を護ったことから、必勝祈願の社としても知られている。
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筥崎めぐり その1
梅雨空が広がり、どんよりとした昼下がり、久しぶりに筥崎界隈を散策してみると、楽しい店がいっぱい。皆様にちょっとだけ御紹介いたしましょう。
「パン・ナガタ 箱崎店」
レトロな雰囲気を醸し出す店舗は、ここだけ昭和の世界にタイムスリップしたよう。
でも実は春日市に「パン・ナガタ」という本店があり、他に那珂川とアクロス福岡に店舗があるそうです。
店内に入ってみるとショーケースにズラッとパンが並んでいます。何十種類とありますが、パン屋さんでは珍しい対面式で、店員さんに言うと取ってくれます。
また2階にはイートインスペースもあるので、筥崎宮へのお参りがてら休憩するのもおすすめです。
ちなみに水とコーヒーが無料でもらえるサービスもありますよ!
「パン・ナガタ 箱崎店」
営業 :8:00~19:00
住所 :福岡市東区箱崎1-44-20(https://goo.gl/maps/WSFdSTg3aqz )
TEL :092-643-8680
定休日:第一火曜日、お盆、年末年始
HP :http://www.pannagata.com/
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~アルキニストゆうの道~ 筥崎宮あじさいまつりその4
6月のあじさいまつりに合わせて開催している菩提樹まつり。
菩提樹がある恵光院は、1587年、千利休が茶会を開き、豊臣秀吉を招いたとされる寺院です。筥崎宮の社坊である座主坊の末寺。黒田忠之(福岡藩二代藩主)の開基により1624~1644年に建立されました。
明治初期の廃仏毀釈のとき、筥崎宮周辺の格社坊が廃滅する中、恵光院は難を逃れ各社棒にあった仏教関係の品を移して守ったとのこと。筥崎宮社坊の中で唯一残る寺院で当時の神仏習合時代の歴史を知れる場所でもあります。
筥崎宮で開催されている「あじさいまつり」。6月30日まで開催中。
開苑時間:9:30~17:00(期間中は無休)
入苑料 :300円(保護者同伴の場合は、中学生以下無料)
サイト :http://www.hakozakigu.or.jp/news/154.htm
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~アルキニストゆうの道~ 筥崎宮あじさいまつりその3
筥崎宮の社坊である「恵光院(えこういん)」は菩提樹(ぼだいじゅ)の名所。
あじさいまつりと合わせて菩提樹の見頃も迎え、淡い黄色の花々は甘い香りを境内に広げています。見頃は6月10日頃まで。
臨済宗を開祖した明菴栄西(みょうあんえいさい)が中国の天台山にあった菩提樹を日本に持ち帰り、インドの菩提樹の代用として寺院の境内に多く植えられました。
10月頃になる実が直径7,8mmの球体で念珠の材料になるため菩提樹と呼ばれています。
「恵光院の菩提樹」
入場料:無料
サイト:http://www.hakozakigu.or.jp/hanameguri/#hana3
「あじさいまつり」
開苑時間:9:30~17:00(期間中は無休)
入苑料 :300円(保護者同伴の場合は、中学生以下無料)
サイト :http://www.hakozakigu.or.jp/news/154.htm
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~アルキニストゆうの道~ 筥崎宮あじさいまつりその2
筥崎宮で開催されている「あじさいまつり」(「その1 http://www.fk-shinbun.co.jp/?p=20811 」をご覧ください)。
あじさいが咲いている「あじさい苑」は、平成の御大典を記念して平成3年に筥崎宮の西奥につくられた神苑です。
筥崎宮には、参道途中に「神苑花庭園」があります。こちらは、天正15(1587)年の豊臣秀吉が箱崎で開いた大茶会をから400年経ったこと、地下鉄貝塚線の「箱崎宮前駅」開通などを記念して昭和62(1987)年4月開園しました。園内には四季折々の花々が見られます。ぼたんや梅、しだれ桜、シャクヤク、ナンジャモンジャなどを見ることができます。この季節は、ユリがきれいに咲いています。
「あじさいまつり」
開苑時間:9:30~17:00(期間中は無休)
入苑料 :300円(保護者同伴の場合は、中学生以下無料)
サイト : http://www.hakozakigu.or.jp/news/154.htm
~アルキニストゆうの道~ 筥崎宮あじさいまつりその1
梅雨に入るも心地よい天気が続く中、東区の筥崎宮にて「あじさいまつり」が開催されました。 約3,500種類ものあじさいを苑内の遊歩道を歩きながら楽しむことができます。
いわゆる“あじさい”でイメージする丸みを帯びたものだけでなく、花びらのように広がるもの、モコモコとしているものなどなど、色彩や形もそれぞれで「次はどんなあじさいが見られるかな?」と楽しみにしながら歩けます。
「あじさいまつり」
開苑時間:9:30~17:00(期間中は無休)
入苑料 :300円(保護者同伴の場合は、中学生以下無料)
サイト :http://www.hakozakigu.or.jp/news/154.htm
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筥崎宮 ~ 放生会の幕出し
お盆も終わり、一息ついていたところに、筥崎宮から「放生会 幕出し」の案内状が届いた。
「筥崎宮放生会」は、「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」という、1000年以上続く祭りであり神事、そして「幕出し」はお祭り好きな博多の旦那衆が、箱崎浜の松原の一部を幔幕で仕切って、商家や町内ごとに宴会を楽しんだのが始まりといわれており、一方では博多山笠の期間中、店や家庭をかえりみず、好きなことばかりしてきた旦那衆に、ごりょんさんが新しい着物をねだって買ってもらい、お披露目する場であるともいわれている。
新ショウガや「梨も柿も放生会」で知られた「筥崎宮放生会」は、9月12日から18日まで開かれ、参道には多くの露天夜店が出ている。
戦後まもなく廃れていたが、博多町人文化連盟の方々が復活させた「放生会 幕出し」、今では筥崎宮が音頭を取り、振交会世話人を中心に毎年、境内の「清明殿」で、地元財界人が多数参加して盛大に行なわれている。
日中はまだまだ暑いが、朝夕は過ぎし易くなっており、秋はすぐそこまで来た。
台湾製大型観光バス~筥崎宮境内でお披露目
博洋自動車㈱(粕屋郡須恵町 吉田佳史代表)は、台湾の自動車メーカー、ジャーマモータースに発注していた大型観光バスが完成、輸入されたため、先日6月22日東区筥崎宮境内で、関係者や報道陣を集めて発表会が行われた。
会場の筥崎宮には多くの関係者が早くから集まり、車内で行われた今後の計画などの説明にも質問が寄せられ、台湾製バスに対する関心の高さが示されていた。
詳細をお知りになりたい方は、下記までお問い合わせください。
●問い合わせ
博洋自動車㈱
本社:粕屋郡須恵町植木1425-1
TEL:092-937-7557
FAX:092-937-7600
Mail:hakuyo.y.yoshida@gmail.com
屋台・花山
料理雑誌「dancyu」7月号の表紙は、福岡の筥崎宮境内で営業している屋台の「花山」だったから、嬉しかった。
「花山」は大学を卒業して初めて行った屋台で、焼き鳥の皿に柚子胡椒が付いており、これで焼き鳥を食べたら非常に美味しかったので、以来我が家では冷蔵庫に柚子胡椒を複数個常備しており、時には客への土産に利用している。
また屋台「花山」には、珍しい座敷の離れ屋台もあるが、屋台の魅力はなんと言っても席を譲り合い、隣りの客と気軽に会話するのが楽しいもので、「dancyu」の中の写真の親父は二代目と思うが、いつまでも元気で店を続けていってもらいたいものだ。
それと、飲んだあとの締めにラーメンを食べられるのも「花山」の魅力で、近くには、焼き鳥の老舗として繁盛している「本家 藤よし」もあり、今から久しぶりに繰り出してみようと思う。
筥崎宮名物・おはじき
田舎の神社では人口減少と高齢化が進み、祭りなどの神事が行ないにくくなり衰退していく中で、博多三大祭りの一つ、筥崎宮の「放生会」は、昔ながらの夜店が数多く出店し、大勢の参拝客で賑わっている。
例年9月12日から始まる初日に売り出される名物の「おはじき」は、テーマを決めて博多人形師が毎年1200個を製作しているが、ネットでの転売などいろいろなトラブルが発生しているため、販売が注視になったとニュースで報じられていた。
製作している博多人形師の高齢化と、人手不足も問題となっているが、近くには九州産業大学があり、芸術系の学部もあり、いろいろな分野の学生もいるはずで、興味がある学生に製作を協力してもらうのも一つの方法だと思うのだが。
学生時代に「おはじき」を作り、その傍らで博多人形の製作に興味を持ち、大学を卒業してから、新しく博多人形製作に挑戦してもらえば、後継者不足の解消にもなるのではないだろうか。
筥崎宮~パワースポット
福岡市東区にある筥崎宮は、大分の宇佐神宮、京都の石清水八幡宮とともに、日本三大八幡宮の一つに数えられる、由緒ある神社だと改めて思い知った。
正月三日に行われる玉取祭や、チャンポンなどで有名な放生会などには毎年参詣しているが、氏子ではないので毎月お参りすることは無い。
ところが建設関係の公共工事営業担当者が、最近密かに参詣しているとの噂を聞き、何か御利益があるのか不思議に思い、筥崎宮に問い合わせてみたが、確かな回答は得られなかった。
そこで懇意にしている建設会社社員を、食事に誘って一杯呑みながら話を聞いてみると、困った時の神頼みで、筥崎宮本殿の右側にある「湧出石」の事を知り、一度入札の前に参詣して石を撫でたところ、上手くいったらしい。
柳の下に2匹目のドジョウはいないだろうとは思いながらも、筥崎宮に再度お参りし、「湧出石」を撫でた後に入札へ参加すると、同札でクジになり、当り札を見事引き当てたと言う。
会社の同僚にこれを喋ったところ、次から次に話が伝わった模様で、本人は今でも入札の前には必ず参詣しているとのことだったが、その話す様子は自信に溢れていたのには驚いた。
入札が何度か成功すれば自信になり、この自信が営業社員には必要で、さらに自信を持ち続けることが大切である。
福岡市に住んでいながら、筥崎宮のパワースポットを利用しない手は無く、今度から「湧出石」を必ず撫でることにしよう。
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