福岡第3区~民進党の候補者は誰?

今年も師走に入り、政治家の先生方、特に年明け早々にも解散が噂される衆議院の先生方は、慌しさが一段と増しているのではないだろうかと想像するが、最大野党を自負する民進党、少々解せないところがある。

先日、西区の経営者との間で話題になったのが、民進党は福岡3区から誰が立候補するのだろう、ということだった。
福岡2区は稲富修二氏が、中央区や城南区、南区の主要場所で毎朝、辻立ちを熱心に行っているから、名前はよく通っている。
ところが、福岡1区と福岡3区は悲しいかな、名前も聞こえてこない。
福岡1区は前回の選挙で福岡8区から国替えとなった、山本剛正氏が次回も立候補するだろうということは想像できるが、福岡3区は半年ほど前に新聞紙面の地方版で、誰かが立候補するという記事を見たような気がするが、まったく記憶がない。

民進党福岡3区で検索すると、山内康一氏(33)がどうやら立候補するようで、ホームページはほぼ毎日更新されている。
さて、どうだろう。
今の時代にSNSで発信するのは当たり前だが、政策や略歴はホームページに書いてあるから見てくださいではだめだろう。
ヒラリー・クリントン候補は1年近い選挙運動の中で、政策を語ることは少なかったようで、公式ホームページを見て欲しい、といっていたそうな。

民進党の面々が大嫌いな小沢一郎氏の得意なドブ板選挙を徹底しないと、簡単にいえば、稲富修二候補者のように辻立ちやミニ集会で、顔や人となりをアピールしないと、有権者の支持は得られないだろう。
福岡3区で古賀篤議員のポスターを見ることはあっても、山内康一氏のポスターを見たことは無い。

書き手である、オマエの頭が悪すぎる、と突っ込まれそうだが、2回目に名前を書こうとしたが、出てこなかった。

初心忘れずに~議員の皆さん

統一地方選挙が終わって来年の春は丸2年が経過、地方議員の先生方は次の選挙に、それぞれが決断して準備に入るはずだが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」の言葉があるように、2年を経過すると大半の先生方が選挙期間中に行なった運動を忘れている。

選挙が近くなると交差点角には、多くの候補者が旗を持って通勤途中の有権者に挨拶しており、選挙が終わった1週間程度まではお礼を兼ねて、数名の候補者が立っているのを見たことはある。

だが前回の選挙から1年半が経過した現在でも、南区のはずれから車で通勤している途中、朝の辻立ちを見るのは、市議会議員では共産党の堀内徹夫氏、県議会議員の樋口明氏、国会議員では落選した稲富修二氏の3名だけだ。


堀内徹夫議員は共産党所属で1年生議員だから朝立ちは理解できるし、稲富修二氏は落選しているだけに、常在戦場でこれも理解できるが、樋口明県議会議員は4期生で自民党や議会での要職にも就いていることから、辻立ちしている姿を見るたびに感心させられる。


一度決めたらずっと続ける、この「鉈の力強さ」が樋口明議員の持ち味であり、着実にもう一段、階段を上がることだろう。


 

いなとみ修二氏~さらなる挑戦!

 選挙前になると朝の通勤時間帯で四つ角に立ち、シンボルカラーの上着やタスキをかけた立候補予定者が、名前の浸透を図るために手を振ったり、頭を下げている姿をよく見かける。
ところが選挙が終わってからの数日間は、お礼の挨拶をするために立っていることはあっても、1ヶ月も過ぎれば街頭からは姿を消すのが普通だ。
平成21年の衆議院選挙で当選したものの、その後の24年と26年の総選挙では苦杯をなめた、いなとみ修二氏は今でも2区の選挙区内で、ほぼ毎日朝7時から辻立ちしている。
そのいなとみ修二氏が、朝の辻立ちの際に配布している「稲NEWS10月号」で、11月8日に行われる福岡マラソンに初挑戦することを宣言し、時間が許す限り練習に励んでいるというから恐れ入る。
走ることを始めてから新しい友人も増えていると聞かれ、二度の落選を経験しながら前向きで、次なる目標を掲げてフルマラソンに挑戦するという、その心意気たるや、実に見上げたものだ。


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ニアミス

 ~動き始めた市長選挙~

投開票日まで1ヶ月を切った福岡市長選挙だが、10月17日早朝に南区野間四つ角で、朝立ちの場所取りを巡って、現職の高島宗一郎氏と前市議の北島雄二郎氏がニアミスする場面があった。

南区選出の市議会議員や秘書などを、殿様気分で引き連れた現職の高島宗一郎市長は、有権者に頭を下げ盛んに手を振っていたが、反応は鈍かったようにも思える。

前市議の北島雄二郎氏に気が付いた市議の一人が、駆け寄って事情を説明した模様で、そこは大人の北島氏だけに即座に場所を西鉄高宮駅前に変え、爽やかに有権者に挨拶していたのが、非常に印象的であった。

前回の市長選挙で中央区に設けた、高島宗一郎氏の選挙事務所には、筑豊が地盤の国会議員秘書や、北九州市の県議会議員、さらには企業の代表が連日手弁当で押し掛け、我が物顔で闊歩している姿が今でも記憶に残っている。

前回同様に今回も北九州市から、県議会議員を先頭に大挙して運動員が来るのか、福岡地元県議会議員や市議会議員の姿が見えず、異様な雰囲気の不思議な選挙事務所になる可能性もある。

確かに自民党の推薦は受けているものの、現職は日頃から目は中央に向いており、議会軽視の言動から誰も真剣に選挙運動をしているような節は見られず、面従腹背を文字通り実行しているような選挙運動で、げに恐ろしきは政治の世界だ。 続きを読む