為替は安定し株価も上昇していると、数値を示しながらマスコミは、アベノミクスは成功していると、ちょうちん記事を掲げていたが、日本政府が発表している数字は、半数近くが誰かの一言で忖度が働き、偽装されているのが判明しつつある。
問題が発覚してから国会は閉会中だが、厚生労働委員会で閉会中審査が行われて、報告書の内容について審議されているものの、監察委員の構成や調査の内容が、余りにも出鱈目で国家公務員の、資質を疑いたくなった。
泥棒に泥棒を捕まえろと言っても、捕まらないのが当然で似た様な事を、根本匠厚労相が委員会で答弁しているが、僅か3日で調査のやり直しとは情けない。
続きを読む
タグ別アーカイブ: 閉会中審査
統計にも忖度
無い無いづくしの、閉会中審査答弁
論理的な答弁が出来ないと、予てより陰口をたたかれていた安倍総理は、上から目線の高飛車な答弁しか出来なかったが、毎日新聞の世論調査で支持率が26%に下落すると、国民の目を気にしてか、閉会中審査に出席するなど態度を豹変させ、言葉使いも変えた。
ところが一緒に出席した参考人はいずれも、野党の質問に対して「記録に無い」「記憶に無い」の連続で、「よくもまあこれで総理大臣の側近が務まったものだ」と驚きの連続で、終いには無性に腹が立ってきた。
安倍総理は確かに丁寧な言葉使いだったが、あの程度の答弁で内閣支持率が回復するとでも思っているのだろうか。
国民を馬鹿にするにもほどがあり、あれでは読売新聞や産経新聞の世論調査でも20%台に下落するだろう。
昨日は土用の丑の日で、匂いに誘われ食べに行こうと思ったが、客が多く待たされるだけで、昨日や一昨日の国会中継同様に、期待はずれに終わるような気がしたため、日を改めて食べに行くことにした。
閉会中審査 ~ さらなる支持率の低下へ
毎日新聞が22日と23日に行なった世論調査で、安倍内閣の支持率は前回の調査から大幅にダウンして、26%まで落ち込み、慌しい雰囲気になってきた。
普段はNHKの国会中継などは見ない人も何かを期待して、昨日の閉会中審査の実況中継を見られた方も多かったのではないだろうか。
50%を大きく越える内閣支持率を背景に、安倍総理は強気で国会を運営してきたが、急激な支持率低下で、国会の閉会中審査を急遽受け入れざるを得なかったが、安倍総理の回答はとても国民が納得できるような説明ではなく、支持率低下に拍車を掛ける内容でしかなかったように思う。
幼少の頃、「うそつきは泥棒のはじまり」と教えられたものだが、昨日の答弁はすべて、「うそは方便」どころか、強弁であり詭弁。
安倍総理の「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」というコメントを、「忖度」というプロテクターで幾重にも包み、さながら、「総理はそんなこと一言も言ってないからね」、「だれもそんなことは聞いていないはずだよ」、「総理が言うわけ無いじゃないですか」、などと言い立てているような、極めて愚かな回答ばかりだった。
明日もおそらく、質問と答えはかみ合わないだろうし、支持率はさらに下落するだろう。
内閣改造 ~ できるかな? ~ その2
国と地方は違うというものの、東京都議会議員選挙の惨敗は自民党にとって痛手となり、安倍内閣の支持率は下がる一方で、ついに30%台を割り込み、危険レベルの20%台に突入した。
一方、安倍総理はスケジュール調整に苦慮しているようで、少々旗色が悪くなった7月23日が投開票日の仙台市長選挙は別にしても、翌24日には国会の閉会中審査が衆議院で開催され、さらに25日に参議院で開かれる予定で、加計学園問題について、安倍総理の口から国民に対して、さぞかし丁寧な説明がなされることだろうし、30日には菅官房長官のお膝元である、横浜市長選挙が投開票日を迎え、8月3日に内閣改造を発表することになっている。
だがマスコミは、稲田防衛大臣と山本地方厚生大臣の虚偽答弁を激しく追及することになりそうで、安倍総理を含む3人が果たして持ちこたえられるかどうか、雲行きが怪しくなってきた。
内閣改造・・・できるかな?
北部九州は記録的な豪雨で、福岡県朝倉市や大分県日田市では河川の氾濫や土砂崩れなどが多発、21名の犠牲者が出ているが、さらに増える可能性があり、自衛隊などを中心に、懸命な救助活動が続けられている。
一方、G20に出席した安倍総理は、8月上旬に内閣改造を行なうとしているが、50名といわれている大臣病患者の思惑はいろいろ交錯しているようだ。
しかし安倍内閣御用達であり、応援団長の読売新聞でさえ、7月8日と9日に行なった世論調査で、支持率は前回から13ポイント下回る36%に急落、逆に不支持率は前回の41%から52%に急増しており、4年半前の第二次安倍内閣発足以来、最低の支持率となった。
今日10日9時から前川前事務次官の閉会中審査が行なわれているが、内閣改造ができるほどの体力、支持率が残っているだろうか。