福岡市長に高島氏当選 現職・吉田氏は惨敗 [2010年11月15日10:59更新]

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当選確実を決め、インタビューに答える高島氏任期満了に伴う福岡市長選は14日に投開票が行われ、本紙既報通り自民党が擁立した元KBCアナウンサーの高島宗一郎氏(36、写真左)が当選した。

再選を目指した現職の吉田宏氏(54)=民主党、国民新党推薦=は惨敗した。



高島氏は「当選させて頂き、本当にありがとうございます。皆様の支援でもってここまでこれました。ありがとうございました。私は福岡市民の皆様が夢を見れる福岡市にしたい。そしてアジアでNo.1の都市を目指します」と喜びを語った。 

一方、吉田氏は「私の力が足りなかった。支援していただいた皆様には申し訳ない。批判も受けたがこの4年間、何1つ間違ったことはしていない」と、涙ぐみながら敗戦の弁を述べた(写真下)

敗戦の弁を述べる吉田宏市長2人を激しく追い上げた木下敏之氏は、元佐賀市長・事業仕分け人としての実績をアピールしたが、届かなかった。

戦後最多の8人が立候補、9日には元市幹部の植木とみ子氏が撤退を表明するなど異例ずくめとなった選挙戦は、九州最年少市長の誕生で幕を閉じた。

★11月号で詳報予定

    福岡市長選 最終得票

 高島 宗一郎  209,532   
   吉田  宏    144,828   
   木下  敏之   74,228   
   有馬  精一   21,500   
   植木 とみ子   13,277   
    荒木    龍昇     12,313   
   飯野   健二    5,445   
   内海   昭徳    5,410