高校に進学したものの、様々な理由で通学を続けることが出来なくなった子どもたちを受け入れ、単位制や通信制課程の教育を行なっている福岡市内の通信制高校の5校が集まり、10月9日に第3回合同文化祭を開催するとの案内状が届いた。
不登校になるキッカケは両親の離婚や学校でのいじめ、また自分が進む道を見出すことが出来ないなど、個人によって違ったはずだが、子どもたちが新しい一歩踏み出したことは、親にとってどれだけ喜ばしいことだったか理解出来る。
この合同文化祭を企画し、実行事務局を引き受けているのは、市内中央区薬院の広告企画会社㈱千年市場(熊井啓人社長)。
福岡市内の通信制高校5校とは、日頃から密接な関係を作り上げており、パンフレット制作などのビジネスからさらに一歩掘り進めて、こうした合同文化祭の開催にまで漕ぎ着けたようだ。
だがこうした企画は、親の会である「ぼちぼちの会」の立ち上げを中心に、福岡市や周辺自治体教育委員会への働きかけ、テレビ局などマスコミ各社との交渉など、ビジネス抜きのボランティアの精神が無ければ出来ないような仕事でもある。
当日、多くの人に見に来てもらい、それが励みになって、一人一人の生徒が新しい一歩を踏み出すことが出来れば、合同文化祭の意義は一段と大きくなる。
【2016 第3回通信制高校合同文化祭実施概要】
主催:
通信制高校合同文化祭実行委員会
実行委員長 神村学園高等部福岡学習センター長古川滋章先生
開催予定:
平成28年10月9日(日曜日)11:00~16:30
料金:無料
会場:
福岡市立舞鶴中学校体育館
福岡市中央区舞鶴2丁目6-1
参加高校:
学校法人英数学館英数高等学院 並木学院高等学校
学校法人神村学園 神村学園高等部
学校法人国際学園 星槎国際高等学校
学校法人恭敬学園 北海道芸術高等学校
学校法人佐藤学園 ヒューマンキャンパス高等学校
後援:
親の会「ぼちぼちの会」
福岡市教育委員会・春日市教育委員会・大野城市教育委員会・太宰府市教育委員会・筑紫野市教育委員会・那珂川町教育委員会・糸島市教育委員会・粕屋町教育委員会・志免町教育委員会・新宮町教育委員会・古賀市教育委員会
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