原発をどう守るか [2022年3月11日10:33更新]

東日本大震災から今日で11年、巨大地震と津波、自然災害の破壊力は国民の脳裏に焼き付いているが、東京電力福島第一原発の事故の恐怖は薄れている様に思われる。

事故直後こそ 各政党は脱原発を主張していたが、最近は 特に自民党内外から原発推進の声も大きくなってきた。
資源の少ない我が国で、主要なエネルギーとして何を選択するか 議論があって当然だが、今回のロシア軍のウクライナ侵攻を見ると、やはり原発を保有することのデメリットを改めて認識させられた。

日本各地に点在する原発は 戦力に対しては無防備で、近隣諸国からの侵攻やテロリストによる襲撃で占拠されれば、電力の供給がストップし都市機能は麻痺、更には放射能汚染も想定され瞬時に白旗を揚げざるを得ない状況になるだろう。

平和ボケと言われる日本だが、隣国ロシアが実際に行った原発攻撃を 我が事と思って受け止めなければならない。
原発推進派の政治家は、どうやって施設を守るかという現実的な議論を避けている様だが、もし説得力のあるアイデアをお持ちなら ご披露願いたい。