「思いやり」効果が薄れたワクチン [2022年9月9日09:11更新]

県庁に行くと、廊下の壁にワクチン接種を勧奨するポスターが貼られ、ウェブ上には専用のホームページもある。
そのタイトルは「思いやりワクチン」、「他者にうつさないために 自分が感染しないようにワクチンを接種しよう」という趣旨だ。

思いやりワクチン(福岡県)のサイトはこちら

しかし、現在のワクチンは オミクロン株の感染予防効果はなく、重症化を防ぐ意味あいしかないとされている。
実際、岸田総理も4回目の接種を受けた1週間後に感染し発症した。

政府は9月下旬以降、オミクロン株対応のワクチンに切り替えるとしているが、厚労省の説明は「短い期間である可能性があるものの、感染予防効果や発症予防効果も期待されること」が確認されたと、感染予防効果については曖昧なものだ。

また、今回日本が導入するワクチンは、オミクロン株の中でも今年初旬の第6波を招いた「BA.1」には対応するも、現在の第7派を招いた「BA.5」には非対応という報道もある。
それが事実なら 感染予防効果については 期待できないことになる。

今朝のニュースでは、8月下旬にベトナムから日本に入国した3人の検体から、オミクロン株の新たな派生型が確認されたと報じられた。
更に、12月頃には第8派が来ると予想する声も出ている。
この先いつまで ワクチンを打ち続ければいいのか、さすがに疑問を持つ国民も増えてきた様だ。

もはや「思いやり」効果の薄れたワクチンである。
福岡県におかれては、現在のポスターやウェブサイトのタイトルについて、早急に見直すべきではなかろうか。