夏の参院選が7月3日に公示される。今回、国民民主党の全国比例候補として、福岡県久留米市出身の薬師寺道代氏(61)が立候補を予定している。
薬師寺氏は福岡県立修猷館高等学校を卒業後、東京女子医科大学医学部を卒業、医師として医療現場で長年活躍し、愛知みずほ大学大学院の特任教授も務めた。
2013年の参院選では「みんなの党」から初当選を果たし、一期を務めた。
その後、自由民主党に入党したが、2021年には新型コロナウイルス感染拡大を受け、本業である医業に専念するため衆院選への立候補を取りやめた経緯がある。当時、薬師寺氏は「医療は科学的根拠を持たねば、ただの占いです。国民の命を守る。これまでも、これからも私の信念は変わらない」と、その揺るぎない決意を語っている。
国民民主党は、6月の東京都議選で9議席を獲得したものの、先頃の勢いを失っているのも否めない。選挙期間中に巻き返しができるか注目だ。
玉木雄一郎代表は、福岡を「最重点地域の一つ」と位置づけている。
福岡選挙区での初議席獲得と同時に、福岡を拠点として活動予定の薬師寺氏の議席獲得にも期待を寄せている。
有権者には、候補者一人ひとりの背景や政策に目を向け、この国の未来のために貴重な一票を投じていただきたい。
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