(11年2月号掲載)
当初から小川氏を推しているとされたのは、麻生太郎元総理や北九州市選出のN県議。県連内では特にN県議への反発が強く、そのため昨年末、小川氏擁立がいったん白紙となった経緯がある。
こうしたことから、蔵内氏は、自民に推薦願を出した小川氏の擁立を阻止するために自ら汚れ役を買って出たのでは─との見方がもっぱらだった。
だが、ある自民関係者は「蔵内氏は、かなり本気だった。要するに知事の座に目がくらんだんだよ」
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(11年2月号掲載)
当初から小川氏を推しているとされたのは、麻生太郎元総理や北九州市選出のN県議。県連内では特にN県議への反発が強く、そのため昨年末、小川氏擁立がいったん白紙となった経緯がある。
こうしたことから、蔵内氏は、自民に推薦願を出した小川氏の擁立を阻止するために自ら汚れ役を買って出たのでは─との見方がもっぱらだった。
だが、ある自民関係者は「蔵内氏は、かなり本気だった。要するに知事の座に目がくらんだんだよ」
(10年3月号掲載)
06年の福岡市長選に勝利し、翌年の北九州市長選、統一地方選でも結果を出して「わが世の春」を謳歌したS県議。
だが昨年11月に松本龍・民主県連会長(当時)の辞任に伴う形でS県議も幹事長を辞任。執行部の顔ぶれは大幅に刷新された。
「吉村幹事長はS県議の盟友でいわば『傀儡(かいらい)』。S県議は、たとえ幹事長職を離れても影響力を維持できると考えていたのではないでしょうか。
ところが一部国会議員ら『反対勢力』に屈したことで、逆にS県議の凋落ぶりをさらけ出す結果となってしまいましたね」(前出記者)。
(10年3月号掲載)
激戦必至とされる今夏の第22回参議院選挙福岡選挙区(定数2議席)で、各党の予定候補者がこのほど、ほぼ出そろった。
民主・社民両党の統一推薦候補は事前の予想を覆し、NPO法人役員の堤かなめ氏に決定。関係者からは「民主県連前幹事長の凋落ぶりをさらけ出した」との指摘が出ている。
さらには一部の財界関係者などから現執行部に対する批判の声も上がっており、選挙戦への影響が懸念される。
一方、「台風の目になるのでは」と動向が注目されていた公明党現職・弘友和夫氏は、現段階では出馬しない可能性が高いとみられており、その場合、公明票の行方が結果を大きく左右することになりそうだ。
(09年9月号掲載)
事前の予想通り民主党の圧勝に終わった総選挙。その余韻も冷めやらぬ9月4日、稲富修二氏(2区)が県知事選に出馬した際の資金が使途不明になっていることを西日本新聞が報じた。
稲富氏と当時の陣営幹部が釈明したものの、真相は闇の中。一部の党関係者の間では「選対幹部らが私的に流用したのでは」との疑念が渦巻いている。
福岡市長選以来、急速に力を伸ばした民主。それだけに「政権与党としての資質が問われる」「今後のためにも“大掃除”すべき」との声も上がっている。
民主党推薦の吉田宏氏が、現職の山崎広太郎氏を破って福岡市長に就任したのは06年のこと。だが与党である民主市議団が数の上では依然として弱く、一方で吉田市長自身も地元財界との接触を図るなど、中途半端な姿勢に自民、民主双方の内部で反発が起こり、再選への構図が複雑になっている。
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今回の総選挙ではご承知の通り、民主党が300を超える議席を獲得。福岡都市圏を形成する1から5区までの小選挙区でもすべて民主候補が当選するという、過去に例を見ない圧勝で終わった。
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