毎年1月末になると、櫛田神社の氏子で祇園山笠の役員を務める ㈱まつい工務店の松井社長から 小さなマスに入った豆が届き、我が家で豆まきをするのが年中行事となっている。
祭り好きで知られる博多っ子だが、コロナの影響で 各神社の恒例の祭りが次々と中止に追い込まれている。
最近は、西日本一と言われる中洲のネオンも消えた有り様で、福岡市全体が暗く活気が感じられない街になった。
先日、筥崎宮の田村宮司にお会いした際、「2年間 放生会は中止に追い込まれているので、伝統を守るという意味からも今年は是非とも行いたい」という話を聞いた。
早くコロナが終息し、福博の街に元気が戻ることを豆まきをしながら願った。
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豆まき
筥崎宮・新宮司就任祝賀会
新年の「玉せせり」や秋の訪れを知らせる「放生会」などで知られる筥崎宮は、福岡市民にとって身近な神社である。
その筥崎宮の57代宮司に田村邦明氏が就任、56代宮司の田村靖邦氏が名誉宮司に就任した祝賀会が、市内博多区のホテルで開催され、地元財界からも大勢の人が出席し盛会となった。
12月に博多座で開催される「第29回博多をどり」を控えた「博多検番芸妓衆」の祝舞の後、太宰府天満宮の最高顧問西高辻信良氏の祝辞と、日本野球界を代表する王貞治氏の乾杯の音頭で始まり、終始和やかな雰囲気の会であった。
筥崎宮氏子の皆さんの心温まるおもてなしに、実に清々しい気持ちで会場を後にした。
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筥崎宮 ~ 放生会の幕出し
お盆も終わり、一息ついていたところに、筥崎宮から「放生会 幕出し」の案内状が届いた。
「筥崎宮放生会」は、「万物の生命をいつくしみ、殺生を戒め、秋の実りに感謝する」という、1000年以上続く祭りであり神事、そして「幕出し」はお祭り好きな博多の旦那衆が、箱崎浜の松原の一部を幔幕で仕切って、商家や町内ごとに宴会を楽しんだのが始まりといわれており、一方では博多山笠の期間中、店や家庭をかえりみず、好きなことばかりしてきた旦那衆に、ごりょんさんが新しい着物をねだって買ってもらい、お披露目する場であるともいわれている。
新ショウガや「梨も柿も放生会」で知られた「筥崎宮放生会」は、9月12日から18日まで開かれ、参道には多くの露天夜店が出ている。
戦後まもなく廃れていたが、博多町人文化連盟の方々が復活させた「放生会 幕出し」、今では筥崎宮が音頭を取り、振交会世話人を中心に毎年、境内の「清明殿」で、地元財界人が多数参加して盛大に行なわれている。
日中はまだまだ暑いが、朝夕は過ぎし易くなっており、秋はすぐそこまで来た。
筥崎宮名物・おはじき
田舎の神社では人口減少と高齢化が進み、祭りなどの神事が行ないにくくなり衰退していく中で、博多三大祭りの一つ、筥崎宮の「放生会」は、昔ながらの夜店が数多く出店し、大勢の参拝客で賑わっている。
例年9月12日から始まる初日に売り出される名物の「おはじき」は、テーマを決めて博多人形師が毎年1200個を製作しているが、ネットでの転売などいろいろなトラブルが発生しているため、販売が注視になったとニュースで報じられていた。
製作している博多人形師の高齢化と、人手不足も問題となっているが、近くには九州産業大学があり、芸術系の学部もあり、いろいろな分野の学生もいるはずで、興味がある学生に製作を協力してもらうのも一つの方法だと思うのだが。
学生時代に「おはじき」を作り、その傍らで博多人形の製作に興味を持ち、大学を卒業してから、新しく博多人形製作に挑戦してもらえば、後継者不足の解消にもなるのではないだろうか。
デフレが進む
9月の声を聞くと、虫の声と共に朝夕はメッキリ過ごし易くなり、秋を告げる箱崎宮の放生会もあり、8月の猛暑が嘘のようだ。
夏の疲れが出る頃だが、数十年前はアメリカがくしゃみをすると、日本は風邪を引くと言われたものだが、最近は隣国の中国経済が気になる日本になっている。
株価だけは上昇し維持されているアベノミクスだが、一般市民の懐は秋風と共に寂しくなっており、最近は飲食店の景気も決して良くは無い。
コース料理の価格も次第に値下げされ、飲み放題の料金も時間は短く、そして金額は安くなり、若者が行くキャバクラも数年前に比べると、店の前に飾ってあった女の子誕生日に贈る花のスタンドも減っている。
大手マスコミはデフレが進んでいる事をほとんど報じないが、個人の懐は確実に厳しくなっており、最近は特に肌で感じることが多くなった。
秋風と共に訪れる不況の予感を感じる今日この頃だが、お隣りの中国ではマンションなどの、販売不振は今や常識で周知の事実。
かつて中秋節に贈る月餅も、これ以上の月餅は無いとまで豪華さを競ったものだが、今年は安い月餅が主流を占めているようで、かなり不況が深刻になっており、その影響が来年には日本を襲い、日本は風邪どころか、肺炎になる可能性もある。
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780円の投資
70歳を過ぎてからは、「即断、即決、即実行」を座右の銘にしているので、新聞広告の「キリンビール高知支店の奇跡」を見て、早速本を購入し休日を利用し一気に読んだ。
キリンビール高知支店の様子が、手に取るように描かれる本で、人と話すことが好きで根っからの営業マンと自認しているだけに、73歳の営業マンにとっては体の奥からふつふつと、ヤル気が湧き上がってきた。
商品を売る前から商品の粗捜しをし、断られた時の言い訳を考えながら営業したところで、営業が失敗するのは当たり前だ。
営業が下り坂になると連動して売上は低下し、一度坂道を転がり始めると、それを止めるには大きなエネルギーが必要になる。
だが逆もまた真なりで、自分の中に上昇気流が生まれると周囲を巻き込んで大きな力となり、相乗効果が発揮されて予期せぬ力も生まれるものだ。
9月になれば箱崎宮で放生会が始まる。
同宮の鳥居をくぐった右手、本殿の向い側に、パワースポットがあるのを知らない人は多いが、困った時の神頼みと言う言葉もあり、一度参詣してみるのはどうだろう、仕事と思えばまた祭りも楽しいものだ。
本を読むのは誰にでも出来ることで、最初は真似から始めて、次第に回を重ねれば本物になり、営業も上手くなるずだ。
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八女福島の燈籠人形
八女市の福島八幡宮において毎年秋分の日を含む3日間開催・公演される「燈籠人形」。
国の重要無形民俗文化財に指定されており、同八幡宮の放生会の際に催される、江戸時代から続く祭事である。
福岡市民にとって”放生会”といえば東区の箱崎宮を皆思い浮かべることだろう。こちらは祭事というよりも露天商の賑わいが楽しみであり、祭事としては何が行われているか知らない方も多いのではなかろうか。ここ八女福島における放生会では、総勢50余名で上演される燈籠人形が祭事であり、全国から訪れる観覧客の情熱や喝采をもって奉納される。
「屋台」と呼ばれる建物が八幡宮の境内に作られ、舞台は祭の期間中のみ披露される。
高さ8m、幅14m、奥行6m余りの二階建・三層構造で、釘や鎹(かすがい:コの字状の釘)を一切使わない。取り壊しが自由にできるようにするためだ。
今年の5月ごろに当地を訪問したのだが、参道の一角にブロック基礎が埋められただけ状態。雑草に覆われたその様子からは、開催期間中の華やかさ・艶やかさは微塵も感じなかった。
だがしかし、この地方の伝統工芸である仏壇造りの技法を生かし、上演の一ヶ月前に、わずか一週間程度で組上げられるこの屋台。金箔・銀箔・漆塗りで造られた舞台が燈籠の灯りに照らされるサマは、あくまで妖艶で美しい。
もし祭の期間外に訪れる機会があれば、祭の時との落差を楽しむのも一興かもしれない。あたかも人形劇の「カラクリ」の不思議を楽しむように。
舞台となる場所の傍らには、「八女福島の燈籠人形保存会公演事務所」が建っている。この会は全て地元の氏子で成っており、その方々が人形劇を演じ、祭を守り継いでいる。地元をあげての伝承活動だからこそ意義深い。
ことしの開催期間はシルバーウィークの9月21日~23日。この八女福島は伝統的建造物郡保存地区であり、祭の期間中も『あかり』をテーマにしたまつり「あかりとちゃっぽんぽん」など、さまざまな催しが行われている。もしもまだシルバーウィークの予定が決まっていない方は、ぜひこの地を訪れてみてほしい。
投稿~㈱エスアールエス宅継 住吉 英智
本社:福岡市中央区舞鶴2-7-1-313
TEL:092-518-8870
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