JR久留米駅前再開発事業で高齢者向け住宅?

5年前の新幹線開業を機に、JR久留米駅東口で再開発事業の目玉として、35階建、297戸の分譲マンション「ザ・ライオンズ久留米ウェリスタワー」が大成建設により完成したが、今度はそのマンションの道路を挟んだ北側の第二街区で、35階建の分譲マンションと13階建高齢者向けマンションを開発する計画が、昨年末発表された。
建物の1・2階には地権者を含む店舗が入居し、低層階建物にはミニ医療モールも開設する模様で、総工費は220億円だという。

ところが、久留米地区は一昨年来、分譲マンションの開発がひじょうに活発で、西鉄久留米駅の近隣、花畑駅の近く、そして中心部の六ツ門周辺では供給過多の状態に陥っており、地場や大手を問わず、デベロッパー各社は販売で苦戦している。
超高層マンションの事業主体がどのデベロッパーなのか不明だが、共同企業体となるのは確実。
ゼネコンは竹中工務店。

もう一つ懸念材料がある。
サービス付き高齢者住宅として建設される低層階マンションのことだ。

大部分が売れ残り、最終的にバルク販売されるのではないか、当初の建築費の10%程度の値段で大手が手に入れることになるだろうと語る関係者もいる。

西新プラリバ~今秋から計画が具体化?

昨年8月、「マンションは目黒にかぎる」と題した記事の中で、西新プラリバ跡地の再開発計画のことを挙げた。
抜粋すると、
「東京建物(東京都中央区八重洲、作間一社長)が所有し、平成27年7月31日で閉店した西新エルモールプラリバは、既に竹中工務店により、1階から4階までが商業施設で、そして5階から上が分譲マンションとなる、30階建の建築計画の図面が出来上がっており、後はゴーサインが出るのを待つだけで、すぐにでも着工されるような噂が流れているようだが、果たしてどううだろうか」
という記事。

地下鉄エレベーターが西新プラリバの施設を利用していたため、福岡市交通局が独自のエレベーター施設を設置しないことには、解体工事さえ始められないということで、現在も10ヶ月前の状態が続いているのだが、ここにきて動きが出てきたようだ。
鉄筋が発注されたという。
秋口から解体工事が始まり、来年の春先頃から着工ということになるのだろうか。


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