ところで、7月11日付けで自由民主党東京都支部連合会が、下部組織に石原伸晃会長、内田茂幹事長、野沢太三党紀委員長の連名で発送した、「都知事選挙における党紀の保持について」と題する文書の内容を見ると、とても法治国家である日本において、未だにこのような時代錯誤のような考えが罷り通っているとは情けなく、最後は自民党票が増田候補に投票されないという雪崩現象が起こるような気がする。
最近は親兄弟の絆さえ、か細くなっている時代に、よくもこんな文章、「各級議員(親族等を含む)が、非推薦の候補を応援した場合は、・・(中略)・・、除名等の処分の対象となります。」を考えたものだと、呆れて二の句が継げなかった。
投票とはたとえ夫婦でも、誰に投票したか秘密であるのが当然で、百歩譲って、過去には家族間で誰に投票しようか相談したことがあったかもしれない。
どうやって、議員の親族が誰に投票したのか、調べるのだろうか。
まさか、直接聞くのではないだろう。
自民党の東京支部には個人情報を保護する意思がまったく無いように思える。
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