「議員バッジ粉々」に疑問 [2023年5月11日10:03更新]

昨日、安倍元総理が銃撃を受けた際、粉々になった議員バッジの破片を奈良県警の捜査員が集め、当時の県警本部長が安倍氏の妻昭恵さんに手渡したという新聞記事があった。

美談の様に聞こえるが、この銃撃事件には様々な疑惑があり、奈良県警は未だにそれらに答えていない。

記事には、

安倍晋三元首相を襲った凶弾は、胸の国会議員バッジも撃ち抜いていた。(中略)弾は安倍氏の胸にあった議員バッジ(直径約2センチ、厚さ約1センチ)の側面に命中し、バッジは粉々になった。事件後すぐ、県警は現場の実況見分を実施。バッジは複数の小さな破片となって散らばっており、安倍氏が倒れた位置から約10メートル離れた場所で見つかったものもあった。北朝鮮による拉致問題の解決を願うシンボルの「ブルーリボンバッジ」も二つに割れていた

とある。

偶然でも本当に命中したのか?
当たってバラバラになるのか?
議員バッジとブルーリボンバッジの両方に命中したのか?
その弾はどこに行ったのか?
左肩に1か所、首に2か所の銃創との関係は?

ところで、大阪の毎日放送が、興味深い動画を公開している。
3つの視点で再現する事件の75秒間 安倍元総理”銃撃の記憶”」というタイトルで、安倍元総理視点/山上被告視点/現場視点 という3つの視点で、銃撃当時の様子をCGで作成、緊迫した場面を再現している。

そのうちの山上被告視点の動画、11時31分07秒92 の時点で、 安倍元首相が山上被告側を振り返った瞬間が確認できるが、山上被告から議員バッジは見えない。

国会もマスコミも 銃撃の不自然さについて追及しようとしないのも謎である。
山上被告の裁判で これらが明らかになればいいが、弁護士との出来レースで裁判の争点にしない可能性もあり、あまり期待できないのではなかろうか。


3つの視点で再現する事件の75秒間 安倍元総理”銃撃の記憶”(毎日放送)