8期32年に亘り福岡市議会議員として活躍され、現役を引退しても歯に衣着せぬ発言で活躍されていた津田隆士氏が5月21日に永眠された。
コロナ禍において近親者のみの家族葬が主流となり、コロナが5類となった昨今でも流れは変わらず、社葬など大きな葬儀も少なくなり、積善社福岡斎場に行く機会も些か減った気がする。
その様な中でも故津田隆士氏の通夜には、1000人を超える支援者や友人、知人が参集し、故人の人脈の広さを改めて知らされた。
また、会場内はもとより廊下や屋外駐車場まで供花で埋め尽くされ、津田隆士はもとより後継者で福岡市議会議員として4期目を務めている津田信太郎氏の人脈を多くの参列者が改めて知ったと思う。
葬儀委員長は元自民党副総裁であった山崎拓氏が務められたが、私の記憶では、確か故人の実父である故津田敬一郎氏の葬儀の際も、山崎氏が葬儀委員長となり執り行われた記憶を思い出す。
山崎拓氏が初陣で衆議院に立候補するも落選した後、故妹尾謙介議員が故津田敬一郎氏を紹介し、次の当選はもちろん衆議院議員として活躍する山崎氏を長きに亘り津田家で応援していたことを覚えている。
その後、津田敬一郎氏の後継として津田隆士氏が立候補した際は、逆に山崎事務所挙げての選挙応援があり、今でも語り継がれている。
山崎氏はその後、衆議院議員に12回当選し大臣はもちろん自由民主党の副総裁にまで上り詰め、日本のため福岡県のために活躍された。
引退してもなお津田家とは長い縁が続いており、地方政治の世界において三世代に亘っての付き合いは珍しいのではなかろうか。
隆士先生の想いは、息子である津田信太朗市議会議員に見事に受け継がれており、安心してお眠りください。
本当に長きに亘り、お疲れさまでございました。
合掌
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故津田隆士
暴走する山崎せんせい
84歳にして 尚もご盛んな山崎拓元自民党副総裁は10日、都内の料亭で 二階元幹事長、小泉元首相、武部元幹事長らと会食、そこに武田良太前総務相まで現れたということで、ニュースになった。
山崎せんせいの行くところに 不思議とマスコミが待ち伏せしているのは、取材するよう ご自身で連絡しているという噂だ。
衆院選で大阪10区、立憲民主党の辻元清美氏を応援したことについては、「友情だ、立憲の応援ではなく個人の応援」という言い訳を放ち、悪びれた様子もない。
選挙期間中は福岡2区の自民鬼木誠氏の選対本部長という肩書、あってはならない愚行だ。
お陰で 鬼木陣営の事務所は 抗議の電話が鳴り止まず大迷惑を被ったという。
鬼木氏が票を減らしたのは間違いない。
その恩恵を受けたのが 一騎打ちの対抗馬、立憲の稲富修二氏だ。
深夜 九州比例ブロックで立憲が獲得した4枠の4位にギリギリ滑り込んだ。
ちなみに5位の沖縄3区屋良朝博氏とはわずか 0.8ポイント差、鬼木氏の得票があと100票多かったら逆転していた数字である。
稲富陣営にとって神的な存在となった 山崎せんせいだが、大阪の自民党にとっては疫病神、のこのこテレビに出て 火に油を注ぐだけだ。
「せんせい。もうゆっくりなさったらいかがですか?」
引っ掻き回す長老
かつて閣僚や自民党の要職を務めた人物が、引退後も業界や地元に影響力を保持するのは珍しいことではないが、最近は 森喜朗元会長の騒動から 高齢政治家のマイナスな側面がクローズアップされている。
福岡では、同時期に 古賀誠・元自民党幹事長(80)、山崎拓・元自民党副総裁(84)、太田誠一・元総務庁長官(75)、麻生太郎副総理(80)の4人が活躍し、競って中央から予算を獲得したことで、発展してきたのも事実であり、感謝の思いで一杯である。
4人のうち麻生氏は現役だが、他の3名は既に引退。。。
しかし 楽隠居とはいかない様だ。
古賀氏は全国4000以上の団体から構成される 全国道路利用者会議の会長として君臨し、未だに道路行政への影響力を堅持している。
砂防会館の事務所には、役人や全国から陳情に来る人が後を絶たないと聞いている。
今回の知事選に立候補を検討中の奥田氏に 声を掛けたのも古賀氏という。
山﨑氏は新聞・テレビが大好きで、事あるごとに「ご意見番」として出演している。
選挙前になると体が疼くのか、今回も 病気療養中の小川知事との電話連絡や、奥田氏との面談や地元引き回しなど存在感を誇示している。
太田氏は、地元月刊誌への投稿くらいしかその名前を見ることがなかったが、県知事選と同日に予定されている、福岡市西区の補欠選挙で新人の擁立に積極的に動いているらしい。
長老の意見は大切だ。
しかし、後進に道を譲った以上、「政治への介入」は現職にとって迷惑でしかない。
引っ搔き回すのはほどほどにして、長老は長老らしく、道に迷った時の助言をするくらいに留めていただきたい。
政治家の秘書・2
まもなく新年度が始まるが、直ぐに一般市民には10連休の休日がやって来る。
しかし政治家の秘書において10連休は夢の話で、多くの政治家の秘書と付き合いがある中でも、かつて自民党の重鎮だった元衆議院議員山崎拓氏を陰日向なく支えていたN秘書は、秘書の鏡で良く働いていたと記憶している。
10年程前の話となるが、N秘書は朝早くから夜遅くまで、年中無休で働いている事を知っていたが、流石に正月元日くらいは休んでいると思い、確認の為に事務所を訪ねてみると、普段と同じ様に出勤しており、応接間に案内され新年の挨拶をして帰った記憶が、昨日のように思い出される。
国会議員と秘書は仕事柄、固い絆で結ばれていると思っているが、中には政治を志す若い私設秘書を、箔を付ける為に置いてやっていると思っている先生もいる。
また先生によっては、秘書と名が付けば使い捨ての消耗品と思って、接し方がかなり酷い先生もいるようだ。
国会議員の中には「虎の威を借りる狐」のような、着ぐるみを被った先生もいて大きく威張って見せるが、使い捨てされた秘書にも「一寸の虫にも五分の魂」の例えがあるように、その内に内部告発の鉄砲玉が飛んでくるだろう。
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故・石村一明市議~七回忌法要
早いもので、福岡市議会のベテラン議員だった故・石村一明氏が亡くなられて6年が経過し、5月21日に博多区の萬行寺で、ゆかりの人々が集まり七回忌の法要が営まれた。
その後、中央区のホテルで「偲ぶ会」が催され、同級生だった山崎拓氏を始め、鬼木誠衆議院議員、現職や元職の市議会議員、など100名近い人たちが集まり、懐かしい昔話に花が咲いたのはいうまでも無い。
「刻石流水」という言葉がある。
「受けた恩は心の石に刻み忘れるな、施したことは水に流せ」という意味。
今は成功して、当人は日の出の勢いで肩で風を切っているが、受けた恩を忘れて法要を欠席するようでは、先がないようにも思え、実に残念だ。
二人目擁立
カラスが鳴かぬ日はあっても、自民党議員が失言やチョンボでマスコミに登場しない日は無く、「浜の真砂は尽きるとも、国会議員の失言のタネは尽きまじ」と揶揄されそうな昨今で、元代議士だった山崎拓氏、古賀誠氏、太田誠一氏の3人に加え、現役の鳩山邦夫衆議院議員、武田良太衆議院議員の合わせて5人が、東京都内のホテルで、今年夏の参議院選挙で二人目の自民党候補擁立話を持ったようだ。
福岡選挙区は定員が2から3議席に増えるため、従来の自民、民主で分け合ってきた指定席構図が崩れ、今回は公明党と共産党が女性候補を立て、現時点で候補者は4人だが、女同士の争いになると言って良いだろう。
国会引退組は昔の夢が忘れられず、昨年には二人目の候補者擁立を画策し、女優の田中麗奈さんを口説いていたが、結婚に踏み切る形で見事に辞退され、老人たちの想いはまったく伝わらなかったようだ。
またシングルマザーを売りに、候補者として記者会見した今井絵理子氏は、一緒に生活をしている男性がいるようで、早くも看板に偽りありで、自民党はこれからどうするのだろう。
3人の引退組は若い政治家を抱えているが、彼らは若いだけに野放図な面もあり、スキャンダルで引退した先生方に、迷惑を賭けねばと、老婆心ながら心配する。
東京と違い福岡は狭いだけに、人の口には戸は立てられず、噂はすぐに広がり、泣きを見ることになる。
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井上貴博代議士
2月5日(金)18時30分から、「公明党新春セミナー」が福岡市中央区のホテルニューオータニ博多にて、公明党山口那津代表も東京から駆けつけ、1000名以上の参加者を得て盛大に開催された。
メインは今年の夏に行われる参議院選挙で、比例区の候補者である「あきの公造」氏に加え、定員が1議席増えた福岡地方区の女性候補として、「未来へ、福岡から。」がキャッチコピーである、「高瀬ひろみ」氏のお披露目である。
九州各県の自民、公明両党の国会議員を始め、福岡県内の自治体首長と地方議員が出席し、今回はメインが女性候補だけに、選挙実働部隊である創価学会の、女性幹部が多数出席していたことが注目を集めた。
その中にあって、福岡1区で女性問題や金銭スキャンダルが取り沙汰され、昨年後半から余り公式の場に顔を見せなくなった、井上貴博代議士の理恵夫人が秘書と一緒に、出席者の間へ名刺を持って挨拶して廻り、良い手ごたえがあった様である。
博多の人間は祭りが好きなだけに、いつまでも根に持つことは無く、本人が非を認めて頭を下げ、改めれば物事は上手く納まるもので、ボチボチ出てきて有権者に挨拶して廻る潮時ではなかろうか。
パーティの帰りに寄ったバーで、自民党の重鎮で元衆議院議員の山崎拓先生に会ったのも何かの巡り合わせで、不思議な因縁を感じたものである。
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不屈の精神~激戦の福岡2区
国会は安保法案を巡り会期が延長されて、国会内外での与野党の攻防が激しくなり、安倍総理の暴走を誰が止めるのか、安保法案が廃案になれば国会の解散は無くとも、総理が辞任に追い込まれる可能性も出て来ており、永田町には既に来年の衆参同時選挙の噂が流れている。
福岡2区は自民党の鬼木誠氏が現職の代議士だが、かつて山崎拓氏とも争った経験を持つ民主党の稲富修二氏が、虎視眈々と議席を狙っている選挙区でもある。
稲富修二氏は統一選挙の期間中、中央区や南区、城南区の候補者と一緒になって、朝早くから西鉄大牟田線や地下鉄の駅入り口を始め、市内幹線道路の交差点でノボリを立て、朝夕の挨拶を行っていた。
統一選挙が終わって当選した議員の大半は姿を消したが、稲富修二氏の行動は変わらず、1人で街頭に立って挨拶を続けており、その強い精神力には恐れ入る。
現職と異なり浪人の身だけに、時間があるのは当然だが、紹介して貰った家々を訪ねてポスターの掲示を依頼し、南区を中心に民主党のポスター掲示が多くなっているのは事実だ。
浪々の身だけにお座敷の声は少ないが、内にこもることなく、自分から積極的に出かけていき、小さな会合でも笑顔を絶やさずに顔を出しており、一人ひとりに温かみのある握手を繰り返せば、確実にファンが支援者に代わり、1票に繋がっていくのが見えるほどで、恐るべきは「稲富修二」である。
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中央区の県議選
~3議席で4人の争い~
福岡市の中心である中央区は、有権者の年齢も他の選挙区に比べて若く、また男性よりも女性が多いのが特徴。
中央区の県議会議員定数は3議席で、3年前に鬼木誠氏が衆議院選挙に出馬し当選、空席となったが、補欠選挙もなく自民党県議は3年間空席だった。
今回は国会議員事務所に秘書として務め、長年出馬の機会をうかがっていた岳康宏氏が、山崎拓先生の許可も得て念願かない、満を持して出馬を表明し選挙戦に臨んでいる。
公明党の大城節子氏は前回1万2319票で、運動員がかなり苦労して獲得した票だけに、今回は創価学会の基礎票に、外部からどれだけ票を上乗せできるかが課題で、事前に街頭演説なども自主的に行うようになってきた。
また前回最下位当選だった民主党の原中誠志氏は、次点との差が500票と言うことを充分に認識しており、中央区に民主党の幡を立てつづけることを念頭に、公民館などで県政報告会を開いて、地道な選挙活動を続けてきただけに、その成果が票につながることに期待したいものだ。
4人目の候補は、昨年末の総選挙で「維新」の比例候補が、中央区で1万票を獲得したからというわけではないだろうが、他の地区からの落下傘候補、辻立ちしている姿を見かけるものの、さてどうだろうか。 続きを読む
意気軒昂の山崎拓氏
福岡市を含む福岡1、2、3の選挙区から、自民党代議士が消えて久しいが、選考委員会が設立され候補者の公募を実施していた福岡3区は、3月末に選考委員会が開かれたものの決定には至らず、2名の立候補予定者は棚上げ状態で、決まるまではかなりの時間がかかりそうだと言われている。
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福岡1・2・3区自民党公認
27日に開かれた山崎拓氏の政経懇話会において、国会会期中の解散があれば、立候補を行なう含みを残したものの、多くの人が事実上の引退表明と受け止めていた。
体力、気力、能力は劣らなくとも年齢には勝てず、志半ばで引退する山崎拓氏の胸中は、残念の一言に尽きるだろう。 続きを読む
第76回山崎拓政経懇話会
3月27日午後1時より中央区のホテルで、第76回山崎拓政経懇話会が開催された。 続きを読む
政治家秘書の悲哀
注目された総選挙は民主党の圧勝で終わり、新しい鳩山政権誕生に向けて準備が進められている。落選した自民党の先生方は180人を超え、議員会館や宿舎からの引越しが大量に行われており、引越し業者は予期せぬ「特需」で嬉しい悲鳴を上げているようだ。
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