大相撲・鳴戸部屋復活~元大関・琴欧州~鳴戸親方 [2017年5月13日06:27更新]

明日14日から夏場所が始まる大相撲は、久しぶりに日本人横綱・希勢の里が誕生、3場所連続優勝の期待もかかっていることから、幕内力士の取り組みにかけられる懸賞は15日間で2000本を越え、過去最多となる見通し。

こうした相撲人気の中で、元大関・琴欧州の鳴戸親方が佐渡ヶ嶽部屋から分家独立、4月1日部屋開きを行ない、鳴戸部屋を復活させた。

国技である大相撲には高見山以来、多くの外国人力士が入門し、横綱も誕生しているが、ヨーロッパ出身の力士は珍しく、現役引退後は日本体育大学に入学して、スポーツ指導に関して学び、今年3月無事卒業して独立する運びとなった。

現時点で弟子は、5月の夏場所で新弟子検査を受ける予定の、ブルガリアのジュニアレスリング王者を含め、序の口と序二段の力士あわせて3名で、鳴戸親方自ら土俵に上がって指導しており、贔屓筋や知人にも新弟子募集の声を掛けているようで、関取の誕生が期待されている。

◎鳴戸部屋
親方 鳴戸勝紀(なるとかつのり、元大関・琴欧州、ブルガリア出身)
所在 東京都墨田区横川2丁目14-7