衆議院と参議院の二院制になっているわが国の国会で、参議院は旧・貴族院の名残を今でも残しており、天皇陛下が国会開会を宣言する場所が参議院議長席の後ろに設けられている。
「国会議員」という満足感を得られたのが、初めて登院した際、左の胸に議員バッチを付けて貰ったときと、かつての議員から聞いたことがある。
この国会議員の記章、いわゆる議員バッチは、金メッキの11弁菊花模様の周りを、赤紫色のモールでつつんでいるのが衆議院で、紺色のモールが参議院議員用、そして最初のバッチは無料だが、これを無くしたら後は有料となる。
ところでこのバッチ、色は違えど価格は同じと思っていたが、なぜか参議院のバッチのほうが衆議院よりも数千円高いらしい。
しかし政治家の夢は総理大臣で、参議院議員では大臣にはなれても、総理大臣にはなれないところから、福岡県には衆議院への鞍替えを考えている若い参議院議員もいるようで、秘書が口を滑らし、忘年会での話題になっている。
狙われているのは先の総選挙でも自民党の先生が苦戦を強いられた、福岡9区ないし福岡10区のどちらかと、具体的なところまで上がっている。
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