28日、なりすまし市議として一躍有名になった堀本氏の記者会見があった。
ワイドショーも生中継する中、約1時間半、終始低姿勢で 記者らの厳しい質問に答えつつ、時折涙ぐみながら反省の弁を繰り返した。
つい5日前までは自撮り動画をSNSにアップしていた女性が、突然全国のマスコミに追いかけられ、奈落の底に突き落とされた気分だろう。
その点に関してだけは同情を禁じ得ない。
しかし、全て弁護士と綿密に打ち合わせした想定問答の通りで、「正義感からやった」「真実を伝えたいという気持ち」「陥れる気持ちはなかった」「事実だけを書けば名誉棄損に当たらないだろうと思った」などと、言わゆる 「バカのふり」して真摯に反省している態度で同情を買うことで 鎮静化する作戦という印象だった。
気になったのが、堀本氏が「(なりすましの対象の)当該男性には本当に申し訳ないことをした。直接会って謝罪したい」と述べていながら、一方で、当該男性が過去に統一教会との関わりの中で いついつ誰と何をしたと 丁寧に説明したことだ。
謝罪したい相手が 嫌がる内容を わざわざテレビカメラの前で 長々としゃべるだろうか?
これを聞いて、謝っていないということがよく分かった。
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