同姓の別人に談合呼び掛けか [2022年12月21日12:54更新]

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いつもホットな話題を提供してくれる嘉麻市で、入札談合情報が入り 本日予定していた条件付き一般競争入札が延期されたことが判った。
対象は市発注の「市立うすい人権啓発センターあかつき」の改修工事(予定価格1910万円)。

きっかけは「N建設」N社長から「T技研」T社長への電話、入札公告(11月28日)後すぐ携帯に電話が入り、「今回はうちの番です」と言われたという。
T技研はN建設と業種が異なり 何のことか分からず一旦電話を切ったが、その後もう一度念押しのための電話が掛かってきた。

T社長によると、N社長は 同業種の「T工務店」T社長と勘違いして 自分に電話してきたのではないかということだ。

これは談合話ではないかと思った「T技研」のT社長、すぐ嘉麻市役所に出向き この件を責任者に伝えたのだが、その後も入札が延期になるという話は聞こえて来なかった。
そこでT社長、知人を通じ全国紙の新聞記者にこの話を伝えてもらい、記者が市役所に問い合わせをしたことで、昨日になって市が慌てて入札延期を判断した様だ。
事実なら、業者の通報には耳を貸さないが マスコミなら聞くという役所の姿勢も問われそうだ。

市は今後 業者等から事情聴取をするとのことだが、報道を見た市民からは「これだけ注目されていながら懲りない面々」と 呆れ声が上がっている。