中国産輸入食材 [2014年7月31日16:21更新]

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~次に問題化する食材はこれだ!~
中国の食肉加工会社である上海福喜食品の、デタラメな製造過程がテレビで放映されると、加工鶏肉を輸入していた企業は直ちに販売を停止するなど、対応に追われている。

だが、かつて中国から野菜を輸入していた企業は、残留農薬が問題となった直後には、輸入量がほぼゼロに等しくなっていたが、現在では既に元の状態に戻っていると、中国産野菜の輸入に携わっている関係者が、先日語っていたのを思い出す。
野菜などを販売する際は、原産地の表示が義務付けられているが、加工調理したカット野菜では原産地を表示する必要はなく、ザル法といわれても仕方の無いところだ。

昼食の弁当販売業界では、1食が300円を割り込むほどの熾烈な価格競争が行われており、人件費を削りに削った最後には材料費を削るしかなくなる。

問題が表面化した際には、テレビ局ワイドショーが先頭を切ってここぞとばかりに騒ぎ立てるが、時間の経過と移り気な視聴者に振り回され、みんながその話題を忘れた頃には利益を追求する一部の企業によって、再び元の状態になっているというのはよくあることで、モラルなどはどこかに置き去りにされることになる。

ところで、野菜や鶏肉に続いて中国からの輸入食材で次に問題となるのは「米」だろう。

数年前に中国産米がカドミウムに汚染されていることが表面化した際には、取り扱っているスーパーの対応が問題視され、野菜と同じように輸入量が減ったものの、こちらも現在では外食産業を中心に中国産米の使用が復活し、輸入量は元に戻っているという。

2度あることは3度目もあるだろう。