九州平家伝説 in みやま [2012年2月16日10:38更新]

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九州各地で町おこしのイベントが行われているが、平成の大合併で誕生した福岡県みやま市は、旧高田町、山川町、瀬高町の3町合併で新しく誕生した市である。

新しく誕生した市には観光名所や祭りも乏しく、市の商工観光課を中心にイベントを考え、同市には平家最後の合戦地、要川(かなめがわ)・七霊(しちろう)の滝(山川)があるところからイベントを企画した。2月11・12日の連休を利用して、「第1回九州平家伝inみやま」を、みやま市立山川中学校を会場に開催された。
主催者側は当初会場への来場者を1万人と予定していたが、2日間で予想を遥かに超えた延べ2万5000人が来場し、大いに賑わい早くも来年に2回目の予定を考えている。
初めてのイベントだけに失敗は許されないとばかり、市の担当窓口である商工観光課の職員は関係者と一緒になって、休日を返上して各地のイベントを見て廻ったようだ。
昨年福岡市で行われている鮮魚市場での、市民開放デーにも早起きして見学に来て、アキラ水産が当日販売している、トロ箱1000円の商売に驚き、みやま市での販売を要請するも、鮮魚販売の難しさを知らされる。
しかし何度も訪れた結果、その熱意にアキラ水産の安部社長も、干物を1箱1000円で提供することを約束し、前日に課長自ら車に乗って、800箱の商品を受け取りに来たと聞いた。
当初、10時からの販売を予定していたが、1時間以上前から長蛇の列が出来たため、9時から販売を開始したが、あっという間に完売となり、人気の高さを表していた。
課長を中心とした主催者の熱意に応えた、アキラ水産の安部社長の商売抜きにした男気が、集客に一役買ったのは言うまでもない。
何事も熱意を持ってすれば、人は動くのが証明された、明るいニュースで来年も是非2回目が実施されることを願う。
九州平家伝説 in みやま