竣工式前に雨漏り [2022年9月21日06:51更新]

弊社記事「恥をかいたゼネコン・みやま市 (2022年8月29日)」で既報の みやま市総合市民センター(通称 MIYAMAX)であるが、台風14号の影響で雨漏りしたことが 20日の市議会全員協議会で報告された。

同センターは、老朽化したみやま市瀬高公民館を建て替えるとして平成28年から基本計画作成に着手、同29年に プロポーザル方式で ㈱日本設計(東京都)が設計業者に選考され、令和2年5月の入札で、中堅ゼネコンの三井住友建設㈱(東京都)と ㈱河建(みやま市)の共同企業体が建築本体工事の事業者に決定、今年7月に工事が完了していた。

10月1日開館予定で 9月25日に竣工式(開館記念式典)を控えているが、市は台風14号による避難場所として 先行して開放することを決め、18日から19日にかけて約30世帯が避難していた。
雨漏り箇所はホールのステージ近く、市の職員がバケツや布を敷いて対応したという。

7月の完了検査後、降雨の影響によるインターロッキングブロック(敷石)や透水舗装の施工に問題があると全員協議会で指摘され、業者が補修等の対応にあたってきたが、ここにきて言い訳のできないミスが露見した格好だ。

施工業者は全員協議会の場で 市議会に謝罪、抜本的な修復を急ぐ方針を示したが、企業イメージの低下は避けられないだろう。