さとうベネック [2012年8月27日11:57更新]

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8月20日の決済が一部不調に終わり、1回目不渡りとなったために関係者は、情報の収集に走り回っている。

九州を代表するゼネコンとして、最盛時には1000億円近い年商を計上していた同社も、バブル崩壊の影響を受け私的整理を行い、前期は年商100億円程度であった。

前社長を筆頭に全社一丸となって、再生に向けて頑張っていたが、新オーナーとの軋轢からか、6月末で前経営陣は退陣して再出発した矢先の出来事で、取引先は突然の1回目不渡りに戸惑っている。

会社側は20日に不渡りとなった、2億5000円の買戻しを月末までに実行し、また月末の決済資金はオーナー企業が不動産の売却で資金を調達すると、関係者に報告されている。

しかし新経営陣に対する様々な噂が流れ、特に暴力団と親交のある人物が経営陣に紛れ込んでいるのではという内容で、その真偽は不明だが資金調達にも不明瞭の点が多々見受けられるだけに、会社側の発表を疑問視する取引先も多い。

業歴と実績を持ち優秀な人材が居る企業だけに、新しいスポンサー企業も現れたという情報も聞かれるが、社員は不渡りを聞かされていなかっただけに、動揺している点が懸念される。

福岡を中心に九州では数箇所建築中の現場があり、不良債権が発生するのを恐れ、取引業者の名前が取沙汰されている。