大成建設社長交代の真相?

日本を代表するスーパーゼネコン「大成建設」社長である村田誉之氏が突然の辞任を発表し、後任として専務の相川善郎氏(62)が昇格就任した。

交代理由として、中期経営計画の未達から重圧に耐えられなかったことや、コロナの対応策に何らかの失敗があったという説が取り沙汰されているが、現在取り組んでいる関東の大型公共工事の下請けに、九州の反社会勢力と密接な関係があった業者が関わっていたからでは、との噂が風の便りに伝わってきた。

3億円前後のリベート捻出が未だ決済出来ずにトラブっているらしいとのことだが、真相はいかに?



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JR久留米駅前再開発事業で高齢者向け住宅?

5年前の新幹線開業を機に、JR久留米駅東口で再開発事業の目玉として、35階建、297戸の分譲マンション「ザ・ライオンズ久留米ウェリスタワー」が大成建設により完成したが、今度はそのマンションの道路を挟んだ北側の第二街区で、35階建の分譲マンションと13階建高齢者向けマンションを開発する計画が、昨年末発表された。
建物の1・2階には地権者を含む店舗が入居し、低層階建物にはミニ医療モールも開設する模様で、総工費は220億円だという。

ところが、久留米地区は一昨年来、分譲マンションの開発がひじょうに活発で、西鉄久留米駅の近隣、花畑駅の近く、そして中心部の六ツ門周辺では供給過多の状態に陥っており、地場や大手を問わず、デベロッパー各社は販売で苦戦している。
超高層マンションの事業主体がどのデベロッパーなのか不明だが、共同企業体となるのは確実。
ゼネコンは竹中工務店。

もう一つ懸念材料がある。
サービス付き高齢者住宅として建設される低層階マンションのことだ。

大部分が売れ残り、最終的にバルク販売されるのではないか、当初の建築費の10%程度の値段で大手が手に入れることになるだろうと語る関係者もいる。

三方一両損~博多陥没の場合

名奉行と慕われた大岡越前守に「三方一両損」という逸話があるが、皆さんよくご存知の話しだから詳細は省略。

今回の博多陥没、僅か1週間で道路が復旧したことは世界中で報道され、事故の大きさ以上に賞賛されており、高島市長の株が一段と上がった。

とはいえ、今後問題になってくるのは補償ということになり、事故現場の真前にあり、ニュースでは必ず登場したセブンイレブン博多駅前通店や紙与パーキング、そしてこの立体駐車場に50台余が駐車していたレンタカー会社はもちろん、周辺の企業や店舗などが1週間の休業補償を求めてくるのは必然だ。

今回は高島市長が大岡越前守を演じ、事故責任者の大成建設JV、被害にあった周辺企業や住民、これら三者がお互いに譲り合って補償費の調整を行なえば、うまく行くように思えるのだが。

事故を起したのは確かに大成建設JVだが、短期間での復旧工事で一番点数を稼いだのは高島宗一郎市長で、テレビでの見せ場も多く、福岡市は良い意味で今や世界に名を知られるようになったのだから広告宣伝費と思えば補償費も安く感じられ、一方で師走前の稼ぎ時だった被害者も、希望通りの補償額よりは少なくなったとしても、早く支払われれば気持ちが納まるだろう。

災い転じて福?・・・・大成建設

福岡市の空の玄関、福岡空港は滑走路を増設するため、空港ビルの移転工事が進められているが、当初から本命は、旧空港ビルを建築した大成建設といわれ、実際に落札したのも大成建設だった。

ところが、発注側の思惑とは異なっていたためか、設計変更などで値下げ交渉を迫る一方、水面下では清水建設と綿密な打ち合わせを行い、価格が優先することを理由に、落札した大成建設ははずされ、最終的に清水建設の受注となった。

一方、陥没事故が発生した七隈線延伸工事は、過去の実績から清水建設が本命だといわれていたにもかかわらず、公示価格が低かったため、泥水を被らないよう、清水建設は上手く逃げたようだ。

発注側の福岡市も、コンサルタントと事前に折衝して掘削工法も変更、かなり安い金額で入札を行ったが、如何なる撒き餌に踊らされたのか知らないが、3つのJVの中で、大成建設JVが落札、釣り上げられた。

大成建設にとって福岡は鬼門のようで、困ったときの神頼みではないが、何らかのお払いでもしないことには、さらなる大きなミスが大成建設を襲ってくるかもしれない。 続きを読む

博多駅前陥没事故~大成建設

11月8日早朝、博多駅前の道路が突然陥没、当初の小さな陥没は道路一杯まで拡大しており、自動車はもちろん人も通れぬ状態で、付近の建物には停電の影響が出ている。

福岡市は副市長をいち早く現場に派遣し、地下鉄七隈線延伸工事に伴う道路陥没と認めて発表しているが、同現場を受注し工事に当っているのは、スーパーゼネコンの大成建設のようだ。

最近の大成建設は東京で問題になっている、話題の新国立競技場や豊洲魚市場など、数多くの物件を受注しているが、官製談合と誤解されるような受注も多く、今回の延伸工事にしても落札当初からとかくの噂が流れていたのも事実である。

今日8日、大成建設の株価は9時ちょうどで767円をつけ、前日比16円安だったが、9時41分過ぎには771円にまで回復している。

さて、今回の事故は偶然おきた事故だったのだろうか。

麻生・古賀の戦い~同日・同時刻に政経セミナー開催

自民党元幹事長で筑後選出の古賀誠氏と、後継者である藤丸敏衆議院議員の政経パーティーが、7月6日午後6時からホテル日航福岡において、会費2万円で開催される。
一方同日同時刻には、福岡市長である高島宗一郎氏が副総理兼財務大臣、金融担当大臣の麻生太郎氏を来賓として招き、内閣総理大臣夫人の安倍昭恵氏をスペシャルゲストに、市政報告会をホテルニューオオタニにおいて、会費1万円で開催すると言うから面白い。
7区選出の衆議院議員である藤丸敏氏が一人では、集客に自信が無かったのか、後ろ盾である古賀誠氏との連名で行うのだが、今回はどれだけの人が集まるのか、多くの人が注目していると言っていいだろう。
古賀誠氏の支持者は選挙区だった、筑後大牟田地区だけに止まらず、福岡市内を始め、佐賀方面からも多くの支持者がバスを仕立て、パーティーに参加していたのをこれまで見てきただけに、非常に興味を持って参加するつもりでいる。
元幹事長であり、福岡の建築業界にも太いパイプを持っていた古賀誠氏だったが、先日入札が行われた福岡空港のビル建設入札においては、大成建設を推していたものの、最終的に清水建設JVに取られた。
どの様な力関係が作用したのか定かでないが、古賀誠氏が引退して勢力地図が変わったのは事実である。

 

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泥水建設~汚れる空港ビル

福岡の空の玄関口である福岡空港は、飛行機の離着陸が限界に来ており、新たに滑走路を1本増やすことで、効率化を考え計画が進められている。
滑走路増設の前に既存の空港ビルを移転しなければならないが、空港利用者ための駐車場の建設が終わってから、本格的な空港ビル建設が始まるが、スーパーゼネコンの大成建設と、清水建設がそれぞれ頭となってJVが組まれた。
大成建設4社JVに対し清水建設は3社JV、この2つのグループで入札したが、大成建設JVが清水建設JVより約20億円安い、450億円前後で落札したと言われている。
落札後は大型物件だけに、設計事務所を交えてVE折衝、簡単に言うと値引交渉、が始まり、10日前後の日数を要し設計事務所了承の下に、施主に対する提案書が提出された。
ところがこの提案書を叩き台にして、施主と清水建設が設計事務所を外して、別途に水面下で40日間の時間をかけて、価格交渉が行われたとの話が、漏れ聞こえて来たから問題である。
勝ち負けを決めるジャンケンで、相手が出した後に出せば絶対に勝てることから、公平さを欠く後出しジャンケンは違法とされてきた。
悪しき談合華やかりし頃でも、業界担当はルールを守り、この様な汚い手は使わなかったものだ。
スーパーゼネコン清水建設の矜持と良識は、一体何処に行ってしまったのだろうか。


 

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空港ビル~400億円の工事に異変

公共、民間を問わず大型工事には談合が付きもので、かつてはゼネコンの業界担当者が群がり、談合の腕を競ったものだが、最近は営業のルールを知らない社員が増え、何でも有りの激しい営業合戦が繰り広げられている。
かつては入札の前に談合が行われ、それまではあらゆる汚い手を使って営業するが、チャンピオンが決まり入札が行われると、負け組は潔く諦め次の獲物を求めて走り出したものだ。
福岡空港ビルは国交省の縄張り内で、数年前まで自民党の重鎮で実力者だった、福岡県筑後地区選出の古賀誠氏の独断場であったが、最近は現役を引退し勢力が弱まったのか、現在進行している空港ビルの建設では、入札後も未練たらしく清水建設が営業を続けている。
入札では大成建設が落札した情報を聞くが、清水建設は大成建設が設計事務所を交えて作成し提出したVE案の資料を入手し、施主と更に交渉している情報を聞く。
今回は新築部分だけでなく改装部分も含まれており、確か改装部分の元施工は大成建設だったはずだ。
一寸先は闇と言われる政治の世界だけに、政界も若手が力をつけ新旧の交代が進んでいるようだが、その若手を担いだ上での清水建設であれば、先見の明がある素晴らしい営業力となるのだろうが、これで契約に到るまでさらに一波乱起きそうな雲行きになって来た。


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