選挙待たず菅新総裁決定

安倍総理の辞任が事前に分かっていた麻生副総理は、いち早くポスト安倍に向けて動いた様だが、他の派閥が反発し麻生総理の目は無くなった。

その後は岸田政調会長が有利かと思われていたが、二階幹事長の筋書きに従って菅官房長官が浮上、既に石原派、細田派、竹下派、麻生派が支持を表明し、勝負はついた模様。

菅氏に近い菅原経産相、河井法相の2閣僚が辞任し、コロナ対策では一時は菅外しが見られるなど、もう終わった感があったが、見事な復活だった。

一方の禅譲狙いの岸田氏、河井氏の逮捕で参院選の借りを返したまではよかったが、思いは叶わなかった。

人の思惑が絡み合って、シナリオ通りに進まないのが政治の世界である。



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安倍総理入院か?

国内のコロナ拡大に歯止めがかからず、例年山口への帰郷や山梨の別荘で、夏休みを過ごす安倍総理だが、今回は小池都知事のコロナ発言によって、安倍総理も東京都から出ることに戸惑い、都内での短期休暇を余儀なくされていた。

お盆の予定行事も終わったところから、ホッとした気の緩みから何らかの兆候があったのか、17日10時に自宅を出て慶応病院に向かうニュースが飛び込んでくる。

安倍総理は体調が優れないのか、最近は発表される数字が悪いところから、心が折れ内閣の継続に自信を失って、麻生副総理から厳しい言葉での申し入れがあり、何らかの政局に変化があるとの情報が流れ始めた。



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複雑な福岡選挙区

初めての10連休も終わり五月晴れが続き、爽やかな風が吹き始める事を期待していたら、突然永田町から解散風が吹き始め、風が風を呼び込んで日増しに強くなり、今や竜巻のような風が至るところで吹き始めた。

マスコミも解散を煽るようなニュースを放映し、単なる噂も現実味を増し、常在戦場の気持ちで日々頑張っている衆議院の先生方は、先手必勝の心構えで居るので、早くも地元秘書が選挙事務所を物色している話が飛び込んでくる。

特に福岡は先に行われた福岡県知事選挙において、麻生副総理が県民の意に反して新人候補を公認し立候補させたので、福岡県内の勢力図はかなり複雑になっており、まだ修復は終わっておらず、頭を抱えている先生方も多い様だ。



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副大臣辞任の原因

福岡県知事選挙は現職の小川洋知事が、投票締め切りと同時にNHKが「当確」を出し、最終的には過去最多の128万票を獲得する圧勝だった。

自民党候補である武内和久氏は慰める言葉が無いほどの惨敗で、ノーサイドの笛が鳴り選挙は終わった。

応援に駆けつけた参議院議員塚田一郎氏は、事実を喋って貰う為に応援を依頼され、見事に喋り過ぎたのか、翌日には「忖度」発言と騒がれ始め、4日後には副大臣辞任にまで追い込まれた。

敗戦翌日の新聞には、「福岡知事選挙は忖度負け」と報じられ、新潟県連の会長は留まる事が出来る様だが、夏に予定されている自分の選挙さえ、危うくなり始めている。

ここ数年の福岡県内で発生する政治トラブルでは、国会でのポジションが高い麻生副総理が常にヤリ玉に挙げられるが、発端の要因には必ず北九州出身の国会議員の影が見える。

今ではトラブルメーカーの称号さえ付いており、二手三手ではなく、百手先までは無理だろうが、せめて五十手先くらいまでは読んだ上で、政治を行って欲しいものだ。



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宗像市・県議会議員選挙

4年前の宗像市を選挙区とする福岡県議会議員選挙は、吉武邦彦氏と伊豆美沙子氏が無投票で当選であった。

その後に伊豆美沙子議員が宗像市長選挙に出馬し、見事に当選し市長に就任したが、この選挙区は2人区のため補欠選挙は行われず、現職は緑友会所属の吉武邦彦議員だけである。

宗像市の自民党支部は一本化を目指して調整した結果、元市議会議員の井上正文氏に、自民党福岡県連の公認がスムーズに決定し、地元は大いに盛り上がりを見せている。

そこに突然旧玄海町長の子息である、木村哲晃氏が立候補を表明し選挙運動を始めた事で、静かだった宗像市の統一選挙が騒々しくなってきた。

木村哲晃氏の売りは、現福岡市長である高島宗一郎氏の秘書を8年間務めた事で、選挙パンフレットには高島市長と一緒に写った写真で秘書時代を強調している。

しかし頼みの綱の高島宗一郎市長の動きは何故か止まっており、また麻生副総理とのパイプもあるものの、福岡県知事選挙の絡みで麻生氏自身は露出を極力控えているのが現状、木村哲晃氏の知名度は広まっていない。

木村哲晃氏の応援には宗像市以外の企業が多く、地元有権者にはまだ浸透し切れておらず、厳しい闘いとなっている。



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福岡県知事小川洋氏が優勢

福岡県知事選挙に立候補している元厚労省出身の武内和久氏に、華が無いのを承知の上で、自民党本部へ推薦願いを提出、様々な異論が出る中でも、麻生副総理の安倍総理に対する直談判が功を奏し、1月末に推薦が決定した。
麻生副総理を筆頭に強力な選対が組まれ、元福岡県知事麻生渡氏が後援会長に就任し、ダブル麻生の強力な選挙運動が始まり、表面的には企業や支援団体が増えるも、実態は伸び悩みで頭を痛めている。
しかしその選挙運動の方法は従来どおりで、上意下達方式の命令で運動員は動いており、実際の指揮は大家敏志参議院議員が行い、数年前に行われた福岡6区補欠選挙のように、猛烈な叱咤激励が連日続いているようだ。
先日行われた世論調査においても、自民党本部が数字を改ざんしている噂も聞かれ、国民を欺いている様子が窺える。
数字を自分に都合の良いように、改ざんし弄ぶと痛いしっぺ返しの被害を蒙ることになり、数字は正直であり、敢えて直視して逃げないことだ。



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混迷の福岡県知事選挙

人口500万人を越える福岡県、4月7日に県知事選挙が予定され、現職の小川洋氏が3選を目指している。
しかし過去2度の選挙で推薦をしていた自民党福岡県連は、2年前の福岡6区補選を始め様々な軋轢が生まれたのか、昨年末には新たに候補者を公募していた。
選考委員会は参議院議員大家敏志氏を委員長に決め、元厚労省で現在は民放テレビでコメンテーターをしている武内和久氏を推薦することを東京の本部に申請している。
地元では現職である小川洋氏が、圧倒的に支持率が高いのを誰もが知っており、主だった財界のトップも小川洋氏の選挙準備を、粛々と行っているのが実状である。
1月27日に投開票行われる山梨県知事選挙の結果を見て、国会が召集される28日の夕刻から、安倍総理、麻生副総理、二階幹事長、甘利選対委員長4人が集まり、福岡県知事選挙の推薦を話し合い決定するようだ。
最近は安倍内閣の政策や数字が信用出来ない風潮が強まっており、仮に山梨で自民党候補者が落選し、福岡県知事候補に武内氏推薦が決定すれば、夏の参議院選挙に与える影響は大である。



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公明党は今こそ立党の精神を発揮する時では!!

今の国会の状況を見るとき、財務省は森友・加計学園問題で、文書改ざん問題に最終的な結論を出し、佐川前理財局長以下20名の処分で、この問題の幕引きを図ろうとしている。
麻生副総理兼財務相に至っては、閣僚手当1年分の170万円を国庫に返納することで、副総理兼財務相の座に居座ろうとして、辞任しないとの事。
野党は麻生副総理兼財務相辞職勧告・内閣総辞職の要求を目論む。
公明党は1999年10月第2次小渕政権で自民党との連立を組んで約20年が経過している。
公明党の与党内での役割は「与党内野党」として、自民党の暴走にブレーキをかけることではないか。
公明党の立党精神は「大衆(国民)とともに・・・・」で、言い換えれば、国民目線で政治を行うことだろう。
今こそ立党精神という原点に返り、自民党(安倍内閣)の暴走に真正面から取り組み、国民直視の政治実現に向け、最大に努力をし、汗をかく時期にきている様な気がしてならない。



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2000億円

年間予算2000億円と言われているのは、連日マスコミに悪質タックルで一躍有名になった、アメフト部を抱えている日大の予算で、小さな地方自治体の予算に匹敵する。
日本全国に20校を超える高校を擁し、各高校ともスポーツに力を入れて、その頂点にあるのが日大のスポーツ部で、特にアメフト部の内田監督は、田中理事長に次ぐナンバー2の地位にあり、監督は辞任したものの学内の地位は、現時点では取り沙汰されていないのが不思議だ。
安倍総理と麻生副総理はマスコミに叩かれているが、田中理事長と内田前監督も似たような構図で、どちらも最初の嘘が尾を引いて、対応のまずさが似ている。

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安倍総理の一言

マスコミは連日「森友学園」問題を報じ、国会で答弁した元財務省理財局長の、佐川宣寿氏も国税庁長官を辞任、長官に就任して初めての記者会見が辞任会見だった。
安倍総理や麻生副総理も森友学園問題を、少し軽く見ていたような気がするが、執念のマスコミ取材が功を奏し、更には財務省の担当職員だった人物が、自殺したことで事態が一変し、麻生財務大臣も記者会見を行う。
これら一連の問題は安倍総理が国会で発言した、「私や妻、事務所が今回の問題に関係していたら、総理大臣も国会議員も辞める」、と国会で明言したことで全てが始まった。総理大臣の椅子はそんなに軽いのかと、発言を聞いた瞬間に思ったのは記憶にある。
この一言の発言が無かったら、森友学園問題をここまでマスコミも追わず、もう少し早く収束していたのではなかろうか。

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ビッグニュース

最近、ビッグニュースとして、「日銀黒田総裁の再任」や「G20福岡開催」が、一部マスコミの特ダネで報じられたが、その裏には様々な水面下の動きもあり、関係者の間で話題になっている。
先ずは「日銀黒田総裁の再任」だが、日銀総裁人事に関しては、日本経済にも多大な影響を及ぼす重大ニュース、しかも安倍総理が平昌オリンピック開会式に出席するため訪韓している、トップ不在のタイミング。
関係者によると、確定申告が始まり税務署前で「佐川ヤメロ」のシュプレヒコールが起こり、国会でも野党から佐川国税庁長官に対し厳しい追及が行われており、佐川問題の火消しの為に「日銀黒田総裁再任」をリークした噂が広がっている。
またG20開催に関しても、一度は「福岡開催決定」のニュースが出たが、喜びも束の間、1日で引っ繰り返された。
当初から福岡市の幹部は、福岡空港が近いのが最大の利点で、ホテル不足がマスナス要因、開催に関しては100かゼロ、福岡か大阪の答えを予想していた。
ところが大阪に引っ繰り返されたものの、福岡での首脳会議は無理としても、G20財務相・中央銀行総裁会議は福岡市で開催することに決定、ゼロと思っていたところだが、思わず納得してしまう見事な落とし所だと思う。
しかしこの裏にも安倍総理、麻生財務大臣の暗闘が見え隠れしており、福岡市長も再び揺れ始めている。

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麻生政経文化セミナー・21世紀への提言 ~ 開催

7月31日(月)、ヒルトン福岡シーホークで午前11時から、麻生太郎副総理兼財務大臣の後援会、九州素淮会(松尾新吾会長)主催で、「麻生政経文化セミナー 21世紀への提言」が開催された。
当初は1500脚が準備されていたが、約200脚追加され、1700名余の来場者で熱気に包まれた中、松尾会長のあいさつに続いて、青山学院大学陸上競技部の原晋監督が、大学駅伝史上初めて、箱根駅伝、出雲駅伝、全日本大学駅伝の3冠3連覇を果たした講演があった。
最後に壇上にあがった麻生副総理の講話は、今の政治経済状況の中、具体例を交えた話が連続、相変わらずの話術で会場を盛り上げるなど、盛大なセミナーとなった。

世論調査~鳩山二郎46.1%

福岡6区衆院補選で自民党福岡県連が、党本部に公認申請している蔵内謙氏の支持率があまりにも低い為、党本部は9月3日と4日に3度目の世論調査を行なった。
結果は
鳩山二郎  46.1%
蔵内謙   17.5%
新井富美子 14.6%
小林解子   4.6%
だった。
1回目および2回目と変わらない数字が出て、関係者も発表を躊躇しており、今日7日に急遽、麻生副総理と自民党選挙責任者の古屋氏との会談が行なわれるようだ。


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