カテゴリーアーカイブ: その他ニュース

地権者会は解散、町長も「計画は白紙」(2)

計画の「復活」はありえない

こうした事情もあって、総会での決定はすっきりとした形ではなく、今後の状況が変化すればテーマパーク構想が再浮上する余地があるとも取れるものとなった。

そのためか、地権者会の方針決定を報じたマスコミ各社にも捉え方に温度差があったようで、計画継続に含みを残すかのような表現を用いた社もあった。

日本トレイドの山崎和則社長の「会からPSJの名称がなくなるだけで、実現の可能性はまだ残っていると理解している」との発言も、地権者会そのものが消滅するわけではないことを踏まえたものといえる。


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地権者会は解散、町長も「計画は白紙」(1)

hisayamaMAP2.JPGのサムネール画像久山町のテーマパーク計画で、建設予定地を所有する「PSJ(パラマウント・スタジオテーマパーク・ジャパン)久山地権者会」(国崎豊会長、約100人)は11月25日に総会を開き、「解散」を決定した。今後はPSJの名称をはずした上で、別組織として再出発する方針。

一方、鮎川正義町長は27日に開かれた町議会で「計画は白紙に戻った。地権者の意向を尊重したい」と発言。地権者・自治体が相次いで計画からの「撤退」を表明したことで、本紙がこれまで再三報じてきたように、ついに終止符が打たれた形だ。


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法廷での証言の是非 RKB 報道の原則とは

(07年11月号掲載) 

RKB毎日放送二丈町の恐喝未遂事件の裁判で、 被告の藤原正男さんが「マスコミに情報提供したのが事実かどうか」が重要なポイントとなっている。

このため裁判所は、藤原さんが接触したとされる「RKB毎日放送」(福岡市、写真)の記者を証人として呼んだが、記者は尋問に対し「答えられない」と事実上証言を拒否した。

事実を法廷で話し藤原さんの主張を裏付けるべきか、あるいは「報道の原則」を守ることで、結果的に自分の取材源を“見捨てる”のか―。法廷での証言をめぐり、報道のあり方が問われる事態となっている。


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視覚障がい者が代表務める 「喫茶ポエム」 福祉作業所

(07年11月号掲載) 

喫茶「ポエム」福祉作業所も30年余の歴史を重ねる中で、その形態も多様になってきた。今回紹介するのは喫茶店。福岡市南区の大型団地「若久団地」の入り口にある「喫茶ポエム」福祉作業所(写真)である。

代表の橋口千寿子さんは自身が視覚障がい者。 「同じ障がい者の立場から視覚障がいを持つ人たちをサポートしたい」 と2004年に立ち上げたユニークな作業所である。


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プロの仕事で地域に根付く 「かうひい工房 ぺるる」

(07年10月号掲載) 

かうひい工房 ぺるる人1人すれ違うことができるだけの細い路地、常連客ときさくにやりとりする店の人。福岡市博多区の吉塚市場(商店街)は、昔の風情をそのままに残す数少ない市場だ。

精神障がい者小規模作業所「かうひい工房 ぺるる」(写真)はその一角にある。 ただ、そのたたずまいは写真でも分かるように、とってもおしゃれ。とくに昔ながらの市場の風情とは好対照で、障がいを持つ人の作業所とは分からない。


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焼酎王国 崩れる蔵元・小売業者の関係

(07年10月号掲載) 

居酒屋に並ぶイモ焼酎全国的な「本格焼酎ブーム」と言われて久しい。今や福岡でも完全に定着し、多くの方が居酒屋や自宅で愛飲されていることだろう。特に鹿児島など南九州で生産されるイモ焼酎はその銘柄も多く、プレミア価格で取引される物もあり、ブームの中心にあった。

だが本格焼酎の出荷量は昨年からその伸びは鈍くなり、ブームは沈静化。そんな中、鹿児島の有名酒造メーカー(蔵元)と地元小売業者による裁判が続いている。

「ブームのせいで蔵元と地元との関係が崩れてしまった。裁判はその象徴」(酒造メーカー関係者)。焼酎王国・鹿児島で今、何が起こっているのか。
(写真=居酒屋「いきなり屋」福岡市中央区警固)


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音楽とアートでプロ活動 「JOY倶楽部プラザ」

(07年9月号掲載) 

障がいのある人も健常者と同じように、さまざまな興味・関心があり、多彩な能力を持っている。しかし、それを発揮させるには手助けが必要なことなど、数多くの困難がある。

そうした中、全国でもあまり例のない音楽やアートの授産に取り組んでいるのが、福岡市博多区月隈、総合スポーツ公園「博多の森」近くにある社会福祉法人福岡障害者文化事業協会・知的障害者通所授産施設「JOY倶楽部プラザ」(緒方克也理事長)だ。


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誘致プロジェクト「最終局面」 久山町 テーマパーク計画

(07年9月号掲載) 

テーマパークの建設が計画されている山林これまで本紙で再三お伝えしてきた、久山町のパラマウントテーマパーク誘致プロジェクトが「最終局面」を迎えている。建設予定地の仮押さえ期限が今月30日に迫る中、地権者側は「プロジェクトの進展がみられない」として、契約終了の決断を下しそうな情勢だ。

一方、日本トレイド(福岡市博多区)の山崎和則社長は、トップに地元財界人を据えたSPC(特定目的会社)を設立する意向を示しているが、土地が確保できなければ計画は一気に破綻する。

絶体絶命の状況に追い込まれた山崎氏側に、はたして打つ手はあるのか。
(写真=久山町のテーマパーク建設予定地)


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地域とともに生きる 「工房陶友」

(07年8月号掲載) 

福祉作業所というと、障がい者たちが部屋の中で黙々と作業しているものというイメージを持つ人が多いのではなかろうか。もちろん、作業自体は部屋の中で黙々とやるほかないが、作業所の活動は地域に大きく広がっている。

アルミ缶回収に地域を回ったり、地域の祭りに自分たちの作品をもって出店したり、地域の学校と交流したりと、多くの作業所が地域に積極的に出て、つながりを深めている。


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海が発する「警告」 博多湾などで異変相次ぐ

(07年8月号掲載) 

博多湾(写真)や玄界灘で、従来では考えられない現象が相次いで報告されている。

玄界灘ではこのほど、サメの群れが海岸のすぐそばに出現。博多湾でも植物プランクトンが大量発生する「白潮」が春先に表面化した。湾で釣れる季節ごとの魚の種類も変化が見られる。

こうした「海の異変」は日本全国、また世界の海域で報告されており、専門家からは異常気象が原因と指摘する声も。海が発する警告は、確実に進んでいる「地球の病」をわれわれに伝えようとしている。


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市民と手を取り合って 「ひかり作業所」の30年(下)

(07年7月号掲載) 

30年前、九州の一角に灯った障がい者の希望の灯火、ひかり共同作業所は今、社会福祉法人福岡ひかり福祉会(伊藤明夫理事長)として大きく翼を広げている。

その翼下には、認可施設「ひかり作業所」、その分場施設「工房陶友」、同じく分場施設「あかり」、障がい者がその中で生活しながら働く「かしはらホーム&デイサービスセンター」(認可施設)、地域活動支援センター「第2ひかり共同作業所」(認可施設)、グループホーム「たんぽぽ荘」「寅」「秋桜」、さらに高齢者対象事業として、高齢者デイサービスセンター&ショートステイ&グループホーム「託老所よりあい」「託老所第2よりあい」があり、ひかりグループを形成している。


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土地の契約切れ目前に 久山町のテーマパーク計画 

(07年6月号掲載) 

テーマパークの建設が計画されている山林日本トレイド(福岡市博多区、山崎和則社長)が進めているアメリカの大手映画配給会社「パラマウントのテーマパーク誘致プロジェクトが破綻寸前に追い込まれている。1000億円を超えるとされる投資交渉が9月までにまとまらなければ、久山町の建設予定地(約150㌶)の地権者会との契約が切れるためだ。

山崎社長は「7月までには交渉をまとめると自信を見せてはいるが、地権者らは「あの人はいつも口だけで実際には何も進んでいない」と冷ややかだ。一方、韓国・仁川で同様の計画が進んでいることも発覚し、県内に日本屈指のテーマパークを造る構想は「風前の灯火」。頓挫した場合は出資金に絡む問題などが噴出することが予想され、計画の行方が注目される。
(写真=久山町のテーマパーク建設予定地)


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コンサートも実施 「ひかり作業所」の30年(中)

(07年6月号掲載) 

前回、ひかり作業所が地域の人たちの協力で1982年、福岡市に小規模作業所補助金制度を実現させたというところまで述べてきた。一方、全国の共同作業所の集まりである共作連(共同作業所全国連絡会)では毎年、国の補助制度の創設を求める国会請願署名活動を展開してきた。

もちろん、ひかり共同作業所もその一端を担い、87年についに国の補助金制度(年間70万円)が実現する。


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県議会 副議長ポストめぐる泥仕合の内幕

(07年5月号掲載) 

福岡県議会棟(福岡市博多区)4月の統一地方選で新たな顔触れとなった県議会(88人)は、改選後初めて開かれる臨時議会を前に、副議長ポストをめぐる駆け引きに明け暮れた。

4年前に分裂しこのほど再統一を果たした自民党系会派は、過半数割れしたものの第1党を維持し、「野党にポストを渡すな」と指定席の議長に加え新たに副議長のイスも要求。一方、選挙戦で躍進した民主党系会派は「第2勢力が副議長を出すのが常道だ」と譲らない。この両者に加え第3勢力の思惑も絡んだ、政策論争そっちのけの「泥仕合」の舞台裏を、レポートする。

本記事掲載時にはすでに決まっているはずの副議長ポスト。はたして、結果はいかに?
(写真=福岡県議会棟)


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政党に勝者なし 激戦の知事選 その舞台裏

(07年4月号掲載) 

現職・麻生氏の4選で幕を閉じた福岡県知事選。その舞台裏では、自民党と民主党の党利党略が絡んだ「理念なき代理戦争」も繰り広げられた。若手の党人、稲富氏を擁立して敗れた民主が痛手を負ったのは当然ながら、「県民党」を掲げた麻生氏を後押した自民も「脇役」の悲哀を味わった。「政党に勝者なし」。水面下のエピソードから、選挙戦を振り返る。


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仲間たちの笑顔に惹かれ開設 善意集まる「あおぞら作業所」

(07年4月号掲載) 

新聞社を定年の1年前にやめ、小規模福祉作業所を開設した人がいると聞いて訪ねた。福岡市南区弥永2丁目。那珂川のほとりに広がる静かな住宅街に「あおぞら作業所」はあった。

作業所と聞いて、工場のような施設を思い浮かべる人もいるかもしれないが、そこは所長の大賀和男さん(60)の自宅の庭に建てられた延べ床面積23坪の木造2階建て。一般住宅とまったく変わらない外観で、内部も家庭的な雰囲気だ。05年4月にスタートして丸2年。ダウン症や自閉症など知的障がいのある仲間たち15人が通っている。


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てんかんや精神障がいの人とともに 設立10年「さざなみ作業所」

(07年3月号掲載) 

障がい者の働く場を確保し、生きる意欲と生活を支えてきた小規模作業所(共同作業所、地域作業所ともいう)が今、大きな波に翻弄されている。

昨年4月から施行された障害者自立支援法である。法律の名は「自立支援」となっているが、作業所関係者は「公的支援が大幅に後退し、これまでに積み上げてきたものが突き崩される思い」と言う。そこで、県内のいくつかの作業所の活動をシリーズで紹介し、法律の問題点にも触れていきたい。


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福岡市・副市長人事の内幕  

(07年3月号掲載) 

福岡市役所福岡市の吉田宏市長が、就任3カ月を迎えた。初めて本格編成に取り組んだ07年度当初予算案に「留守家庭子ども会の無料化」や「公園の芝生化」などの選挙公約を盛り込み、徐々に「吉田カラー」を打ち出し始めている。

ただ、今春から起用する新副市長2人の手腕には市役所内外で懐疑的な声が多い。今回の人選の意図は何か。様々な思惑が絡み合った人事の舞台裏を探った。
(写真=福岡市役所)

 


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福岡県民新聞とは

新聞が、テレビが「本当のこと」を報道しているとは限りません。

「こんなことが現実にあるのか」「こんなことを許していいのか」と呆れ、怒りを覚えながらも、客観報道という体裁によるしばりで、「伝えるべきことが伝えられない」「書きたいことが書けない」というジレンマに陥っています。

また記者クラブという「談合組織」の中にいることで、他社との「横並び意識」が優先し、当局・行政サイドが発信する情報を垂れ流すだけになってしまいがちです。「どの新聞、どの放送局を見ても似たようなニュースばかり」となってしまうのです。

その傾向は近年ますます強まって来ており、さらには記者個人の問題意識・能力のレベルも、残念ながら低下しているのが現実でしょう。

結果、大手マスコミ・メディアが「事実をより深く知りたい」という人々の欲求を満たしているとはいえないのが現状ではないでしょうか。

そんな状況を憂い、「県民に伝えるべき事実とは何か」「私たちが知るべき事実とは何か」「報道とはどうあるべきか」という視点から取り上げるテーマを独自に判断し、一般メディアが報道できない部分まで踏み込んでみなさんにお伝えしたいと考え、福岡県民新聞を発刊いたしました。

福岡県民新聞の編集方針は次の通りです。

(1)疑惑や不正など、マスコミが扱えないニュースを先駆けて報道します。

(2)一般のメディアが「ニュースではない」と切り捨てる話を、独自の視点と取材で掘り下げます。

(3)「ニュース」とまではいえないが、地元の住民にとっては重要な問題である、街中のトラブルなどを取り上げます。

(4)通常では表に出ない、政治・行政・メディアなど特定の業界や事件の裏話を「一行情報」としてHPで掲載します。

(5)福岡でがんばる人たち、福岡の魅力を発信しようとする人たちを応援します。

(6)福岡県民新聞ONLINEではネットの特性を活かし、速報のほか、HP限定企画や写真特集などを随時アップしていきます。 

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