高島市長、ようやく4選出馬表明 [2022年10月12日14:03更新]

高島宗一郎市長(47)が4期目への出馬をようやく表明した。
市長選告示(11月6日)まで1ヵ月を切った段階で続投しないとなれば、福博の政財界からは無責任という批判を浴びたであろう。

ここまで引っ張ったのは、相当迷いがあったものと想像する。
再開発に翳りが見られるから? それとも 3期12年で飽きた?
理由は分からないが 選挙は子どもの一人遊びではない。
特に150万の政令市の選挙、周囲に多大な影響を与える。
大人なら、どんなに遅くとも2ヵ月前までには表明するべきだった。

さて、事実上の一騎打ちとなる相手は田中慎介氏(44)。
市民連合事務局長が代表を務める「福岡市から政治をかえる会」と政策協定を結んだことで、「保守」対「革新」の構図と報じらたが、果たしてそうだろうか。

これまで田中氏自身が取り立てて革新的な活動をしてきた訳ではなく、むしろ 自民系議員同様、商店街の活性化や地域活動、消防団活動など 積極的に励んできた。
高島市長の場合、自民党本部の重鎮は重視する一方で、 自民党市議団はじめとする地方議員とは距離を置いており、保守という印象はない。

保守とか革新より、アジアの玄関口、九州の中心都市としての福岡市をどう発展させるか、同時に少子高齢化が進む中で 地域コミュニティをどう維持していくか、そのどちらも疎かにしない舵取りが重要だ。

これから公表される公約や施策を見極めた上で、次の4年を託したい。