本気度が伝わらなかった選挙 [2022年11月21日09:04更新]

福岡市長選挙は、午後8時に高島宗一郎氏の当確が出て 得票率75.7%と圧倒的な強さを見せつけた。
対する田中慎介氏、野党共闘の体制を取った割には 9万6408票(22.1%)と伸び悩んだが、敗因は準備不足に尽きる。

市長選に出たくても 高島氏が出馬すれば勝つ見込みはない。
高島氏がぎりぎりまで進退を明言をしない中、相当迷ったと思われるが 出馬に踏み切ったのは告示2ヵ前、あまりに遅過ぎた。

それに加え、出馬表明後の朝の辻立ちが 1人であったり、選挙事務所が都心部ではなく、県庁前の立憲民主党の事務所を間借りするなどから、市長選を戦うだけの資金が集まっていないことが窺われ、本気度が伝わって来なかった。

ただ敗れはしたものの、政策立案能力は高く評価されており、今回の選挙で田中氏のことを知ったという市民の方もおられるだろう。
来年4月は統一地方選(市議選)が控えている。
最近は ルックスが良いだけの若手が 苦労もせず当選する傾向にあり、勘違いしている市議や 政治の何たるかを理解していない市議が増えている。
少し身体を休めたら、復帰を目指して走り出してくれることを期待している。