夢のアーティストへ再始動 52歳の実力派ボーカリスト [2008年12月22日09:15更新]

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(08年11月号掲載) 

西村和真三のライブ(ビルボード福岡)一度はあきらめたアーティストの夢へ向け、再び本格活動を始めたボーカリストがいる。西村和真さん(52)。早くから実力を認められていたにもかかわらず家庭の事情でプロの道を断念した。だが若い頃から抱き続けた夢を叶えようと少しずつ音楽活動を続け、すでに熱狂的なファンも獲得。

「いつの日か・・という思いが、この歳になって開こうとしています」(西村さん)。現在はオリジナル曲の制作に励み、精力的にライブを行うなど着実にその歩みを進めている。



 

アンコールの演奏が始まると、満員の客は総立ちとなった(写真上)

10月12日、ビルボードライブ福岡。西村さんをメインボーカルに、福岡・九州出身のミュージシャンが脇を固める。ジャズのスタンダードから70年代のポップスまで(写真下)。観客は西村さんの歌声に魅了され、ライブは大盛況のうちに幕を閉じた。 

「04年に最初のオリジナルアルバムを出し、今春まで月2回のペースでライブをやってきましたが、やはり数が少なかったということで、今後はそれも増やしていく予定です。1人でも多くの方に知ってほしいと思います」。西村さんはそう力を込める。 

夢を忘れられず

西村さんは1956年、大川市生まれ。中学時代にエルビス・プレスリーのとりこになり、独学で歌唱法を習得、プロの歌手を目指していた。80年に「ヤマハポピュラーソングコンテスト」に入賞、84年には「KBCライブコンテスト」で優勝するなど、その実力を高く評価された。にもかかわらず家族の病気が原因で家業を継がなければならなくなり、いったんはアーティストの道を断念した。 

だが「音楽をやっていきたい」という夢を忘れられず、96年からCM音楽の制作やホテルのブライダルシンガーを始めた。こうした活動が評判になり、「福岡スクール・オブ・ミュージック専門学校」のボーカル科講師を務めながらバンドでのライブやイベントにゲスト出演するように。さらには03年、「実力を試してみたい」と出場した「第22回浅草JAZZコンテスト」のボーカル部門でグランプリを受賞した。 

多くの人に後押しされて

「いつかはアーティストの仕事一本でやっていきたいという思いはずっと持ち続けていました。特に最近、音楽活動を通じて知り合った多くの方々に後押しされて、これでやっていけるという自信もできました」 

曲作りやアレンジなどはほとんど自分の手で行う。「音質などには徹底的にこだわりたい、人任せにできないですから」。専門学校講師の仕事と両立させながら、年明けにはオリジナル曲ばかりのミニアルバムを発売する予定だ。 

「願い続ければ夢は叶うということを、メッセージとして伝えられれば」

★西村和真さんの公式ウェブサイトはこちら