住宅街の隠れ家ジャズスポット 音響にこだわり 太宰府市 [2008年10月22日09:09更新]

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(08年10月号掲載)

西鉄二日市駅からほど近い住宅街。その一角にある、一見ごく普通の民家。だが実はここ、一部のファンの間で人気を呼ぶジャズバーである。

ジャズバー、ジャズ喫茶といえば福岡市・天神など繁華街にあるのが通例。だが「Jazz工房Nishimura」(太宰府市朱雀)は、オープンして1年足らずにもかかわらず、月3回のペースで開かれるライブには多くの客が集まるなどジャズファン、オーディオファンの「隠れ家」的な存在となっている。



 

ある週末の夜。ボーカル西村和真、ギター緒方裕光のユニット「Quiet Field」のライブが開かれ(写真上)、店内は30人を超える客であふれた。

ある女性ファンは「以前は東京にいましたが、こんなに近い距離で聞ける場所はないですよ」と満足そうだ。

 

白い壁の店内にはテーブル席のほかバーカウンターが。一見、レストランのようなたたずまいだ。だが部屋の正面には14本もの超大型スピーカーが、壁一杯に並ぶ。

「音響には徹底的にこだわりました」。そう話すのはオーナーの西村彰さん(56)。「お客様はもちろん、特にミュージシャンの方には200%満足していただけると自負しています」

少年時代からオーディオマニアだったという西村さん。学生時代にジャズと出会いとりこに。仕事で全国を飛び回りながら各地のジャズ喫茶・バーを訪ねたという。その後会社を辞め昨年11月、この店をオープンした。

Jazz工房Nishimura

ジャズバーなどの多くは福岡、久留米市などにある。「自分が長年住む太宰府に開きたい、という思いにこだわりました。地元のファンに愛される店を目指しています」。そこで、ほかにはない新しい店を─と工夫を凝らしているという。

「建物は音響と演奏を重視して1から設計しました。従来のジャズ喫茶やバーのイメージを覆し、繁華街のテナントではできないことをやりたい」。そのため店内は全面禁煙となっている。

「趣味の延長で終わらせるつもりはありません」と西村さん。「若い20代、30代の方にジャズの魅力を知ってもらうため、これからも新しいことに挑戦したい。また、福岡の音楽の底上げのために、若いミュージシャンに演奏の場を提供できれば、と思っています」

★Jazz工房NishimuraのHPはこちら