(09年2月号掲載) 長引く不況や自立支援法施行の影響で現在、障がい者を取り巻く環境は厳しい。そんな中で障がい者はどうすればいいのか、社会に求められることとは? 「生きること」「障がいから学んだこと」を伝え続ける森さんに話を聞いた。 ユーモアあふれる森さんの語り口や楽しいショー。訪れた人からは笑いが絶えない。 「これまでずっとけいれんを抑える薬を飲んでいたんですが、講演やショーをお客さんと一緒に楽しんでやっているせいか脳波から異常が消え、2年前からは薬が必要なくなりました。笑いの効果でしょうか。実益とリハビリを兼ねたビジネスと言えますね(笑)」 森さんは高校まで健常者と同じ学校に通った。「ガイジ(障害児)と呼ばれていじめにもあいました。いいことばかりではなかったけど、だからこそ、いいことが普通の何倍も嬉しいんです」 現在は1人暮らし、料理もできるだけ自分で作る。 森さんに出会って「障がい者に対するイメージが変わった」という人が多いという。「障がい者だって恋愛もするし性欲もある、1人の人間なんです。当たり前のはずなんですが、多くの人が障がい者に先入観を持っているのが現実。それを打ち破りたい」 芸名にHandy、そして活動するバンド名は「THE Show☆Guy」。障がいを隠すどころか前面に出すやり方は、他の障がい者にとってはかなり過激に写るだろうが・・。 「目立ちたがり屋の性格なので(笑)。確かに『あの人は特別だから』と言われることもある。でも特別でも何でもない。少しだけ考え方を変えれば誰にでもできるはずです」 「教育や福祉の予算が削られています。本来これらは幸せな社会を築く上で必要な『未来への投資』のはずなんですが。そんな今だからこそ障がい者もどんどん社会に出ていくべきだし、企業の方ももっと障がいのことを勉強し、われわれのことを知ってほしい。 自分の活動が今後、本当のユニバーサル社会の実現に少しでも役立ってくれれば・・と思っています」 《森氏の講演、ショーに関する問い合わせ先》
脳性まひによって生まれつき両手足と言語に障がいを持つ森裕生さん(26)=福岡市南区、写真=。Mr.Hnadyの芸名でマジックショーを行うなど、様々な活動を通じて多くの人に笑いと感動を与えている。
★「スリーエイト株式会社」 093-592-1477
ユニバーサル社会に必要なこと Mr.Handy 森裕生氏に聞く [2009年4月14日13:01更新]
タグで検索→ |

