(10年7月号掲載) 現職の吉田宏市長は再選へ意欲的とされる。だが前回選挙で支援した民主党県連内部では吉田氏に対する不満の声は大きくなる一方。「別の候補を立てるべき」との声も囁かれ、元佐賀市長が推薦候補に名乗りを上げる事態となった。 これに対し、元教育長が出馬の準備を進めているほか、参院選で躍進したみんなの党も候補者を擁立する可能性がある。 候補選定を先送りしてきた保守系会派の動向も気になる。現時点の情勢をまとめた。 06年の市長選で民主などの推薦を受け、山崎広太郎市長(当時)を破って初当選した吉田氏(写真)。「現職が圧倒的に有利」との下馬評を覆した勝利は新市長に対する有権者の大きな期待の表れでもあった。 だが「市立こども病院」(中央区)の移転問題をめぐり「公約違反ではないか」として大規模な市民運動が起きるなど、有権者や関係者から吉田市長に対する疑問や失望の声、批判が相次いだ。 そのため民主関係者からは「今度の市長選は応援したくないのが本音」といった不満の声が漏れ、ついには「別の候補者を立てるべきだ」として元佐賀市長の木下敏之氏の名が囁かれる事態に。 こうした状況の中、西日本新聞は13日、同氏が出馬の方針を固め民主へ推薦願いを出す意向であることを報じた(「J氏の独り言」参照)。 市長選への対応をどうするのか、民主県連内ではこれからあらためて議論されることになりそうだが「民主の推薦がなければ、今の後援組織だけでは運動員などが足りず、選挙活動に支障をきたす恐れがある。『現職を推すことはありえない』と公言してきた市議会保守系会派(自民・公明・みらい)に対し市長が秋波を送ることも十分考えられるでしょう」(大手マスコミ記者)。 ちなみに現在、民主県連の中で吉田市長に「べったり」なのは2人の福岡市議という。「与党の『うまみ』にドップリはまり込んでおり、こんなオイシイ立場を手放したくないというのが本音でしょう」(民主関係者)。 両市議は前回の選挙で民主が推薦候補を選考する際、吉田氏擁立に強く反対したという過去があり、何とも皮肉な状況である。 (続く)
参院選も終わり、今秋に予定される福岡市長選挙への動きが一気に加速することになりそうだ。
いざ福岡市長選!(1)元佐賀市長が対立候補に浮上 [2010年8月4日10:12更新]
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民主は現職を推薦しない!?

