主人公はチンドン屋 自主製作映画で世界へ

(08年2月号掲載) 

能古島でのPV撮影風景自分たちの手で撮った映画で世界進出を―。こんな「壮大」なプロジェクトが、福岡でスタートした。

題名は「Tchindon ちんどん」。「アダチ宣伝社」(福岡市)の安達ひでやさん率いる「チンドン屋さん」と、子どもたちとのエピソードを中心とした、オムニバスストーリー。最初からフランスでの上映を前提にしているため、全編フランス語(日本語部分はフランス語字幕)で製作されるという異色作だ。

本紙は、能古島(福岡市西区)でこのほど行われた、プロモーション(宣伝)用の撮影現場を取材。また監督を務める柴田洋一さんに、製作のきっかけやこの映画にかける思いなどを聞いた。


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談合情報増加の背景

昨年から始まったサブプライムローンの被害は、各国の金融機関に影響を及ぼし、被害額は時間が経過するほど拡大している。すでに米国で始まったカードの破綻、加えて原油の高騰が追い討ちをかけ、日本経済にとっても「萎縮」が深刻な問題になりつつある。


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ギニアビサウからの手紙 第2回 【上】

子どもたちから歓声が上がりました。

今回のスタディーツアー(パッケージツアーとは違って実際に人々と触れ合い、交流する中で色々と考えてみませんか―という体験ツアー)では、朝倉農業高校と朝羽高校の生徒会から贈られた靴を届けるのが目的の1つでした。


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総選挙遠のき、地元選挙をめぐる動きが活発に

国会では、マスコミから「無為 無策 無能」と呼ばれている福田康夫総理が居座り続けている。そんな中、イージス艦による衝突事故が発生、これに防衛省の対応のまずさが輪を掛け、福田内閣への支持率は低下の一途をたどっている。

一方の野党・民主党も、小沢一郎代表への信頼がやや欠けるせいか、攻勢の迫力に今一歩物足りないと言わざるをえない。双方への低い支持率は、国民の「諦め」と加速する政治離れを象徴しているようで、日本は一体どこへ向っているのだろうか―こう悲嘆する毎日である。


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<写真特集> 知られざる屋久島【下】

倒れた杉に咲く大文字草手付かずの自然に「癒し」を求め、今日も多くの人々が屋久島を訪れる。 

この島の魅力とは何か。そう問われれば、人によっていろんな答えがあるだろう。

あえて1つ挙げるとするならば私は、延々と続いてきた「生命の営み」の中に自分を置くことができるから、と答えたい。

確かに、数千年という、われわれには想像も実感もできない時を過ごしてきた屋久杉に触れられる、ということもある。だがそれだけではない。

森にはいくつもの「生と死」がある。それに触れ、感じることができる光景。その中に自らを置くことで、自分自身という存在も、ごく小さいものではあるが、何万年と繰り返されてきた大自然の営みの一部なのだ―こう実感できる。
(写真=倒れた杉に咲く大文字草)


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日本トレイドが宗像に土地確保!? 怪情報の真相は‥

(08年2月号掲載) 

現在日本トレイドのある「ビッグエア福岡」(博多区)「宗像市内に土地を確保した」。久山町でのテーマパーク計画が事実上頓挫した日本トレイド社(山崎和則社長)に関する怪情報"が、関係者の間を駆けめぐっている。「もし事実なら、今度はそちらへ計画を移すつもりか?」―。

過去には移転先候補地として人工島(福岡市)が話題となったこともあったが、突然浮上した宗像市の名は関係者にとっても「寝耳に水」だった。

だが本紙の取材によると、事実は情報とはまったく違うことが明らかに。さらに、将来仮に土地を確保したとしても、それでスムーズに計画が運ぶとは言い難い現状が浮かび上がった。計画を取り巻く厳しい現実に「最後の悪あがきではないか」と冷ややかな声が上がっている。


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アスベストある体育館を開放 専門家「閉鎖すべき」 篠栗町

(08年2月号掲載) 

篠栗町民体育館篠栗町(三浦正町長)が運営する町民体育館(同町尾仲)。天井にはアスベストが使用されているが、町は現在も一般開放を続けている。この対応に一部の専門家から「非常に危険。閉鎖するべき」と批判の声が上がっている。

町は「これまで定期的に空気中の飛散状況を調べており、問題ない」としているが、アスベストは「事実上露出した状態にある」(専門家)。指摘を受けた町がどう対応するか注目される。             


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中小企業の後継者問題

豊かになったおかげで日本の労働賃金は右肩上がりとなり、いまやわが国の大半のメーカーは海外に製造拠点を設け、そこで造った製品を輸入し国内で販売している。

だがかつての日本は、原料を輸入し国内の安い賃金で加工した製品を輸出し、貿易黒字を維持してきた。いわゆる「加工貿易」というスタイルで、日本やイギリスなど鉱物資源に乏しい国における貿易形態として、教科書にも載っていた。


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暫定税率めぐり論争 民主が「誠橋」(八女市)をヤリ玉に

(08年2月号掲載) 

朧大橋を訪れた菅直人氏ら民主視察団衆院解散・総選挙」が遠のいた感のある国会で、新たな火種が持ち上がっている。道路特定財源の暫定税率問題だ。

「地方の道路整備のためにも暫定税率維持が必要」と主張する自民党や地方自治体に対し、民主党は「ガソリンを安くするためにも撤廃すべき」と反論。さらに「特定財源を見直し、地方へ移譲する」と掲げる民主は、「道路族の利権の象徴」として、自民・古賀誠氏のおひざ元である八女市の朧(おぼろ)大橋をヤリ玉に挙げた。

今月19日には菅氏と麻生渡知事らが討論会を開催するなど、来月末に迫る期間延長期限を前に、にわかに盛り上がってきた暫定税率問題。与野党、そして地方自治体の思惑が絡み、当分目が離せそうにない。


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被告 起訴事実認める 寺田さん死亡事故で初公判

福岡地裁久留米支部昨年12月、久留米市内で酒を飲んで車を運転し、造形作家の寺田太郎さん(46=当時)をはねて死亡させたなどとして、自動車運転過失致死罪などに問われた無職堤義隆被告(34)の初公判が15日午後、福岡地裁久留米支部であった。

被告側は、起訴事実を全面的に認めた。

次回は検察・被告側の双方の証人が出廷し、早ければ3月中にも判決が出る見通し。

 


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「モラル」という言葉も、もはや死語か

社会保険庁をはじめ、途切れることのない昨今の公務員不祥事。かつて公務員は「公僕」と呼ばれていた時期もあったが、今はもはや死語となり、辞書でしか見ることができない時代になっている。こう言い切っても、読者からお叱りを受けることはないだろう。

この思いをさらに強めるような事件が熊本県で起こり、報道された。公務員のモラルはどこに消えたのだろう―そう嘆くだけではすまない、呆れる事件だ。


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<写真特集> 知られざる屋久島【中】

雪を頂いた宮之浦岳

世界最大の暖流である黒潮の中にある屋久島は、冬でも海水の温度は20度近くになる。暖かな海にはサンゴが広がり、海中の森となって生き物たちに住処を提供している。

そんな、「亜熱帯の島」を感じさせる光景が見られる同じころ、山では逆に吹雪となり、雪に閉ざされる。屋久島が「日本の気候の縮図」といわれる所以である。
(写真=雪を頂いた宮之浦岳)


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<写真特集> 知られざる屋久島【上】

九州最高峰の宮之浦岳【中央】と翁岳1993年、日本で初めて世界遺産に登録された鹿児島県の屋久島。メディアで取り上げられたほか、近年は環境意識の高まりから「エコツアー」が組まれ、福岡はもちろん、東京など都市部から訪れる人々が急増。人気観光地となったがゆえの新たな問題も起き、地元も頭を悩ませている。

それでもなお、深い森には「縄文杉」だけではない、様々な魅力が溢れている。一般には知られていないルートを歩いて触れた、島の素顔。豊富な写真とともに世界遺産の今をレポートする。
(写真=九州最高峰の宮之浦岳【中央】と翁岳)


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