(11年6月号掲載) 以上の2件は「自分を応援しろ、言うことを聞け、さもなければ痛い目にあわせてやる」と、市民や市職員を政治的圧力やその地位によって強制的に従わせようとする浜田市政の本質を端的に示すものだ。 わが国の憲法で定められた思想・良心の自由(19条)はどうも、別府にはないようである。 市長選の直前、4月12日に開かれた、地元建設業界団体の会合。浜田市長は「『公正・公平』の思いをこれまで間違っていたと気付いた」と切り出した 「市長に就任した時、選挙をしてくれた人もしない人も順番に公平に(入札に)入れさせた。だが今回、2度に渡ってドス(刃物)を突き付けてきた」 市長選で2度目の対決となった元市議の実家は建設会社である。 「別府市の仕事はいらないということでしょ? 公平・公正を考えなければ。お世話になった人にしっかりご恩返しをする。この姿勢で頑張って行きたい」 浜田市長はまず、自らが公共工事の落札業者選定に関与していることを明言(「順番に公平に入れさせた」)。その上で、自分の意に沿わない、あるいは敵対するような業者は「入札に参加させない」と言っているのだ。 この会合はマスコミにもオープンにされており、多くの記者が取材していたという。だが、浜田氏の発言を報じたところはない。 6月議会では一部議員が市長を追及する構えを見せているが、はたしてどれほど期待できるものか。自ら利権のおこぼれにあずかっている議員も多い以上、尻すぼみに終わる可能性が高いだろう。 望むでもムダなのは分かっている。それでも、できれば本紙既報のゆめタウン誘致に絡む疑惑やゴミ処理施設の疑惑についても、厳しく追及していただきたいのだが・・。 本紙は2月号から別府市の問題を取り上げてきたが今回で最後である。どうしようもない市政と議会、低レベルな市民、マスコミ、警察。これまで多くの自治体を取材してきたが、ここほどひどい街はなかった。 チェック機能が働かず、市長以下一部のやりたい放題がまかり通っている。だがほとんどの市民が知らされていない。ここは本紙が書くしかない-こう考えて数回に渡って報道した。 ところが別府市民からは、わけの分からない抗議や誹謗中傷ばかり。このような人々のために報じても仕方がない。 そんな別府の新しいキャッチフレーズを考えた。企業誘致などに活かすべく市長ら関係各位にぜひ、参考にしていただきたい。 「ノー・コンプライアンス BEPPU」 悪さをして稼ぎたい人はぜひ別府へ! 浜田市長を応援・支援しさえすれば必ず公共工事、利権に食い込めます。 法令遵守という言葉など市民は知りません、だから違法行為はし放題! 議会・マスコミ・警察は低レベルでノーチェック、悪事を働いても100%セーフ! 利得のためなら何でもありの街・別府で「正々堂々」、あなたも一発当ててみませんか?
暗礁に乗り上げるか?別府・浜田市政(2)思想・良心の自由ないのか [2011年7月22日12:12更新]
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さらば 別府市民