カテゴリーアーカイブ: M氏の独り言

大刀洗町長選挙結果

19日に投開票された大刀洗町長選挙は、元副町長の中山哲志(53)が激戦を制した。

小郡市を拠点とする井上忠敏県議が積極支援した元町地域振興課長の矢野孝一氏(62)も健闘したが、井上忠敏後援会の一部が「大刀洗町のことは大刀洗町で決める」として中山氏の支持に回ったことで、票を伸ばすことができなかった。

県とのパイプが太く、アイデアマンと評される中山氏の政治手腕に注目が集まっている。

投票結果は次の通り。
当 中山 哲志 3417(無新)
矢野 孝一 3107(無新)
平田 利治  840(無新)



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国民が求める新党

1月の世論調査で、国民は立憲民主党と国民民主党の単なる合併には期待していないということが分かった。
無理もない。

野党共闘の名の下、根っこが違う者同士を無理やり一つにしようとするところに何の共感を得ようか。

政治屋たちは、次の選挙で勝つことなど損得だけを考え、政治信条もプライドもとっくに捨ててしまっている。

国民の底流には、自民党に変わり政権を担える強い野党への期待感が確実にあることは、次のような現象が物語っている。
民主党が衆院選で勝って鳩山由紀夫首相が誕生した時、橋下徹大阪市長と元東京都知事の石原慎太郎氏が合流し日本維新の会を結成した時、そして、小池百合子都知事が希望の党結成を宣言した瞬間。

当時を振り返って「悪夢のような」と安倍総理は形容したが、一瞬でも日本中が高揚感に包まれたのも事実である。

国民が望むのは強い野党、政権を担える中道右派政党だ。

野党が力を合わせることは必要だが、共産党とは一線を画し、政府の批判に終始する議員、中国や韓国の代弁をしているような議員、あるいは、言葉尻を捉えて枝葉末節で重箱の隅を突くような議員は要らないと多くの国民は思っている。

政府・自民党に対案を示し、堂々と政策論争を戦わせ、国家百年の計を掲げ下、日本の国益を追求する政治のプロ集団、そういう新党が生まれれば、必ずや国民の支持は得られることだろう。



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飲酒運転を撲滅するには

平成18年に福岡市東区の海の中道大橋で起きた飲酒運転による交通事故で3人の幼い命が失われたことで、福岡県警は取締りを強化、同24年には福岡県議会は飲酒運転撲滅条例を制定し一丸となって撲滅に取り組んできた。

しかし、未だに県内で年間100件以上の飲酒運転事故が起こっており、検挙者が後を絶たない。

飲酒運転をしてしまう者は、人生の全てを一瞬で失う怖さを知らないのだろう。

往々にして、飲んでしまった後は判断力が極端に落ち、様々な犯罪が起こっている。
翌日覚えていないことも多い。

起こしてしまってからではもう遅い。

例えば、しらふの時は代行で帰るつもりでも、出来上がってしまった後は、3000円が惜しくなって自分で運転して帰ろうとしてしまう。

飲む人は、自分のことをまず知ることから始めないといけない。
飲む時は公共の交通機関で行って、帰りはタクシーで帰る、など自分にルールを課す必要があるのではなかろうか。



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宗像リゾートホテルにパトカー出動

1月18日の午後1時頃、宗像市神湊の宗像リゾートホテルにパトカー5台が集結する騒ぎがあった。

同ホテルではホテルの所有権を巡り、以前より区分所有者間のトラブルがあった。
臨時集会の場所となった同ホテル内の「日台文化交流会館」の看板が掲げてある部屋の前で怒号が飛び交い、隣の宴会場にいた女性客は、暴力団の抗争かと思ったと不安そうに話した。



当ホテルは、日本と台湾の文化交流拠点が新設されたとして、1月10日の西日本新聞と読売新聞が報じたばかり。

6~7人の警察官が駆けつけ怪我人もなく騒ぎは収まったが、火種は残っており今後のホテル営業にも影響が出そうだ。



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まんまとやられた政官マスコミ

政界やマスコミを広告塔として利用することで暴利を貪ったジャパンライフの山口隆祥前会長であるが、人間関係を巧みに利用するテクニックは、ある意味見事と言うしかない。

平成15年から始めた「レンタルオーナー契約」方式と呼ばれる詐欺商法で急成長、被害者の8割は70歳以上の高齢者、契約した金額は平均約1700万円、同22年以降消費者庁への相談が毎年140件を超えていたにもかかわらず、同庁が3ヶ月の業務停止命令の処分を行ったのが同28年12月と遅れたことで被害は拡大、国会でも同庁の不作為が指摘されていた。

その後の調べで、監督官庁の消費者庁の官僚がジャパンライフの調査に手心を加えていたことが判っており、あろうことか同社に天下り顧問に就任、同27年に安倍総理の招待枠で山口前会長が「桜を見る会」に出席したことにも尽力したと思われる。

この他にも、ジャパンライフは元官僚らを高額の報酬で顧問として招聘、マスコミからは元朝日新聞政治部長である橘優氏が顧問に就き、その誘いで岸井成格氏、後藤謙次氏、田崎史郎氏、島田敏男氏ら、お茶の間で馴染みのジャーナリストらが山口氏と共に二階幹事長を囲む懇親会が開催され、同社の宣伝に使われた。

官僚の中には確信犯もいるが、それ以外の政治家、官僚、マスコミはまさか詐欺師に利用されるとは夢にも思っていなかっただろう。

しかし、結果的に利用され被害が拡大したことは事実、国民の前に、正々堂々と総括し反省、謝罪ができなければ、政治家も官僚もマスコミも信用できない。



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立憲主導の野党統一候補擁立

中央では立憲民主党と国民民主党(以下立憲・国民)が合流を目指しているが、福岡においては県議会で統一会派を組んでいるとは言え、立憲と国民の意思疎通は不十分のまま、県内の選挙区候補者擁立に立憲が先手を打ってきた。

現職議員がいる2区・3区・10区以外の空白区に、自公への対抗馬をどちらの党が先に立てるか注目されていたが、今年6月に立憲が元NTTドコモ社員の森本慎太郎氏(41)の4区総支部長選任を発表、そして今月24日、福岡1区に坪田晋氏(36)、福岡5区に平本沙織氏(34)の総支部長選任を発表、また、来年1月には7区にも総支部長選任を予定している。

坪田氏は筑紫丘高校から早稲田大学に進学したラガーマンで、現在は社会保険労務士、車椅子ラグビーチームの代表を務めている。
平本氏は大分県佐伯市出身、日本女子大学を卒業、現在デザイン会社を経営し市民団体代表を務める。

一方、今回の発表に驚いたのが国民側の県連(福岡県総支部連合会)、つい最近まで内部の主導権争いにかまけていた上、政党支持率も1.5%と相変わらず低迷、政治家志望者にとって魅力が無い政党と認識されているのが現実で、新人擁立までは至らなかったのだろう。

残る空白区の6区は鳩山氏、8区は麻生氏、11区は武田氏が圧倒的に選挙に強く、野党共闘でも勝算が少ないため、国民が擁立してくることはまず考えられない。

唯一9区は野党共闘すれば勝算のある選挙区だけに、国民としては擁立して意地を示したいところであるが、民進党元職の緒方林太郎氏が出馬意欲を示している噂はあるも、今のところ国民とは距離を置いている。

いずれにせよ、自公連立政権に野党共闘で対抗しようとする流れの中、国民は何もできず、立憲主導となっているのが現状の様だ。



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うちこしリポートが届く

4月の統一地方選で5回目の当選を果たした、福岡市南区選出の打越基安市議の市政リポートが届いた。

井尻地区の連続立体交差化の早期実現と自治会・町内会の支援について質問・要望を行ったことが紹介されていた。

井尻地区は道幅の狭い道路が多いため、西鉄大牟田線の踏切周辺は渋滞が日常的に起こり、事故の危険性も相変わらずだ。

また、高齢化の影響もあり自治会・町内会活動の担い手不足が福岡市全体の問題となっている。

現在の福岡市政、「天神ビッグバンなど目立つことには力を入れるが、市民の足元はあまり見ていない」と感じている人は多い。

派手さはないが、地域の中に入り込み、若者から高齢者まで幅広い住民との触れ合い活動する打越市議だけに、これからも市民の小さな声を高島市政に直接届けてもらいたい。



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宇美町議の転落

10月24日、元宇美町議の時任裕史容疑者が、大麻取締法違反(営利目的譲渡など)で沖縄県警に逮捕されたことで、地元の町民からは怒りや失望の声が上がっている。

同容疑者は2014年に初当選を果たし現在2期目、一般質問で鋭く行政に詰め寄る姿勢に期待を寄せる声も一部にあった。

逮捕直前の10月20日には、山田正彦元農水相を招き、宇美町で「種子法廃止とこれからの日本の農業について―食と農 命と暮らしを守るために福岡県独自の種子条例を制定しよう」と題したシンポジウムを開催、町という枠に収まらない活動に取り組んでおり、次の衆議院議員擁立の人材として一部の野党も注目していたようだ。

いくら仕事熱心でも、同容疑者が譲渡した大麻が沖縄の高校生らに渡った責任は重く、決して許されるものではない。

一線を越えた町議、既に議員辞職をしているが、もう二度と政治の舞台に戻ることはできないだろう。



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潮目の変化・安倍総理

ポスト安倍と言っても、トランプ・プーチン・習・金・文といった癖のある首脳らと、堂々と渡り合える人材が自民党内にいないことを国民は知っている。

まして、野党には皆無である。

とは言え、過去最長となった最近の安倍総理は酷い。
「桜を見る会」では、安倍総理はじめ菅官房長官、そして東大出の官僚らが拙い言い訳を連発、子どもの教育によろしくない。

そのような中、安倍総理の支持層からも批判が出てきたようだ。

百田尚樹氏のベストセラー「今こそ、韓国に謝ろう」に倣ってか、週刊ポスト12月20/27日号において、「今こそ、安倍総理を讃えよう」という特集記事が組まれた。

その中で、改憲派で憲政史家の倉山満氏が「改憲論で見せた『やり手ホステス』の才能」と題し、何一つ進めていないのに憲法改正の夢を見させて貢がせる、ヤレるんじゃないかの夢を見させている、と冷静に論じている。

また、拉致被害者の蓮池透氏は、安倍氏が「私の任期中に拉致被害者を全員帰国させる」と約束してくれたので、総裁任期の残る2年のうちに必ず実現してくれると、半ば諦めと皮肉を込めて論じた。

保守改憲派や拉致問題関係者に共通しているのは、忍耐の限界ということだろう。

こういった不満はこれまでなかった兆候、ちょうど潮目が変わってきたと言えよう。



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良い方に行きたがる人はみっともない?

麻生太郎副総理兼財務相が、雑誌のインタビューで「ポスト安倍」候補に言及し、石破氏を暗に指して、「みっともないのがいるじゃない。すぐ良い方へ行きたがる人。この人たちは全く筋が通っていないと思う」と述べたという。

麻生節炸裂といったところだが、聞いていて気持ちのいい感じはしない。

2006年15名からスタートした麻生派は、現在55名の大所帯となった。

着実に派閥の人数が増えた一因に、石原派から移ってきたケースなど、勢いのある麻生派への移籍が得策と考えた先生の存在があったことも事実であろう。

そうやって足元を見たら、自身の派閥の中にも、良い方に行きたがるみっともない人がいるのではなかろうか。



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反面教師

福岡都市圏を中心にマンションや投資用ワンルームの開発・分譲などを手掛ける㈱コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1-15-30 代表者諸藤敏一氏)であるが、連結子会社の㈱コーセーアセットプランにおいて、金融機関に提出するローン申請書類を不正に書き換えた疑いがあると発表した。

今後外部に調査を委託し、真相を究明し、積極的な情報公開に努めるとしている。

起きてしまった不祥事は仕方ないが、その後の対応で真価が問われることになる。

JR九州は、昨年連結子会社のJR九州住宅㈱による同様の事件が発覚した際、調査委員会を設置するも肝心要の前社長へのヒアリングを行なわず、早期の幕引きを図ろうとして批判を浴びた。
反面教師として大いに参考になるだろう。



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歴史を未来に繋ぐ。旧荘内藩藩主酒井家墓所を整備して一般公開へ

九州からはあまり馴染みのない東北地方、山形県鶴岡市。

庄内平野で知られるその土地を、1622年から1871年まで約250年間治めたのが、徳川四天王の筆頭といわれた酒井忠次を祖とする酒井家である。

その酒井家第19代後嗣、酒井忠順氏が今年9月に設立した「一般社団法人荘内酒井歴史文化振興会」が、クラウドファンディングで寄付を募っている。

目的は、酒井家歴代藩主が眠る2203坪の広大な墓所を、城下町鶴岡の新たなシンボル、地域住民の誇りとなるような特別な場所にするために、保存・整備を進めるということで、2022年の一般公開を目指している。

荘内酒井歴史文化振興会の試みを後押しして頂ける方は、下記のページに進みご支援をお願いします。
https://readyfor.jp/projects/shonaihan

合わせて、振興会のホームページもご覧下さい。
https://shonaisakai.or.jp/



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冨治商会・人事

福岡をはじめ九州各県で、トイレ、キッチン、お風呂などの「水まわり商品」、「建材」を販売している住宅設備機器総合商社㈱冨治商会(福岡市中央区赤坂1-2-7)の新役員人事が発表された。

 


代表取締役社長          中村 克久 氏
代表取締役副社長         中村 勇治 氏(昇任)
専務取締役(経営管理本部本部長) 中村 守宏 氏(昇任)
常務取締役(営業本部本部長)   高岡 博  氏(昇任)
取締役(人財戦略本部本部長)   土持 仁克 氏(昇任)
監査役(非常勤)         永島 正雄 氏
執行役員(福岡支店長)      油布 清勝 氏
執行役員(鹿児島支店長)     赤沢 輝道 氏



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JR九州住宅・前代未聞の決算書修正

JR九州住宅の平成31年3月期の決算書類等の事業報告書に、数字の不整合が随所に見受けられていたため、監督官庁から建設業法に基づく聴取が行なわれ、再三に亘り修正を求められていたが、5回目の提出でようやく受け付けられた。

驚いたのが、同31年3月期だけでなく、1年半前に提出された同30年3月期の決算書の数字までが書き換えられたことだ。

売上高と売上原価の項目で、建設工事の金額と兼業事業の金額をそれぞれ増減させ調整を図った。

これに付随して、工事原価のうち外注費を平成30年3月期で約1億円増額、同31年3月期で約3億円減額修正しており、通常考えられない相手先がある外注費の増減がなされている。

取引先や関係者などから、JR九州グループの社内監査体制や決算書に問い合わせが相次いでいる。



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国会は思考停止

「桜を見る会」にまつわる新事実が出るたびに、官邸は追い込まれているが、9日が会期末、今国会は何とか逃げ切った模様だ。

一方で、野党は「ここが勝負時」と会期延長を求めている。

確かに、公文書廃棄はじめ、反社の参加、首相の法令違反の可能性など問題が多く、首相の答弁内容が稚拙過ぎるのも事実だ。

しかし、国会運営には1日3億円かかるとも言われており、「桜を見る会」の追求だけに会期を延長するというのも疑問である。

国民は、国会で議論する問題は山積しているのに「思考停止状態」と見ている。

国民のリーダーである与野党の先生方に、この状況を変える力はあるのだろうか。



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介護サービス事業者の不正

介護施設の業務はハードで低賃金として知られているが、使命感に燃え真面目に働く職員の方たちの支えで成り立っている。

一方で、介護事業を金の成る樹と見る経営者がいるのも事実、法令違反など問題のある社会福祉法人も少なくない。

北九州市にある某介護施設の理事長は施設長を兼任、厚労省令に「施設長は常勤でなければならない」という規定があるが、普段は自身が経営する歯科医院に常勤している。

同施設には1週間に2時間程度しか顔を出していないにもかかわらず、副施設長(理事長の妻)が週5日40時間勤務したように出勤簿を偽装、その上で事業費を不正請求し、夫婦で月額約200万円の収入を得ている。

また、法人用として取得した高級外車と国産車も、専ら自家用に使用しているとも聞かれる。

この法人は、長年に亘り不正請求を堂々と続けていたが、そろそろ関係機関が動き出したようだ。



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DRコンゴ・女子ハンドボールチーム

2019年世界女子ハンドボール選手権が熊本県で開催されている。
ハンドボールは馴染みが薄いが、出場チームのDRコンゴという名前に反応した。

DRコンゴ(コンゴ民主共和国)は、アフリカ中央部に位置し、旧名ザイール共和国でも知られる。
1990年代後半から勃発した内戦が長期化、殺戮や感染病、飢饉などで2009年までに死亡した人数は90万~540万人と推計、また、毎年40万人以上の女性がレイプされているとも言われている。

外務省のホームページによると、DRコンゴは現在も「危険レベル2 不要不急の渡航中止」とされている。
そういう国からスポーツ選手たちが来日している、そのことが感動だ。

同チームは世界ランク42位、2018年のアフリカ女子ハンドボール選手権で3位となり、今回の世界選手権出場となった。
12月3日現在、予選ラウンド0勝3敗、残り2試合であるが勝利を目指して、同時に日本滞在を楽しんで頂きたい。



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アール・グラージュ

絵画と照明と音楽の組み合わせにより、時の流れや季節の移り変わりを1枚の絵画で表現したアール・グラージュの作品展示会に参加した。

雲海に浮かぶ富士山、ハワイのビーチ、假屋崎省吾氏とコラボした桜の3作品は、絵を照らす調光の具合によって風景が朝から昼、そして夜へと変わり幻想的、そこにゆったりとした音楽もあり、リラクゼーション効果が得られた気がした。

また、アルフォンス・ミシャの作品「黄道12宮」は、照明が暗くなると12星座のシンボルと女性の髪飾りが、鮮やかに浮かび上がり美しかった。

暗い場所でこそ生きてくるアール・グラージュ、中洲の某クラブが6枚購入したそうだが、夜の街の耳目を集めそうだ。



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情報公開・問われる大学の姿勢

11月28日の新聞で、中村学園大学の准教授が発表した論文に不正があったという報道があった。

同大学によると、通報を受けて今年6月から委員会を設けて調査を開始、10月まで検証を行い、報告書をまとめ11月26日付でホームページ上に公表している。
迅速な対応と、積極的に情報公開する姿勢は素晴らしいものだ。

一方で福岡大学の場合、幾度も指摘してきたが、7月17日付で理事会に提出された「若葉高校移転に係る調査委員会の報告書」は、4ヵ月経った現在も公開されていない。

日経BPコンサルティングが行った「大学ブランド・イメージ調査」で、福岡大学が前年の6位から2位に躍進したというニュースもあったが、イメージだけでなく、不都合な真実もオープンにするだけの情報公開の姿勢を期待したい。



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NIE 教育に新聞を

新聞各社は、以前より新聞を教材として学校教育に役立てる「NIE 教育に新聞を」という取り組みをしており、11月26日付の朝刊で第10回「いっしょに読もう!新聞コンクール」受賞作が発表されていた。

最近は各自がネットで情報収集はしても、まとめるという作業がなくなったような気がする。
そういう点からすると、新聞というのは読みやすく、記憶に残りやすい。

新聞コンクールの児童・生徒の受賞作品は素晴らしいもので、記事を読み、考え、そしてまとめることの大切さを改めて思った。

但し、最近の新聞紙面の約3分の1の面積を広告が占めており、中には精力増強サプリや週刊誌の見出しなどに、子どもに説明し辛い過激なコピーが並んでいる。
我が子も小学校高学年、説明を求められたらどうしようかと親としてハラハラする事も多々ある。

購読者数も減少し新聞社も火の車、広告収入を得たいのは理解するが、教育のことを思っているのか疑問も残る。



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福岡女学院・ハンドベル部

11月23日(土)花畑小学校区の文化発表会が同小体育館で開催され、特別ゲストの福岡女学院のハンドベル部の演奏を聴く機会に恵まれた。

心洗われるようなベルの音色に聴き入ると同時に、女学生が一生懸命ベルを振る姿に感動、驚いたのは一人で右手に1本と左手に異なる音階の2本、合計3本を持って、演奏していたことである。

尋ねてみたところ、2本のベルを別々に鳴らすことができる持ち方とテクニックがあるとのこと。

本来15名の演奏がベストらしいが、当日は演奏者が9名、指揮の先生も片手にベルを持っておられた。

3本持ちは、部員が少ない故の苦肉の策のようだが、ハイレベルの演奏を間近で聴くことができ、とても得をした気分になった。

これからクリスマスシーズン、天神界隈で演奏することが多くなるようで、見掛けたら是非とも足を止め聴いて頂きたい。
演奏情報はホームページで見ることができる。

福岡女学院ハンドベル部のホームページ



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緒方貞子先生との思い出

日本人初の国連難民高等弁務官 緒方貞子先生が亡くなってから1ヶ月が過ぎようとしている。
先生と呼ぶのは私が大学の時に教えて頂いたことがあるからだ。

当時私のいた大学には、緒方先生のほか、渡辺昇一先生や鶴見和子先生、ピーター・ミルワード先生など著名な教授の先生が在籍しており、ミーハーな私は積極的に受講の登録をした。

といっても、本来不真面目な私、授業に出たのは1回か2回、ICで管理する現在では考えられないが、何とか半分以上は単位を取得することに成功した。

大学卒業後、今から30年も前の話だが、私がアフリカのザイール共和国(現コンゴ民主共和国)の大使館で働いていた時、緒方先生が外務省派遣で在外公館の視察に来られることになり、2泊3日のフルアテンドを命じられ、張り切ってお迎えすることになった。

空港からホテルへ向かう車の中で、「私は大学で先生の授業を取っていました」と打ち明け、緒方先生も「あら、そうなの」と喜んで下さったところまでは良かったが、その後がいけなかった。
「先生は着物を着て講義されておられましたね?」
急に先生の顔が変わって「それは、鶴見先生です・・・」
気まずい空気になってしまったことを覚えている。

翌日、首都キンシャサの観光地、青空市場「グランマルシェ」にお連れした際、ワニのぶつ切り、猿の燻製、蛇の串焼きなどの刺激が強かったせいか、その日の夜の食事は箸が進まなかったようで、申し訳なく思った。

緒方先生が、国連高等難民弁務官に就任されたのは翌年のこと、その後のご活躍は周知の通り、現場主義と実行力に圧倒された。

世界各地で紛争が続き、難民は溢れ、世界平和には程遠いご時勢、さぞや心痛めておられると思いますが、どうか安らかにお眠りください。



 

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