注目される糸島市長選(1)リターンマッチ 激戦必至 [2010年2月1日10:42更新]

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(10年1月号掲載)

糸島市役所1月1日、前原市と二丈・志摩両町の合併により糸島市が発足、これにともなう市長選・市議選が2月14日、行われる。市長選には現在、前・前原市長の松本嶺男氏と環境コンサルタント会社社長の佐藤俊郎氏が立候補を表明、2人の一騎打ちとなる見通しだ。

昨年9月の前原市長選では民主・社民推薦の佐藤氏が、政権交代の影響もあって予想以上に善戦。鳩山内閣の支持率は低下の一途をたどっているものの、今回も自公vs民社の構図は変わらず、激しい選挙戦となるのは間違いなさそう。

そんな状況の中、県庁出身である松本氏の「後ろ盾」、中島孝之前副知事が昨年末に突然辞任。選挙戦への影響はあるのか─。



反現職票が上回る   

「まさかここまで追い上げられるとは」。ある前原市関係者は、予想外の結果に驚きを隠さなかった。 現職と2新人が出馬、三つどもえの戦いとなった昨年の前原市長選。衆院選と同様、自公と民主が争う構図となり、政権が交代した直後ということもあって注目された。 

松本氏は政党色を抑える戦術に出たが、それでも佐藤氏の勢いは止まらず約9700票を獲得。他の新人候補も4500票を取り、2人合わせた「反現職票」は計約1万4200。松本氏の得票約1万1900を大きく上回った。 

佐藤氏が出馬表明したのは選挙のわずか1カ月前。現職有利とされた中での健闘ぶりに、松本陣営関係者は「今回は厳しい戦いを覚悟している」と話す一方、佐藤陣営関係者は「短い準備期間にもかかわらずこれだけやれた」と、来月の「仕切直し」に自信を見せる。 

後ろ盾を失って 副知事突然の辞任  

こうした状況の中、市長選に影響を及ぼしかねない“事件”が起きた。

昨年末に発覚した県町村会を舞台とする詐欺事件と県幹部らによる裏金接待疑惑。関与の疑いが報じられた県ナンバー2、中島前副知事が「道義的責任をとる」と辞任したのだ。

「中島氏の辞任は松本氏側にとってかなり痛いのではないか」。ある大手マスコミ記者はこう話す。 

(続く)