吉田市長へ批判噴出 こども病院移転 5、10日の説明会で

(08年7月号掲載)

福岡市立こども病院福岡市立こども病院(中央区唐人町)の移転問題についての説明会が今月5、10日に開かれた。

市の基本方針とされる「人工島(東区)への移転」について、患者家族や市民からは批判が噴出。「市長自身に話を聞きたい」「なぜ出て来ないのか」など、吉田宏市長への不満の声も相次いだ。

これに対し吉田市長は会見で、17日にあらためて説明会を開き自分も出席することを明言した。

学童保育の無料化問題など、思わしい成果が上がっていない吉田市長。同病院の人工島移転を見直すことを公約に掲げていただけに、市民の理解を得られるかどうかが「吉田市政の未来」に影響を及ぼすのは必至。今後の推移が注目される。


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【お耳拝借!】色彩が人を、環境を輝かせる

快適環境創造フォーラムより コミュニティ・カラリスト 山口ひろこ(08年6月号掲載) 

コミュニティ・カラリスト山口ひろこ氏「コミュニティ・カラリスト」と申しましても、聞き慣れない、イメージがわかない方が多いと思います。

色が人の心理に与える効用は最近では広く知られています。それを踏まえ「色彩を使って環境・都市景観デザインをプロデュースする」わけですが、壁紙を違う色に張り替えるとか心安らぐ色をアドバイスするとか、そういった仕事とも、ちょっと違うんですね。

商店街や店舗など公共の場、人が集まる場所を、色彩を軸にして多くの人が「心地良い」と感じられる場所に変える。

ですから、色=視覚だけでなく聴覚や嗅覚など人の五感すべてに訴えて「また来たいな」と思っていただける、そんな環境作りが私の仕事です。


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危機を迎えた!?宮崎の「志多組」

米国を震源地とするサブプライムローン問題の影響は、瞬く間に世界中に波及した。その結果、福岡に訪れていたミニバブルの波は、アッと言う間に打ち砕かれた。

あの手この手を使っての資金調達で福岡に建設されていたオフィスビルや分譲マンション。建築基準法の改正で確認申請の許可が遅れるようになり、その間に建設資材が高騰。施主にとっては収支の合わない物件が続出し、計画が中止されるものも出始めた。


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就労に向けた取り組み 喫茶レストラン「オアシス」

(08年6月号掲載) 

喫茶レストラン「オアシス」このシリーズでもいくつか紹介しているが、障がいのある人が働く作業所の中で、喫茶店やカフェなどの形態が増えてきた。

接客や配膳など仕事のルールを学ぶとともに、一般の人とふれあう中で刺激を受けたり、コミュニケーションの苦手意識を克服して就労への道筋をつけることができるからだ。

健康づくりセンターや消費生活センター、婦人会館、ホールなどが入っている福岡市の健康づくりセンター等複合施設「あいれふ」(中央区舞鶴)1階の喫茶レストラン「オアシス」もその1つ。社会福祉法人つばめ福祉会(本部・福岡市早良区原)が運営する第3作業所として06年4月にスタートしている。


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法治国家の「抜け道」

日本は言うまでもなく、立派な憲法がある法治国家である。「ねじれ国会」と言われながらも新しい法律が作られ、古い法律は時代に即応するように改正されるなど、国民の生活は一応守られている。

さらに県民性・地域性などを踏まえた「条例」が地方自治体によって制定され、最近は企業の経営や経済界においても、「法令順守・コンプライアンス」などの言葉が横行。違反した人間は、マスコミによって叩かれたりして企業生命を絶たれることもある。


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おから再生事業で対立 リサイクル組合が新日鉄など提訴

(08年6月号掲載) 

北九州食品リサイクル協同組合

日本を代表する工業地帯、北九州市。高度成長期には大気汚染などの公害で知られたが、現在は「循環型社会」のモデル都市へと変貌を遂げ、各地から視察が訪れるようになった。

ところが、その象徴ともいえる「北九州エコタウン事業」の1つ、おからリサイクル事業が、機械の破裂事故をきっかけに中断したままになっている。

事業を行っていた北九州食品リサイクル協同組合(飯田秀実代表)は昨年、工場の建設を請け負った新日本製鉄(東京)などを相手取り、約6億円の損害賠償を求め提訴。組合関係者からは「北九州市、新日鉄などのミスのつけが豆腐業者に押し付けられている」と怒りの声が上がっている。


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日の出建設(長崎・対馬市)の事業停止

韓国からの観光客増加で一時脚光を浴びた長崎県の対馬。新たに北九州市との航路が開設されるなどしているが、九州には豊富な温泉やゴルフ場など様々な「ライバル」があり、物価の高い対馬は集客に苦慮しているのが実態である。

そんな対馬に本社を置く「日の出建設」(対馬市厳原町)が、6月25日決済の資金調達ができずに1回目不渡りを起こし事業を停止した、との情報が伝わってきた。


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「世界まる見え!」でギニアビサウの写真が紹介されます

 《福岡県民新聞からのお知らせ》


パンを売る少年本紙HPで連載しております「ギニアビサウからの手紙」を執筆しているNPO法人「エスペランサ」(朝倉市、馬場菊代代表)提供の写真が、「世界まる見え! テレビ特捜部」(FBS、日本テレビ系)で紹介されます。

7月7日(月)午後8:00から放送される同番組の「男女のしきたり雑学」のコーナーで、ギニアビサウに関するエピソードが紹介されます。その際、エスペランサ提供の写真が資料映像として使われるとのことです。

ギニアビサウ・オランゴ島特有の、ちょっと変わった男女のしきたりとは!?

皆様どうぞ番組をご覧になって下さい。

那珂川町の汚職事件

6月28日、那珂川町の町長が捜査当局に呼ばれ事情聴取を受けているとの情報が飛び込んできた。収賄容疑による逮捕は避けられないだろうとの見通しだったが、最近の物件でトラブルやもめたとの情報も思い当たらない。捜査の対象となっている案件が判らず、慌てた。


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資料が語る県・前原市・業者の「親密ぶり」 前原RP問題で

(08年6月号掲載) 

前原市役所県有地との等価交換が妥当だったか、民間企業への便宜供与ではなかったのか、土地所有者だった民間企業と行政側の関係は適切だったのか―。 

前原リサーチパークの用地取得に絡み、本紙がこれまで指摘してきた「疑惑」は、議会でのやり取りを経ても依然残されたまま。そんな中、行政側から提出された資料から3者の「親密ぶり」が明らかになった。

果たしてこのような相手に本気で賠償請求する気があるのだろうか。

県の2度目の調査では汚染の程度が前回より低くなっている。最終的に「重大な損害はなかった」と結論付けられる可能性もあると言わざるをえない。


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インベスト破綻の舞台裏(2)

30日に予定されながら、急きょ29日夜に行われた「インベスト」(福岡市中央区)の臨時取締役会。同社は4人の取締役で構成されており、取締役の1人から緊急動議で代表解任が提出され、1人は大阪駐在で電話で棄権が伝えられた。

代表は当事者として議決権はなく、残る2人の取締役が賛成した。ほかに2人の陪席者がいたが代表同様議決権はなく、創業者で今日のインベストを築いた代表は、あっけなく解任された。


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インベスト破綻の舞台裏(1)

6月30日月曜日の朝一番、地元デベロッパー「インベスト」(福岡市中央区)の社長が交代した―とのニュースが飛び込んできた。同社はこの日のうちに会社更生法を申請し破産、負債総額は100億円近くに上るという。

マンション業界受難の時期だけに、業況が悪いであろうことは想像に難くないが、なぜ創業者である社長の交代なのか、興味よりも疑問のほうが先に頭の中をよぎり、さっそく関係者の間を取材に走り回った。


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ギニアビサウからの手紙 第6回

約1年間続いた内戦中、私たちはギニアビサウに入国することはできませんでした。その間、私たちの研修センターを守ってくれた青年がネネです。

98年6月、クーデター勃発。国外退去せざるをえなくなった私たちは、ネネに少しばかりのお金と食料を渡し、「後のことをよろしく頼むね」と託していきました。そんな私たちの切実な願いに、ネネは見事に応えてくれたのです。

日本人スタッフ、ボランティアとネネ(右)

 


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県議会での攻防「消化不良」 等価交換の問題点浮き彫り

(08年6月号掲載)

4月号から本紙で報じてきた「前原ICリサーチパーク用地」の産廃不法投棄問題をめぐり、県議会6月定例会で県と議会の間で舌戦が繰り広げられた。

県有地との等価交換の妥当性などについて質問する県会議員に対し「手続きは適正、妥当だった」などと答える県側。だがその明確な根拠は示されずお互い平行線のまま。疑惑が解消されたとは言えず、「消化不良」の感は否めない。

一部のマスコミは「県や与党議員は幕引きを図ろうとしている」と指摘するが、今回浮き彫りになった等価交換の問題点は依然残された形。今後、そのチェックのあり方があらためて問われることになりそうだ。


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こども病院 人工島移転が現実に? 吉田市政への評価は・・

(08年6月号掲載) 

福岡市立こども病院(中央区)移転問題で揺れた福岡市立こども病院・感染症センター(中央区唐人町、写真)について、市はこのほど、7月中に整備場所を正式決定する方針を明らかにした。 

市の検証・検討チームが昨年公表した、「人工島(東区)が最適」との方針に変更はなく、市議会の一部会派は反対しているものの、人工島への移転が現実味を帯びてきたと言える。

選挙では「病院移転の見直し」を公約に掲げた吉田宏市長。移転に対する利用者らの反発は依然根強い。

「公約違反」とも取れる今回の方針が市民の理解を得られるかどうかが、吉田市政の今後を左右しそうだ。


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現代社会・人間心理の「盲点」

警視庁が振り込め詐欺の被害者400人を対象に調査を行ったところ、約3割の人が銀行員などの注意を無視し、その挙句に金をだまし取られていた事実が判明した。

振り込め詐欺をマスコミが報じるたびに、現代社会を反映した新しい文言が飛び出してきて、「こんな発想、手口もあるのか」と感心する。その巧みさ、時勢を取り入れる速さには驚くばかりで、これらの発案者は一般企業の企画立案担当として十分に能力が発揮できるのではないか、と思えるほどである。


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東栄建設と親和銀行

(08年6月号掲載) 

姉歯元1級建築士の耐震偽装事件に端を発し昨年、建築基準法の大幅な改正が行われた。その結果、建築確認の審査期間が大幅に延長され、申請を行っても許可予定の目途が立たない状況が続き、建設業界からは「一部の不心得者のおかげでなぜ業界全体がとばっちりを受けなければならないのか」と怒りの声が上がっている。


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客が店を育て、店が客を育てる

玄界灘に面して海の幸に恵まれる福岡市。今では流通機構の発達で山間部の食材も手軽に入手できるようになった。

週末には九州各地から人が集まり、最近はお隣の韓国や中国からの観光客も増えた。他の都市に比べると外食人口は多く、それだけに各店がそれぞれ趣向を凝らし、しのぎを削っている。


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