衆院選先送り 自民現職 態勢建て直しへ 情勢に影響必至(2) [2008年12月9日09:37更新]

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(08年11月号掲載) 

一方、3区のライバル・藤田陣営は?

支持者を前に演説する藤田一枝氏太田誠一氏らの合同演説会が終了した直後。徒歩わずか数分の場所で太田氏のライバル、民主・藤田一枝氏の事務所開きが行われた(写真)

「政権交代は民主主義の権利。政治を国民の手に取り戻しましょう」。事務所前の駐車場に集まった支持者を前に藤田氏は「この国で2大政党の流れを決定的にしよう」と、次期衆院選が政権選択の選挙であることを強調した。



自民党が今秋極秘に行った世論調査では藤田氏が太田氏をリードしているとの情報が。だが選挙が先送りとなり「相手も追い上げてくるのでは」と、一部陣営関係者からは不安の声も聞かれる。

また糸島地区のある政治関係者は「高齢者には『やっぱり実績のある太田さん』との声が根強い。時間が経つとスキャンダルの影響も薄れる」と話す。 

糸島地区での支持者獲得が今一歩との指摘もある藤田陣営。情勢は分からなくなってきたと言っていい。 

財界にも危機感!? 山崎拓氏のパーティーで 

「相手は若いが私も最近体重が5キロ減った。メタボを脱して若さを取り戻しつつあります」

対抗馬である民主・稲富修二氏を意識し若さを強調する山崎拓氏。10月24日、福岡市内のホテルで開かれた政治パーティー。午前8時という異例の時間帯にも関わらず、政財界の要人ら多くの支持者が出席した(写真)。 

あるマスコミ記者は「山崎氏が落選すれば福岡市内で自民代議士がゼロ、という最悪の事態もありうる。財界にも相当危機感が出て来ています」と解説する。 

「反自民」の世論を追い風に優位に立っていた民主候補。だが早期解散がなくなり自民現職らも態勢を整える十分な時間ができたことが、選挙結果に大きく影響することは間違いない。