柳川再生へ向けスタート(1)新体制に注がれる厳しい視線 [2009年6月11日09:24更新]

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(09年5月号掲載)

初登庁後、記者会見する金子健次・新柳川市長様々な問題で揺れ続けた柳川市で、金子健次市長による新体制がスタートした。

4月12日の市長選に勝利し、このほど初登庁した金子市長は、石田宝蔵前市長の「負の遺産」、P社化粧品工場跡地問題について「直接自分が交渉する」と述べたほか、議会に対して市政運営への協力を求めるなど、公約で掲げた「柳川再生」の実現へ向け意欲を見せた。

だが前市長時代に反執行部の立場を取った多数派市議の支持を受けただけに、一部の市民からは「議会と馴れ合いになってしまうのでは」と懸念する声も。新体制を見守る厳しい視線にどう応えていくのか、今後の手腕が問われることになる。



市民の期待に応えたい

「市役所玄関には市職員だけでなく大勢の市民の方が自主的に集まっておられた。感動したのと同時に市長としての責任の重さを感じている」。4月24日に開かれた記者会見。初登庁の感想を聞かれ、金子市長は真剣な表情でこう語った(写真)。 

今後重点的に進めていきたい施策としては

(1)総合運動公園の建設

(2)重要な観光資源である堀割の水質改善

(3)合併後の人口減が著しいことから子育て支援を推進する

─など、公約通りの項目を上げた。その上で、石田前市長時代に生じた市執行部と議会の対立について「双方の信頼関係の回復に努めたい」と語った。

その後、議会の全員協議会(全協)に出席した金子市長は「柳川の再生のために協力してもらいたい」と求め、市議らもこれに拍手で答えた。 

議会との関係は?  

選挙戦中から議会との融和を唱え続けた金子市長。だがある市民はこう危惧する。「結果的に両者の馴れ合いとなってしまうのでは」 

市政停滞の主因とされている、前執行部と議会との対立、混乱。だが別の見方をすれば、市政の問題点を議会が厳しく追及するという、ある意味健全な状態だった─と言うこともできるだろう。 

そもそも停滞の根本的な原因は、問題のすり替えと虚偽答弁を議会で繰り返した石田氏らの姿勢にこそあり、議会で両者が対立するという事態そのものが悪いわけではない。むしろそのおかげで、柳川で今何が起こっているのか、市民は知ることができた。

(続く)