(11年5月号掲載) それが一体何を指すのか、浜田氏は具体的には言及していないが、もちろん本紙記事を念頭に置いてのことだろう。こうした見当違いの声に反論させていただきたい。 まず、本紙報道に対する「市長の悪口」「誹謗中傷」との批判だが、どの自治体であれ現職首長が選挙の際、任期中の政策とその結果について検証・批判を受けるのは当たり前のことだ。本紙は浜田市政の問題点を指摘したのであり、悪口とはまったく別次元である。 本紙は特定の陣営を応援するために報じたわけではなく、また対立候補から報道するよう依頼されたわけでもない。選挙戦そのものとは一切関係ない。 大型商業施設とゴミ処理施設業務に絡む疑惑は、市民生活に大きな影響を与える極めて重大な問題。低レベルな議会や地元マスコミ(例えば浜田氏の恫喝発言を報じたのは毎日新聞1社のみ)の実態を見るにつけ、本紙が読者に伝えるほかないと考えた。 記事中では出来る限り詳細にその根拠などを示したが浜田氏は事実上、説明責任を果たしていない。本紙に対する直接の抗議も現在にいたるまで1度もない。それでも本紙記事を誹謗中傷(ちなみに意味は「根拠のない嫌がらせや悪口などを言うこと」)だと言うのなら、それこそが本紙に対する誹謗中傷ではないか。 「記事が事実ならばなぜマスコミが取り上げないのか、なぜ警察は摘発しないのか」といった批判もいただいた。マスコミは真実を報じ、警察は不正を正すもの─こう頭から信じ込んでいるとするならば実におめでたい人たちであり、反論する気も起こらない。 本紙は浜田市政について批判的に報じてきたが、だからといって決して、浜田氏が市長に相応しくないと言っているのではない。むしろ逆だ、市長選の結果はごく妥当なものだろう。 正々堂々の意味すらろくに知らない市民。補助金や公共工事といったエサに食い付きしっぽを振る商店街や建設業界。利権のおこぼれにあずかろうと執行部ベッタリで本来の責務など忘れてしまった市議たち。中身も魅力もない市長選の対立候補。当局におもねり大企業の顔色をうかがってばかりの地元メディア。学生アルバイト並みの取材力・問題意識しかないマスコミ記者。捜査能力の低い地元警察。 これこそが別府市民の真の姿なのである。そのトップ、象徴たる市長が、清廉潔白で立派な人物であるはずがない。 別府市民はそう遠くない将来、不正と疑惑だらけの浜田市政の実態を思い知らされるはずだ。そしてそんな市長、市政こそが市民自身の姿を映し出す「鏡」であることを認識させられるだろう。その上で自らが下した判断のツケを支払うことになる。その時、別府市民には本紙のことを、ほんの少しだけ思い出していただければ─と思う。
本紙報道について別府市民から批判があったのは先述の通り。浜田氏自身も当選直後、接戦となった選挙戦を振り返り開口一番「誹謗中傷にさらされた」と語ったという。
別府市長選 4選の現職・浜田氏(3)市長、市民の批判に反論する [2011年6月3日10:15更新]
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