「熱血漢」民主・大島氏が勇み足!?震災支援うたい政治資金パーティー [2011年6月22日10:24更新]

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大島九州男氏が開催した政治資金パーティーの様子(6月19日)民主党参院議員の大島九州男氏(比例代表)が、「東日本大震災復興・支援する集い」と銘打った政治資金パーティーを北九州市で開催、政治資金と被災者への義援金の両方を集めていたことが分かった。

同氏側は集まった資金の一部を日本赤十字社を通じて被災者に送る意向というが、一部関係者からは「震災に便乗した資金集めではないか」との批判が上がっている。

また、比例代表選出議員(全国区)が義援金を送る行為は、選挙区内での寄付行為を禁じた公職選挙法に抵触する恐れもある。



 

パーティーは19日、同市内のホテルで開かれた。仙台市議らによる被災体験報告(写真)や大島氏による現地活動の報告、さらに懇親会では猿回しや踊りが披露された。

パーティー券は1枚1万円で、今回の総収入は約350万円。大島氏側の説明ではそのうち7割が開催経費、2割を政治資金、1割を義援金に充てる予定だったという。

ある民主関係者は「震災の名を利用した資金集めと言われても仕方がない。適切な手法とはとても言えないのではないか。復興支援が目的ならもっと他にやり方があったはず」と語る。

 

民主県連きっての「熱血漢」として知られる大島氏。被災地復興にかける思いそのものは十分伝わってくるパーティーだっただけに、他者からの誤解を受けぬよう慎重に対応していただきたかった。