(09年6月号掲載) その上で「みなさんの将来への不安が大きい今だからこそ、われわれがしっかりするしかない」「自民が引き続き国政を担うことが大事」と訴えた(写真)。 だが博多駅前は休日ということもあって人通りが少なく、遊説カーを取り囲む人の多くは地元議員や関係者。足を止めて聴き入る人もまばらな上、客待ちのタクシーからは国会議員に対して罵声が飛んだ。 新代表の誕生で一気に攻勢に転じた民主党。だがこれを迎え撃つ自民党は、支持率アップの好材料に乏しいどころか依然党内でのごたごたが続く。麻生総理の盟友とされる鳩山邦夫総務相(6区)が日本郵政社長の進退をめぐり辞任。結果的に総理の求心力低下は避けられない状況となった。 博多駅前の光景は、こうした厳しい情勢を如実に示していた。 そんな自民だが、不安要素は地元にも燻っている。いや、むしろこちらの方が重大な問題と言うべきか。国会議員の選挙を支えるはずの県議らによる「謀反」である。 自民県連が先月末に発表した新体制では、県議である新宮会長が続投。さらに同県議団の「影の実力者」蔵内勇夫、吉原太郎両県議も顧問として名を連ねた。「蔵内氏らの影響力がさらに増大したのは間違いないでしょう」(政治担当記者)。 07年5月、県連会長ポストをめぐって一部の国会議員と地元議員の間に軋轢が生じた。その後も総裁選などことあるごとに両者は対立、争いはエスカレートし修復不能の状態に。有力県議からは「(国会議員は)次の選挙で落としてやる」といった物騒な声が上がっているのは既報の通りだ。 「県議選などでは野党と裏で話をつけて『すみ分け』をすればいい、別に国会議員はいなくてもいい─というのが連中の本音です。『国会議員がいなければその分、地域の首長や行政関係者、各種業界は自分を頼るようになる』と言い切る輩までいます」(同)。 麻生総理をはじめ閣僚経験者、派閥の領袖といった実力者が顔をそろえる福岡。だが実情はまさに「内憂外患」。ベテラン議員たちの運命は風前の灯火なのだろうか。
民主・鳩山代表が福岡入りした同じ日の午後、JR博多駅前の広場に停められた自民の遊説カー。その上には地元選出の国会議員、山崎拓(2区)、遠藤宣彦(1区)両氏が上がり、与党としての実績や北朝鮮問題について持論を展開。
一気に総選挙モードへ(2)自民党の一部議員は「内憂外患」 [2009年7月1日12:46更新]
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県連幹部ポスト占めた自民県議

