参院選福岡選挙区 直前情勢(1)新内閣発足で民主現職は安泰 [2010年6月28日11:08更新]

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(10年6月号掲載)

第22回参議院選挙が今月11日、投開票を迎える。

福岡選挙区(改選数2)では2現職を含む7人が立候補を表明、一時は全国屈指の激戦区として話題を呼んだ。

だが今月に入り鳩山由起夫前総理が辞任、新内閣が発足したことで急降下していた民主党の支持率がV字回復。さらに自民党と公明党が県内で選挙協力を結んだことで過去3回同様、民主と自民で議席を分け合うことになりそうだ。

民主と社民党の相乗り推薦候補は、社民が連立を離脱した影響もあって苦戦、結果によっては民主県連執行部の責任問題に発展する可能性も。また、急速に支持を伸ばすみんなの党がどれだけの票を集めるかも注目される。



新内閣の支持率回復    

「これまでの8カ月間、民主党は数々の改革を成し遂げてきた。それを止めてはならない、1つ1つ進めて行かなければ」。6月10日、直方市内で開かれた同党県連8区(飯塚市など)総支部主催の決起集会(写真)。ラガーシャツ姿の大久保勉氏は約200人の支持者を前に、こう力を込めた。 

集会で演説する民主党の大久保勉氏

国民の期待を受けて昨年9月に発足した民主連立政権。だが鳩山総理(当時)や小沢一郎幹事長(同)に「政治とカネ」の問題が噴出し、さらには沖縄の普天間基地問題をめぐって迷走を続け支持率は急落した。

「有権者の反応は極めて厳しい」「街頭演説をしていて、歩行者から殴られるのではないかと思ったこともある」。参院選が近付くにつれ、民主関係者からは口々に不安や弱気な言葉が漏れた。 

だが6月に入って鳩山総理と小沢幹事長が辞任。いわゆる「小鳩体制」が終焉を迎え菅直人氏が総理に就任すると、新内閣の支持率は一時、マスコミ各社の世論調査で軒並み60%台まで一気に回復した。

あるマスコミ記者は「これで大久保氏はほぼ安泰でしょうね」と見る。

(続く)