公金支出差し止め求め提訴 鹿児島・産廃処分場計画で反対派(1)

(11年7月号掲載)

抗議行動をする反対派住民鹿児島県(伊藤祐一郎知事)が同県薩摩川内市で計画している産業廃棄物管理型最終処分場の問題で、建設に反対する地元住民ら10人が「用地の賃借代金が高額過ぎ、違法かつ不当だ」などとしてこのほど、公金支出差し止め訴訟を鹿児島地裁に起こした。 

同県環境整備公社は施設建設の着工日を7月11日としていたが、当日は反対派住民約100人が現地に集結、共同企業体(JV)による現場作業は見送られた。混乱を避けるためと見られ、同14日時点でまだ工事は始まっていない。 

反対派住民は着工を待って、建設差し止めの仮処分申請を行う方針。「反対運動は伊藤県政のあり方を正面から問うものになる」と本紙が指摘して2年あまり、ついに本格的な法廷闘争を迎えた。 


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辛子明太子業界

(11年7月号掲載)

昭和の話で恐縮だが、当時、手軽な博多土産といえば「鶴乃子」や「にわかせんぺい」、「名菓ひよ子」といったお菓子類が主流であった。

だが東海道新幹線が福岡まで延びた頃から「辛子明太子」が郷土の名産品として認知され始め、今では大手だけでなく老舗料亭や飲食店なども参戦、大小のメーカーがその味と品質を競い合っている。

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警固交差点の大型パチンコ店撤退

(11年7月号「福博噂話」掲載)

けやき通りと大正通りとが交わる福岡市中央区の警固交差点。その北西側角、清水建設九州支店の跡地にあった21世紀グループのパチンコ店「CORE21 AKASAKA」を、福岡都市圏でパチンコ店「プラザ」を展開する「宣翔物産」(博多区)が買収した、との情報が飛び込んで来た。

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心の傷付いた人たちがものづくりで心を癒す「わくワーク館」

(11年7月号掲載)

木のおもちゃや多彩な木工キットなどものづくりをしながら傷付いた心を癒し、それに打ち込むことで職業訓練ともなり、社会への一歩を踏み出す。そんな考え方で地道に活動する障がい者施設が博多の街の一角にある。福岡市博多区神屋町、昔の博多の雰囲気が残る街にある小規模作業所「わくワーク館」だ。 

わくワーク館の取り組みは多種多様。温かみのある木のおもちゃづくりに打ち込む人や、抽象的な造形作品に取り組む人、木工工作キットの部品となる木型を切り抜く人、ペーパークラフトに取り組む人、パソコンでホームページに没頭する人。

さらに近くの第二作業所(同区対馬小路)では弁当やクッキーづくりなど、全部で20人ほどの人が思い思いの作業に取り組んでいる。 


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放言騒動の真相は? 引責辞任の松本龍・前復興担当大臣(2)

(11年7月号掲載)

陳謝する松本前大臣(NNNニュースより)松本龍氏を長年支援してきたある人物は「口調から親分肌と受け取られることも多いが、実際には控え目で非常にシャイな人柄。もっと我を通した方がいいのではとイライラすることもあった。あんな発言はとても考えられない」 

また、福岡の大手紙記者は「荒っぽい言葉で報道陣に対応することもあったがそれも気心の知れた相手に対する彼なりの親愛の情です。一連の言動は確かに、彼のキャラクターからするとギャップを感じますね」 

そのためか、こうした放言は「菅総理を退陣へ追い込むためにわざとやったのではないか」と、複数のメディアが「倒閣自爆テロ説」を唱えたほどだ。


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放言騒動の真相は? 引責辞任の松本龍・前復興担当大臣(1)

(11年7月号掲載)

陳謝する松本前大臣(NNNニュースより)東日本大震災に絡み、被災地首長らへの「放言」で辞任に追い込まれた松本龍・前復興担当大臣(福岡1区選出)。

その発言内容や態度がマスコミで取り上げられると被災地や永田町だけでなく地元福岡でも大きな反発を呼び、同氏の事務所には抗議のメールや電話が殺到したという。 

一方で、松本氏をよく知る人物からは一様に「あんなことを言う人ではないのだが」と戸惑いの声が。様々な憶測が飛び交う中、関係者の証言を集めた。


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【お耳拝借!】まずは今できることをやろう

映画「アリ地獄のような街」上映会より NGOエクマットラ顧問 渡辺大樹氏
(11年6月号掲載)

NGOエクマットラ顧問 渡辺 大樹氏

とにかく現地に行って考えよう、行けば何とかなる。予備知識はできるだけ持たない、言葉もほとんど分からない、そんな状態で単身バングラデシュに渡って、8年半がすぎました。 

NGO「エクマットラ」をダッカ大学の仲間達と立ち上げたのが2004年。ストリートチルドレンを支援する活動を始めました。青空教室を開いて一緒に遊んだり歌ったり。それから家がない子のために共同生活の場「シェルターホーム」も作りました。

現在は、子ども達が自力で生きていくのに必要な技術を身につけるための教育支援施設(エクマットラアカデミー)を設立しようと、日々奔走しています。


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再生への道のり

近代都市機能を完備した観光地として1992年に華々しくオープンした「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)。当初の過大な投資が重荷となって苦しい資金繰りを強いられ、紆余曲折の結果、地元行政の協力もあって旅行会社「エイチ・アイ・エス」(東京)に経営が委ねられた。

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暗礁に乗り上げるか?別府・浜田市政(2)思想・良心の自由ないのか

(11年6月号掲載)

別府市役所以上の2件は「自分を応援しろ、言うことを聞け、さもなければ痛い目にあわせてやる」と、市民や市職員を政治的圧力やその地位によって強制的に従わせようとする浜田市政の本質を端的に示すものだ。

わが国の憲法で定められた思想・良心の自由(19条)はどうも、別府にはないようである。 

市長選の直前、4月12日に開かれた、地元建設業界団体の会合。浜田市長は「『公正・公平』の思いをこれまで間違っていたと気付いた」と切り出した


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暗礁に乗り上げるか? 別府・浜田市政(1)選挙運動疑惑で刑事告発

(11年6月号掲載)

別府市役所4月に行われた市長選で浜田博氏の4選が決まった大分県別府市。選挙後、浜田市長が記者会見で1市民を恫喝する発言をしたこと、また市役所ぐるみで市長の選挙運動を行っていた疑惑を、本紙5月号や地元メディアが報じたが、6月議会ではこれらの問題について一部の議員が浜田市長を追及することになりそうだ。

さらに選挙運動疑惑については市民が「市職員らの行為は公職選挙法で定められた公務員の選挙運動などの制限に違反する」などとして2副市長、市職員労働組合幹部らを刑事告発する準備を進めている。

厳しい選挙を勝ち抜いて船出した「浜田丸」。いきなり暗礁に乗り上げるのか・・。  


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大手の横暴 許さない 天神プレイスめぐる訴訟から(2)

(11年6月号掲載)


天神プレイス(福岡市中央区今泉)

大成建設は「もっと高く買ってほしい」と求めたがやずや側はこれを拒否。それでも売却先はやずや以外には見付かりそうもなく、これ以降、大成は山本氏抜きでやずや関係者と会うようになったという。 

最終的には44億円で折り合いがついたものの「私を外して手数料を浮かせればその分、損失が補てんできる。要するに大成は自社の利益しか頭にないのです。

売却先を紹介し交渉したのが私であることは事実であり、それでも手数料を支払わなくていいのであれば、われわれ不動産業者に死ねと言うのと同じです」


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大手の横暴 許さない 天神プレイスめぐる訴訟から(1)

(11年6月号掲載)

天神プレイス(福岡市中央区今泉)福岡市の中心部、中央区今泉1丁目にある複合商業施設「天神プレイス」(写真)。この売買をめぐって起こされた訴訟が、不動産業界など関係者の関心を集めている。 

「大手企業の横暴や、でたらめな判決がまかり通れば、われわれは死ねと言われたのと同じ」。一審で敗訴した原告の不動産業者はこう憤る。「他の業者のためにも、戦っていく」 

この不動産業者の証言を元に、訴訟で浮き彫りになった問題点をまとめた。 


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