新福岡市長 自らの意志貫けるか(1)すでに議員間で綱引き

(10年12月号掲載)

当選確実となり取材に答える高島宗一郎氏(11月14日)昨年11月の福岡市長選で擁立した候補が勝利した自民党。市議会で4年間野党に甘んじ、昨夏の衆院選では多くの国会議員が落選。それから一転、久しぶりの朗報に多くの関係者が喜びに沸いた。 

その余韻が残る中、早くも県議や市議の間で新市長をめぐり激しい綱引きが。その背景には、現職衆院議員が不在となった「空白地帯」福岡市の利権をめぐる思惑がある─と指摘する声も出ている。 

「保守系市議の傀儡(かいらい)になるのではないか」。若き「素人市長」は、今後の市政運営を危惧する周囲の雑音を、封じ込めることができるのか─。


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えびす銭

年末から日本列島は厳しい寒波に襲われた。初詣の神社への参拝客は例年に比べ少なかったようで、8日の初恵比須から始まる東公園の十日恵比須神社の正月大祭も、あまり天候にも恵まれなかった。

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民主県連 代表交代劇の内幕(2)「辣腕」元幹事長 復権

(10年12月号掲載)

民主党県連大会で挨拶する新県連代表の野田国義氏(10年11月27日)関係者の証言を総合すると、常幹の冒頭、ある国会議員から福岡市長選に関して古賀一成氏の責任を問う動議が出され、多くの出席者がこれに賛同。辞任を迫られた古賀氏はこれを受け入れざるをえなかったという。 

その上で後任を誰にするか話し合いが持たれた。古賀氏と近いとされる2人の国会議員から楠田大蔵衆院議員の名が挙がったが、その他は野田国義氏を支持。

事前に周到な根回しが行われていた模様で、問題なく同氏が選ばれたという。 


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民主県連 代表交代劇の内幕(1)実態は事実上の更迭

(10年12月号掲載)

民主党県連大会で挨拶する新県連代表の野田国義氏(10年11月27日)昨年11月の福岡市長選で推薦した現職が惨敗した民主党。同党福岡県連の新代表にこのほど、野田国義衆院議員が就任した。

前代表の古賀一成衆院議員は市長選敗北の責任を取って辞意を表明、全員一致で新代表を決めたとされるが、それはあくまで表向きにすぎない。

昨年秋の発足直後から燻っていた古賀執行部に対する県連内の不満が爆発した、いわばクーデターというのが実態で、「古賀氏は政治生命の危機だ」と見る関係者も。

一方、来春の統一地方選での躍進が至上命題となる新執行部に、辣腕で知られる元県連幹事長S県議が「再登板」。菅内閣の不人気などで低迷する現状からの巻き返しを目論むが─。


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自民県連に何が? 知事候補「ほぼ決定」一転、白紙に 

(10年12月号掲載)

福岡県庁今春に控える福岡知事選で、自民党が元通産官僚の擁立を検討していると昨年、一部マスコミが報道。だがその後、同党県連内から激しい反発が起き、事実上の白紙状態となってしまった。 

昨年11月の福岡市長選で擁立候補が圧勝、勢いを取り戻した感のある自民。だが知事選候補をめぐるごたごたは、国会議員・県議間の対立構図をあらためて浮かび上がらせる形となった。 


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「まず移転ありきだ」住民反発(2)いまだに「西原市長の私的案件」

(10年11月号掲載)

民間病院の移転先として浮上しているみやま市高田支所「ヨコクラ病院」(みやま市高田町)からの嘆願書(今年9月)を受け、西原親市長は11月6日、「庁内討議や議会に諮る前に、市民の声を聞きたい」として「私的」に地元区長25人との意見交換会を開いた。私的としながらも、契約検査課の職員数人も同席していたという。 

意見交換会に出席した関係者によると、区長からは「高田支所の機能はどうなるのか」などと不安視する声が相次いだ。

「売却するとしても敷地全体の価格、庁舎の残存価格は一体いくらなのか」との問いに西原市長は「算出してない」

そして「(病院に支所敷地全体を売却することで)監査請求を受けた場合、(庁舎の残存価格が)1億円くらいなら私が払う」と答えたという。 


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「まず移転ありきだ」住民反発(1)みやま市の民間病院移転計画で

(10年11月号掲載)

民間病院の移転先として浮上しているみやま市高田支所旧山門郡の瀬高町・山川町と旧三池郡高田町が合併して発足したみやま市(西原親市長)で、民間病院の移転計画をめぐり一部住民から反発の声が上がっている。

この病院は同市高田支所(旧高田町役場、写真)敷地内への移転を希望しているというのだが、同支所では現在も業務が行われており、病院を建てるとなれば行政機能を別の場所に移すなどの措置が必要。

ところがこういった点はまったく検討されないまま、「まず移転ありき」で話が進められていると言うほかない状況だからだ。

「市長の独断だ」「裏で病院や建設業者などと結託しているのでは」。納得できない住民の間では、西原市長の手法に対して不満が募っている。


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柳川市議会で新会派立ち上げ(2)談合・密室政治からの脱却目指し

(10年11月号掲載)

柳川市議会の様子「田中氏の議長復帰を許せばわれわれ議会は市民の笑い者になる。そんな思いを共有する6人が自然発生的に集まったのです」

新会派「柳川市民クラブ」代表の矢ケ部広巳議員は、こう語る。

「選挙という市民の審判を経たとはいえ、あれだけの騒動を起こした田中氏を、絶対に議長にしてはならない。それには与党会派を離れるしかない、と」  

議長選ではとりあえず当初の目的を達成したわけだが、今後について矢ケ部氏は「現在の市議会はあまりにひどい。本来の議会の役割を取り戻すべくがんばりたい」と意欲を見せる。 


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柳川市議会で新会派立ち上げ(1)議長選 ドタバタ劇の舞台裏

(10年11月号掲載)

柳川市議会の様子10月の選挙を経て新たなスタートを切った柳川市議会で、大きな動きがあった。「今の議会はどうしようもない。本来あるべき議会・議員の役割を取り戻そう」と、与党会派の約半数に当たる6議員が、新しい会派を立ち上げたのだ。

同市議選では、暴力事件を起こして辞任した元議長がトップ当選(10月号既報)。元議長は同月末に行われた議長選で復帰を狙っていたとされるが、与党会派が割れたことで頓挫。早くも「新会派効果」が現れている。

07年以降、柳川市政の問題を取り上げつつ、議会についても批判してきた本紙としては、新会派立ち上げを歓迎するとともに、今後の活動に大いに期待したいところである。


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【お耳拝借!】引きこもりは脳の栄養不足!?

ひきこもり支援相談講演会より栄養療法専門クリニック院長 溝口徹氏(10年11月号掲載)

栄養療法専門クリニック院長 溝口徹氏

今や社会現象となった子どもや若者の引きこもり、不登校の問題。学校でのいじめや親子関係のトラブル引き金になるケースが多いものですから、心の問題と考えている方が多いと思います。 

ですが実は、食事や栄養不足が原因であるケースも相当あるのです。 

子どもは大人が考える以上に、いろんな事で悩んでいるもの。私も小さい頃はアトピーや肥満で悩んでいました。中学生になると不安を抱く傾向が強まるとのデータもあります。 

成長期の子どもは栄養の影響を直接受けます。そういった大切な時期、子どもたちが一体何を食べているか、ご家庭でしっかり把握されているでしょうか。

今日は食事と栄養が脳、そして心に及ぼす影響についてお話したいと思います。 


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福岡市議選

11月の市長選で当選した高島宗一郎新市長が初めて迎える市議会の12月定例会が、昨日から始まった。新市長の所信表明が行なわれたが、選挙で市長を支援した自民・公明・みらい福岡が過半数を占めるために野次も飛ばず、静かな幕開けとなった。

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